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映画レビュー
年輪を重ねた人間の力強さに圧倒されます
前半は脊椎手術の失敗で下半身不随となった往年のスター歌手リー・ペイチンの日常生活やリハビリを、後半は大ベテラン俳優チャン・フォンが学校や森の中を散策する様をじっと見つめる作品。何十年も地味なリハビリに励むかつてのように歌うことを諦めないリー・ペイチンと、深い皺が刻まれた存在そのものが台湾の文化史であるかのようなチャン・フォンをそれぞれ月と樹になぞらえたのではないかと勝手に想像します。直接的には何も語られませんが年輪を重ねた人間の力強さに圧倒されます。
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