「それでも故郷は素晴らしい」チーム・ジンバブエのソムリエたち Jaxさんの映画レビュー(感想・評価)
それでも故郷は素晴らしい
2023年新年1本目に鑑賞。
ワインのイメージのない国出身の難民4人が、クラウドファンディングで資金を調達し、ブラインドワインテイスティング選手権のためブルゴーニュへ向かう。
単なるワインテイスティングの話ではなく、難民としての彼らが持つバックグラウンドや、ブラインドテイスティングに挑戦するに至ったのかが描かれる。
内戦による混乱や貧困、経済破綻、ジンバブエが決して良い国とは思えないが、それでも故郷は素晴らしいと語る4人に共感できるかは故郷を離れて暮らしたことのある人により響くのかもしれない。
ドキュメンタリーのため、やや平坦なつくりなのは否めないが、映画にありがちなわかりやすい起承転結やカタルシスがない分、先が読めず面白い。
そして彼らの挑戦はまだ続いているのだ。
それにしてもなぜソムリエは男性ばかりなのか。味覚に男女差はないと思うのだが。
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