「SFスリラー要素を盛り込んだラブストーリー」ファイブ・デビルズ カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
SFスリラー要素を盛り込んだラブストーリー
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革新的なイメージがあるフランスの田舎町の保守的な雰囲気も感じることができ、結構面白く観ることができた。
難しいように思えるが、タイムリープで戻った地点も時系列通りだったり、ストレートな表現も多く素直に見るとわかり易い話ではないかと思う。
タイムリープはあくまでも過去を説明する手段でベースはラブストーリー。
ただタイムリープによって事態が変わってしまうこと以外は・・・。
田舎町の父子家庭で育った女の子が都会(パリ)から転校してきた女の子に惹かれ、元々抱いていた現状から逃げたいという気持ちもあり、同性愛に理解がありそうな都会(マルセイユ?)へ一緒に行こうとするが、ある事件が起き結局地元に残ったまま本当に好きなのかどうかわからない相手と家庭を持ち鬱屈した日々を送っていたところ、かつて好きだった相手と再会してしまうといったお話。
タイムリープについては、ジュリアのみがタイムリープしたヴィッキーを見る事ができ、ジュリアに関する匂いを嗅ぐ事で能力を発揮できるということからも、ジュリア、ジミーの家系による能力であることが何となく想像がつく。
それを踏まえると一切説明が無い最後に出てきた女の子は将来のヴィッキーの娘、もしくはジミーとナディーヌの娘であろうかと考えられるが、どちらなのかはご想像にお任せしますという感じ。
主演は「アデル、ブルーは熱い色」のアデル・エグザルコプロスだが日本人好みの可愛い感じが良いが、高校生役でも母親役でもしっかりとハマっており上手な役者さんだなあと思った。
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