ファンタスマゴリー ザ・ゴーストショーのレビュー・感想・評価
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豪華だけど華はない
小川紗良さん、永瀬正敏さん、HYDEさん…HYDEさん!?なかなか凄いキャストたち。かなりクセの凄そうな作品だが、果たして…。
結論から言うと、よろしくはないよねっていうのが感想。渾身の、と言わんばかりに繰り出される突飛な演出は制作陣の自慰になっている部分も多い。京都もパリもあったもんじゃない。世界観を堪能するだけに終止する。ただ、それだったら全然スコアを下げるのだが、このキャストを揃えただけでも十分に成功と言えるのではないか。どうなるのか分からない高揚感、めちゃくちゃだけど工夫に富んだ唯一無二の世界観は単純に評価したい。
さて、肝心の中身はというと、良く分からない。自己肯定感の低いヒロインが変わっていく話ではあるが、そんなに低いのかも伝わってこない。巻き込まれる系のヒロインだなーって感じがするだけ。話の中でいくつもの起承転結が発生し、列挙されているのを必死に観る。ある意味アトラクションに近い。ジェットコースターにメリーゴーランドみたいな要素が入った的な。ファンシーが凄い。
主演はマルチな才能を発揮する小川紗良さん。欲を言えばもっと多彩な表情を観たかったところ。持っている部分で表現しているのが分かるものの、話が見えずもどかしい。永瀬正敏さんの雰囲気も良いけど、混ざり切ってない印象。HYDEさんは結構ノリノリに見えたおかげか世界観を引き出していた。ひかも、特別出演じゃないところに驚き。笑
たまには芸術的な主張の強い映画を観るのも悪くない。相手を選ぶことのは事実だが。にしても、こんな組み合わせ、あとにも先にも出てこないのでは?
パラパラBURN
仕事に行き詰まったCGクリエイターの女性が、ガイコツ面に誘われて入ったアンティーク雑貨店で不思議体験をする話。
仕事のことは良くみえてこなかったけれど、顔に銀色の痣の様なものがあり半分死んでしまったらしい女性の自転車のミラーにガイコツ面が。
そして入ったアンティークショップの壁に貼られたポスターに気を惹かれ…。
18世紀のパリへ迷い込むというよりも、時と場所はは現在の京都のままで、主人公にだけそれが見えているという感じじゃないですかね。
奇抜なキャラやギミックだけど、言っていることは解りやすくて、打ち破る方法もそれだけですか?
その先に何があるのかとか痣は一体なんなのか、彼らの正体は何なのかと思ってみていたけれど何もなし。子供がえりはある意味退化じゃ…。
結局、超単純な話しをめんどくさ~くファンタジックみせていただけなのね。
ファンタジーとはいえどももうちょい何かないのかね…。
小川紗良がメイクや髪型のせいか中高生ぐらいにみえて仕方なかった。
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