「朝食メロン」彼岸のふたり Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
朝食メロン
幼い頃母親の育児放棄と継父による虐待を受けてグループホーム手間育った女性と、妻子持ちのマネージャーの子供を妊娠した地下アイドルの話。
グループホームを出て堺市のシティホテルで清掃員となったオトセのもとに母親が金をせびりに来る話しと、マネージャーに妊娠を言い出せないアイドルの話しが交互に描かれ少々交わるけれど…アイドルの話しいらなくね?
そしてオトセの話しも過去からずっと友達が現れているならまだしも、久しぶりに呼ぶなら喫茶店の後からじゃない?
男と女の違いか個人の違いか知らないが、あの状況で母親に会えて嬉しいっていう感覚はこれっぽっちも解らないし…。
とはいえ、母親とのトラブルとかその後の展開も悪くは無かったんだけどね…なんか色々と微妙にズレている感じだし、なんかあっさりキレイにまとめちゃった感じだし、実は何も解決していないしで釈然としなかった。
とりあえず大人がポンコツ揃い過ぎということで。
失礼します
確かに揃いも揃って大人達はポンコツでしたね(苦笑 まぁ、社会をデフォルメして描くと言うことだと思うのですが、プロットとしては"闇金ウシジマ君"的世界観かなぁと推測します
推測と言えば、乙星(オトホシ)≒オトセイ≒オトセ キャラ命名かな?
制作陣がどれだけ、こういう児童虐待事件に対しての取材、又は専門家にレクチャーを受講したのか分りかねますが、やはり愛情欠乏を埋めるための拠所を、原因である親に求める事は、事件真相等の解説には記載されがちですね 深層心理迄解明されているかは不明ですが、劇中でもあるように自己責任に心を落ち着かせようと努力する子供の心理も同様です 敢えて自己解釈するならば、最後迄信じていた母親に裏切られた事で、親子ではなく同性としての形勢逆転をあのシーンで表現したかったのではと思いました 母は色仕掛けで渡世を、そして子供は若さでこれから大海原へ自転車を漕ぐ・・・
自分勝手な思考、大変失礼しました