「すごく良いボウイのドキュメンタリー」デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
すごく良いボウイのドキュメンタリー
ブレットモーゲン監督によるボウイのドキュメンタリー作品。
ドキュメンタリー、それもミュージックシーンに強い監督なのですごい楽しみでした。
IMAXでの鑑賞でしたがこれが最高。
まずスクリーンに拡がる映像も、マスタリングされたサウンドも素晴らしいんですよ。
作りもこだわりが強く、通常のドキュメンタリーと違いストーリーテラーもボウイ自身。
構成が滑らかでそれはもうボウイのキャリアを描いたMVのようでした。
ファンなら目にしている懐かしい映像に初めて見る映像もあり、サイケデリックなコラージュを織り交ぜた映像は実に見応えがありました。
面白いカットがいくつも入るのですが、「エレファント・マン」や映画「戦メリ」「ラビリンス」も楽しかったです。
でも宝焼酎「純」のCMまで入れてくるとは思いませんでしたね。
こんなの日本人にしか分からないでしょう?いや、すっごい嬉しいんですけどね。
他にも色々わかってるのが随所に溢れ、☆に始まり☆で終えるのも良かったですね。ここら辺は本当モーゲン監督ならではでしょう。
エンドロールではやっとのように流れてくる「スターマン」、そしてその後に聞こえるボウイの言葉。どうしたって涙するってもんですよ。
すごく良いボウイのドキュメンタリーでした。
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