劇場公開日 2023年9月1日

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「山田洋次監督の演出はほのぼのする」こんにちは、母さん 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0山田洋次監督の演出はほのぼのする

2023年9月9日
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鑑賞方法:映画館

映画本編始まる前に地声でしゃべっていたおばさんの声が耳障りで早く黙ってくれないかなと思っていたら、その前の席のおっさんが「うるさいよ!」と一喝して、静かになった。注意する方も勇気いるので、注意される前に自制しましょう、映画館は公共の場です。

さて、レビューですが、令和の時代に、女子社員の肩に手を置くのはセクハラですって撮影現場の誰も指摘しなかったのかなと思うと、山田洋次監督にモノ申すひとがいないのかと思ったりした。まさに昭和の時代の会社風景。

吉永小百合が下町の足袋屋さんを営む老婦を演じて、まるで、寅さんのようでした。大泉洋演じる息子との掛け合いも妙があってほのぼのする。永野芽郁は感情表現が豊かで好きな女優で、娘役を演じているのもこの映画を観たいと思った理由のひとつ。

山田洋次監督の演出、カット割りの風景は寅さんから脈々と続く下町風情を映したもので、暖かい気持ちになる。

菜野 灯