「令和版 男はつらいよ 母さん篇」こんにちは、母さん Cybercatさんの映画レビュー(感想・評価)
令和版 男はつらいよ 母さん篇
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下町で足袋屋を営む母さんの家の店先、居間、台所、二階の部屋が主な舞台である。その息子、別居中の妻、孫娘、近所の人々、息子の友人が、帝釈天の団子屋の如き趣で人情的やり取りを繰り広げる。但し恋をするのは母さん。息子は平成的な複数の事情で苦悩を抱えている。近くの相撲部屋の力士が足袋を買いに来てたり、ちょい役で交番のお巡りさんも出る。下町の空襲の記憶から逃れられない老人の凛とした生き様が描かれたりもする。たっぷりと山田監督ワールドを新作で堪能できる。母さんの恋のほろ苦い行方もグッ来て泣ける。
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みかずきさんのコメント
2023年9月13日
はじめまして、みかずきです
設定は現代でしたが、仰るように、昭和テイスト、男はつらいよペイストの山田ワールド全開作品でした。
山田洋次監督は、日本人、特に昭和世代の心情を熟知しているので、作品を観ている時の居心地が良いです。心が和らぎ、温かくなります。安心して観ることができます。
山田監督も90歳を越えました。あと何作の新作を観られるか分かりませんが、一作一作を大切に鑑賞したいです。
では、また共感作で。
ー以上ー