「映画好き少年と家族のごく普通のお話」フェイブルマンズ Cディレクターシネオの最新映画レビューさんの映画レビュー(感想・評価)
映画好き少年と家族のごく普通のお話
出来るだけ脚色しないようにしたとスピルバーグ本人が語る通り、映画好き少年が映画監督を目指すまでを描いた、ごく普通の家族のお話です。処女作の激突!を撮るあたりまでの話だと思ってたので、ちょっとがっかり。あまりエンタメの要素はありません。
広く知られているようにユダヤ系の家庭に生まれ、差別と家庭の不和に苦悩する様がリアルに描かれる。そんな彼を支えたのは映画作りのへクリエイティブ。才能を開花させ、友人たちと作品作りに没頭する様は、楽しかったです。僕も子供の頃、ハイエイトの8ミリフィルムをセロテープで繋いだりしたので(笑)懐かしかったなー。
母親役は、マンチェスター・バイ・ザ・シーの名演が見事だったミシェルウィリアムズ。今作も抜群の存在感です!デビッドリンチ監督がカメオ出演してるラストシーンの名言は、映画作りの指針になっていたんだね。
監督を目指す過程を描いているので、映画創りへのカタルシスは日本アカデミーで作品賞にノミネートされているハケンアニメの方が強く感じた次第です😊
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