「様式を愉しむ映画」ウェスト・エンド殺人事件 SUZさんの映画レビュー(感想・評価)
様式を愉しむ映画
アガサ=クリスティのオリエント急行殺人事件を映画やドラマで何年かに一度のペースで見かけるのだが、あの意味が分からなかった。あれほど有名な作品を焼き直す必要があるのだろか?もちろん犯人も皆さんご存知の通りだし。
本作は、そうしたフーダニットな(犯人は誰だ!的な)芝居を上演中の劇場で、フーダニットな殺人事件が発生するというもの。事件解決に当たるのは、ベテランだけどどこか抜けてる警部と、一見ダメダメだけど切れ者の新米婦警のコンビ。よくあるよね?そういった凸凹コンビ。
そう、これは、誰が犯人かを見つけるフーダニットな映画ではなく、フーダニットな映画ってこうだよねーってシチュエーションを愉しむ映画なのだ。
映画はJALの機内上映で鑑賞。主演二人の軽妙な芝居で機内上映作としては十分楽しめました。
映画館で観てたら物足りなさを感じたかもしれないけど、、、
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