「【”断崖で見つめるのは、ほの蒼き君の瞳・・”S.S.Van Dineのような古典推理小説好きには堪らない、枯れた風合良くも哀しき作品。】」ほの蒼き瞳 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”断崖で見つめるのは、ほの蒼き君の瞳・・”S.S.Van Dineのような古典推理小説好きには堪らない、枯れた風合良くも哀しき作品。】
クリックして本文を読む
ー この作品は、クリスチャン・ベールが「ダーク・ナイト」シリーズで身に纏った哀しき風合を、彼が演じた元刑事のオーガスト・ランドーに被せた形で、枯れた演技で魅せる所が、一番の魅力であろう。-
◆感想
・1800年代のアメリカの士官学校の闇が背景にある作品である。
・リロイ・フライという士官学校生が、心臓を繰り抜かれた姿で見つかるオープニングから、推理は始まる。
雇われたのは、元刑事のオーガスト・ランドー。
そして、彼のアドバイザーになって行く、エドガー・アラン・ポーという名の士官候補生。
ー だが、この時点で、観る側は原作者の罠に嵌っている・・。-
<途中で気付いてしまったのであるが、今作は「そして、誰もいなくなった」の愛娘への行為への復習バージョンである。(えーっと、ネタバレ有にしなくっちゃ・・。)
されど、今作が魅力的なのは、圧倒的なクリスチャン・ベールの枯れた演技と、時代考証の素晴らしさに尽きると思った作品である。
面白かったなあ。>
コメントする