今年329本目(合計604本目/今月(2022年11月度)16本目)。
韓国映画を多く放送する映画館といえばシネマートですが、現在(11月13日時点)、第8波が忍び寄るとはされても映画館自体は結構混雑しています。
ただ、この映画は映画館で通常通り放映されると同時に、同時にシネマートのVODシステム(「おうちでシネマート」)にもうつっており、あまり公式(シネマート系列)も重視はしていないのかな…という印象はあります。
※ 通常は、コロナ事情など特殊な状況を除けば、新作がすぐに通常料金(1900円)に近い金額でVODに流れるということはあまりないので。
他の方も触れている通り、ストーリーとしての難はあまりないものの、もう1人の家族、妹さんはどうするの??という点(もっぱら主人公と母親の交流しか描かれていない)は気になりました。ここは賛否両論あると思いますが、妹さんが「積極的に」妨害する意味はないし、それまで描くと3時間コースなので(本映画は1時間50分程度)、ここは難しいところです。
また、韓国は日本の隣国で、法律なども民事/刑事訴訟法、懲罰に関するルール(死刑や懲役など)も似ますが、ストーリー的に刑事訴訟の話なのに民事訴訟の話をはじめたり(逆も同じ)、資格持ちはもちろん、そうでない方も(民訴刑訴ネタのドラマなんて昼ドラからしょっちゅうやっている通り)混乱する要素は…ありそうな気がします。とはいえ、究極論をいえば「刑事か民事か」でしかないので(行政事件訴訟は民事訴訟の一類型に過ぎない)、20パターンもあるというならまだしも「刑事か民事か」の2つしかないので(少年事件、家事事件などは除く)、混乱はしても「解釈が通らないならもう1つの解釈しかできない」点において、そこまで引くのか…という点はします。
こういった点、さらにそもそも論として「作話の範囲」であるため、どういう経緯をたどったのかの理解が難しく(行政書士の資格持ちでは多分このあたりが限界…)、途中から???な展開が続きます。
…といっても、映画の大きな筋である「(どんな息子であれ)親が子を思いやる気持ち」というのは日韓共通で、そこの点は理解できるので、減点幅も限定的かな…という気はします。
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(減点0.3) 結局上記の点(刑事・民事のいずれの話をしているのか理解しがたい)という点がこの映画、結構多くあるうえに「作話の範囲」なので調べようもなく、理解には一定の上限もあるものと思います(日本で適法に在住している、「韓国の」弁護士や行政書士など、一定程度「韓国の」法制度が理解できる、という方は少ないと思える)。
この映画はその点の理解がとにかく難しく、「いきなり描写ワープしてるの?」というくらいによくわからない字幕が出るので、一部の「法律ワード」は飛ばしたほうがよくなるくらいです。
(減点なし/参考) 韓国は日本と同じく刑務所制度などは日本の影響を受けたようですが、日本と違って「ある程度」開放的な制度であるようです。
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