「スピルバーグ監督の原点を通して訴えるメッセージとは」フェイブルマンズ あささんの映画レビュー(感想・評価)
スピルバーグ監督の原点を通して訴えるメッセージとは
スピルバーグ監督ができるまでの少年期から青年期にかけての物語。
衝撃的だった映画体験
初めてカメラを持った時
家族との時間
アリゾナ、フロリダへの引越し
ユダヤ人として生まれた彼の葛藤や差別
いじめ
恋や失恋などなど、
スピルバーグが大人になるまでの出来事が綴られているけど、彼にとって最も衝撃的だった出来事は、家族でのキャンプの時のフィルムに映っていた母親の女の顔、父の親友で慕っていたオジサンとの関係性を知ってしまったことじゃないだろうか。
カメラを回さなかったら、編集していなかったら真実は知らずにすんだのに…
そして皮肉なことに、彼は歴史に名を刻む映画界の巨匠となった。
とはいえ、結局数年後には両親は離婚し、母は父の親友のペニーと一緒になったのだけど。
そんな母から得たことは
“心のままに生きること”
彼も大学を中退し、心のままに愛する映画の道へ進んだ。
そして本作は、映画と芸術へのオマージュでもある。
配信によって映画館や映画が転換期を迎えている今、『モリコーネ』や『バビロン』そして本作などが映画の尊さを訴えているようにも思える。
画もピアノの音楽も美しかった。
「地平線は下でも上でも美しい」
「真ん中に描いたらダメだ」
監督の最後の言葉、印象的だったな。
私もスピルバーグの母から学んだことがある。
我が家も食卓はテーブルクロスと紙皿にしよう!!面倒な後片付けの手間が省ける(笑)。
私の友人が河合優実のファンなのですが、『少女は卒業しない』と『ひとりぼっちじゃない』を同じ週に見て、ついでに『ある男』もどこかで見て、ひとりで〝河合優実マルチバース〟状態を楽しんでるそうです🤗
真面目な話、テーブルの後片付け方法、近いようによっては、教育にも繋がりますよね。
・お母さんの大変さが分かる。
・後片付けは食事を楽しんだ皆んなの共同作業なのだ。
・今なら、作業前に分別のゴミ箱を用意して、みんなで、コレはこちらだよね、などと話し合いながらリサイクルの仕組みも教える。
・当然ペットボトルのラベルも剥がしたうえで分別。
なんて、私も想像してました。
こんばんは🌆おはようございます。イイねありがとうございました。。テーブルクロスは合理主義ということですかねぇ。【持続可能な・・SDなんとかには合わないのかもしれませんが・・.】まさに映画館の転換期。大人向け作品が空席が目立つ今、映像の虚と実、残酷性を表現した好作品と思いました。😊