「マンシング可愛いですね」マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション ウェアウルフ・バイ・ナイト 杉本穂高さんの映画レビュー(感想・評価)
マンシング可愛いですね
56分の短い作品だけど、結構満足度の高い作品だった。クラシカルなホラー映画のテイストで、人間のハンターとモンスターがしのぎを削る。マーベル世界が表でこちらの世界は裏側という設定。モノクロ映像は『ワンダヴィジョン』の一話でもやっていたが、ディズニープラスでの配信となるとこういう実験的なことも試せるのかと、配信の良い面をもっと評価した方がいいなと思った。
人間のふりをしてハンター同士のデスゲームに参加した主人公のジャックは、モンスターの友達であるマンシングを助けるのが目的。モンスターは邪悪で狩られるべき存在という世界観で、人間同士が殺し合いをする中、モンスターが助け合うという構図の展開。マンシングも可愛いし、モンスターの方が人間らしい感情を持っているのではと思わせる展開が良い。
他のマーベル作品とのつながりはあまりなくて、独立した物語として楽しめるので、マーベルシリーズを追いかけていない人にもオススメ。
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