「明日のパワーをもらえる作品」こんにちは、母さん キャンティレバーさんの映画レビュー(感想・評価)
明日のパワーをもらえる作品
映画館の席に早めに着いた。近くの席の私より早くきた女性が、水筒とお芋のお菓子を召し上がっていた。きっと楽しみに準備してきたんだろうなぁ。周りを見渡すとほぼ満席。年齢層高め。期待度はぐんとあがる。
始まってすぐ、役者さんの言葉がかなり丁寧に話されてることに気づいた。何を言っているかわからないシーンがない。見る人に優しい映画だと思った。
内容は、下町のお母さんと息子の日常の話がメインだが、映画に出てくるひとりひとりにドラマがあって細かい感情が分かりやすく丁寧に描かれていた。吉永小百合さんは面倒見の良いお母さんで、お母さんあるあるを小出しにしてくる。さりげない動きや動作が、日常で繰り広げられているが、ふと自分の母もこれやってたなと思うと急にせつなくなる場面があり、気づけば私も家の中にいて、家族の一員になってるような気分であった。
女性として、人として、誰もが思う人生の不安を感じながらも日々を輝いて生きる主人公にハートをわしづかみにされます。
エンドロールも真っ暗じゃなくて、少しバックが明るくてこれも配慮かなと思った。終わったあとのお客さんたちは皆さんパワーをもらってキラキラしていたように感じられました。全世代の方に観てもらいたい作品です。
キャンディレバーさん、フォローありがとうございます。
私の方からもフォローさせて頂きます。
私、10年位前から、キネマ旬報、kinenote、Yahoo映画レビューなどに映画レビューを投稿しています。現在の目標は、2回目のキネマ旬報採用です。こちらのサイトには昨年2月に登録しました。
宜しくお願いします。
本作の感想は、先日、キャンディレバーさんのコメント欄に書きましたが、少し追加します。
山田洋次監督も90歳を越えました。後何本、山田監督の新作を観られるか分かりませんが、一本一本を大切に鑑賞してキッチリとレビューに書き残したいです。
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はじめまして。みかずきです。
宜しくお願いします。
仰る様に、丁寧に分かり易く作られた作品だと思います。
曖昧な所は皆無で、自然に作品世界に入れて、
作品世界の居心地も良かったです。
いまどきのシビアな話題も盛り込んでいますが、
落しどころが上手いので、全編、心穏やかに観ることができました。
映像表現のみで観客に委ねる作品が多い中で、
本作のような、観客に対して、丁寧、親切な作品は貴重だと思います。
山田洋次監督には、これからも、本作のような作品を期待したいです。
ー以上ー