劇場公開日 2023年2月24日

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「脚本、演出が酷すぎる」いちばん逢いたいひと ひとふでさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5脚本、演出が酷すぎる

2023年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

白血病の映画かと思ってたけど、犯罪者の再起の話だった…?

監督は何が撮りたかったのか。白血病の話は撮りたくなかったんだろうな。
それぐらい病気に関する描写が酷い。
・娘が白血病とわかっているのに病気に理解のない両親
・提供が確定していないのに提供者が見つかったと話す医者
・医者の話を最後まで聞かない母親
・娘が白血病で亡くなったのにドナー登録していない父親
・なぜか提供相手に会おうとするドナー(しかもこれが終盤の主軸)

最初に隣のベッドにいた子が辛辣な言葉を浴びせるところだけよかった。
あの子はどこにいったの…?
帽子とマスクで目しか見えないヨシ君に一目ぼれする11歳の楓は無理がありすぎる。
その後のコメディ描写は大学生の自主制作映画のノリなのか?
サスペンス風にしたりコメディタッチにしたりテイストが変わりすぎる。
劇伴も同じものを何度も使ってシーンと合っていないし、演出も古くて、わざとらしさと違和感の連続。免許の更新で見る講習ビデオのよう。
急に取締役会が開かれて解任される件は必要だったのか?警察が来て逮捕されるなら必要ないように思う。まして逃げる描写もいらない。結局自首するならなぜ逃げたのか?

その他
・夫が帰ってきてから自傷行為をする妻
・急に料理の才能を発揮するドナー
・陰湿すぎる田舎
・料理の腕はあるらしいのに田舎から出ていかないドナー

私は骨髄バンクに登録していますが、この映画が骨髄バンクの啓蒙につながるのか甚だ疑問。
上っ面だけの話で何も響かなかった。演者の方は頑張ってる人もいたのでそこだけは評価。
観ているこちらが恥ずかしくなるような映画だった。たまにはこういうのもあるか…

ひとふで