「この映画を通じて、いわゆる難病患者さんに対する理解等が深まれば、と思える作品。」いちばん逢いたいひと yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画を通じて、いわゆる難病患者さんに対する理解等が深まれば、と思える作品。
今年64本目(合計716本目/今月(2023年2月度)30本目)。
いわゆる「急性骨髄性白血病」をテーマにした映画です。
ドナーをみつけて手術しない限り治らない病気で、そのドナー探し、そして、後半はそのドナーとなってくださった方を探す、というストーリーになります。しかしその「ドナーとなった方」にもいろいろ秘密があって…というストーリーです。
映画としてはどうしても難病への啓発という部分にウェイトをあてた部分があることと、「若干ながら」ご当地枠(広島県枠)という部分があるので、その理解がないとわかりにくい部分はありますが、どちらも一般的な理解で足りるようになっています。
映画の趣旨的に上記に「ドナーとなってくださった方の秘密・その方を探す(成人した)主人公の動き」という部分が論点になりますが、そこはネタバレになるので避けておきましょう。
他の方も書かれていた通り、この映画を通じて、本難病や他の難病、あるいは重度身障などの方への理解が深まれば、というところです。
また、この映画は広島県では1週間早く公開されたとのことですが、上述通り「地元枠」であることにあるようです(いくつか、広島県内の市町村が出てきます)。
※ なお、独特とされる「広島弁」に関しては多少見られるものの、そこまできつくはなく、一般の標準語のレベルで聞き取ることができます。
採点にあたっては特に減点要素とする部分はないのでフルスコアにしています。
このような映画によって難病等の方、あるいはドナー制度等の理解が深まれば、と思っています。
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(減点なし/参考/映画の舞台)
・ 映画の舞台は「府中市」という広島県の市です(人口3.3万人)。岡山県に近い位置にあります。広島県にはこれとは別に「府中町」という「町」もあります(人口5.5万人)。実は「市と町の違い」がありながら、後者のほうが人口が多いのです。マツダがあるところで税収がかなりあることから「町として存続する、広島市とは合併しない」ということを貫いているところです(地理上は、広島市に完全に囲まれています)。
※ 上記の通り、マツダからのかなりの税収があるため、非常に「リッチな町」であり、広島県最大の映画館「バルト11」もここにあります。
これと「府中市」は全然違いますので(位置も全然違います)、この混同には注意です。
(映画内には「府中町」は出ませんが、県民や県民出身者でもこの2つがごちゃごちゃになっている方はそこそこいます)
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