ほの蒼き瞳のレビュー・感想・評価
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重厚なミステリーの傑作
スコット・クーパー X クリスチャン・ベール‼︎
1830年、ニューヨーク州ウェストポイントの陸軍士官学校で起きた殺人事件。
クリスチャン・ベール演じる著名な元刑事とハリー・メリング演じる若き日のエドガー・アラン・ポーが真相をさぐる。
これは悲劇のつづれ織り。“Pale Blue” というより “Dark Blue” なイメージの重厚なミステリー。
傑作だった。
推理が面白く、どんでん返しもある
1830年のある冬の日。米ニューヨーク州ウェストポイントの陸軍士官学校で、ひとりの士官候補生が首吊りで死亡し、安置所で遺体から心臓がくり抜かれた。存続の危機だった学校の幹部は、体裁に傷がつくことを恐れ、事件をひそかに調査するため、引退していた元刑事ランドーに真相解明を依頼した。調査を進める中でランドーは、詩を愛する変わった士官候補生のエドガー・アラン・ポーと出会い、2人で事件の真相に迫っていき、ついに殺人犯を追い詰め・・・という話。
めでたしめでたし、かと思ってたら、最後に、エドガー・アラン・ポーが、真犯人を推理するというどんでん返しが面白かった。
小説家のエドガー・アラン・ポーの若き日の推理も観れて満足だった。
それと、医者の娘役のルーシー・ボーイントンが狂気の美しさだった。
クリスチャン・ベール良かった
辿り着いた真実は…
陸軍士官学校で士官候補生の変死体が発見されたことから、秘密裏に捜索を依頼された元刑事の男が真相を求めていくが・・・といった物語。
非常に重厚で心に重くのしかかるミステリー作品。
序盤から死体のウゲゲな描写。。
終始陰鬱な空気に、雪に覆われた大地の雰囲気も相まって物語はしんしんとしたイメージ。
登場人物は誰もが怪しげで、いったい誰が犯人なのか予想が立てられない。
ミステリー作品は好きだし、こまかな伏線やヒントっぽいものが散りばめられているようで色々考察したくなるが、とにかく終始テンションが低く、もう少し起伏が欲しい所。
そんなこんなではありましたが、いよいよ物語が動き出してからは溜まった鬱憤が一気に吹っ飛んでいくような超展開‼成程、科学の力では・・・か。。
とにかく、色々と考えさせられますね。
何かに縋りたい気持ちとかはわかりますが・・・。とは言え、その誤った決断でも、大切な人の為になるのだったら。。さらに言えば、僅かな希望でさえそこにしか残されていないのなら・・・。
また、人を愛する気持ちって一歩間違えれば本当に怖いですね。
こんな目に遭わされても、それでもその名を叫ぶ姿に少し戦慄が走った。
神なり悪魔なりを崇拝する気持ち以前に、これは本当に恐ろしいなと…。
そしてさらに待っていた真実。哀しすぎますね。勿論褒められたもんじゃないですが、こんな奴ら、これで良かったんだよと思ってしまう自分にも怖さを覚えてしまった。
あまり細かくは書けませんが、中盤までの静かな展開から一転、予想のつかぬ展開に何度も騙されて、よきミステリー作品を観たな~って感じでした。
それでも、やはり前半の一定したテンションの低さと画面の暗さが☆‐0.5くらいしちゃっているかなといった印象。まぁもともとネトフリで、TVで観る向けの作品だし、ある程度は仕方ないのかな。
とは言え、そこを差し引いても大いに満足できました。
心にズンと重くのしかかる狂おしさに満ち溢れた作品だった。
劇場にかけてくれてありがとう🙏🏻
娘を持つ父にとっては、心が締め付けられる
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