「スキンヘッドのフライング・ダッチマンが二人だね。」リプハーゲン オランダ史上最悪の戦犯 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
スキンヘッドのフライング・ダッチマンが二人だね。
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リプバーゲンは稀代のワルだ。しかも、追手から逃れた事は歴史が語っている。さて、だから、この映画はどう表現したら良いだろう。後、一時間話はどう展開するのか?
ワルが逃げられて、それをスリングな映像で描く。緊張感が湧いてこない。だって、助かって貰いたくないし、結局、それが助かる訳だから。何が楽しいのか?何が言いたいのか?
ワルが生き延びる姿を描く事に、何の意義があるのか?
モーツァルトの『レクイエム』なんか使わないで貰いたい。
だから、
この映画が事実である可能性はたいへんに低いと考える。
こんな『ストゥーピッド』なオランダ人ばかりだったのだろうか?寧ろ、このワルがこの世からさって、同じ様に悪辣を極めたオランダ人が生き延びたのではと想像してしまう。窮地のオランダから、アルゼンチンまで、コイツが逃げられたのは、それに見合った組織があったはずだ。また、モバードはこいつを何故追わなかったか?オランダ人はこいつを国家の敵と本当に考えているのか?何故コミュニストがナチスに協力したのか?
さて、
ノルウェーとオランダはナチスドイツから見て、似たような戦中を歩んだあはずだ。どちらも国王が逃げている。フランスは共和国だから、ドゴールが逃げたし。
兎に角、オランダは
フライング・ダッチマンだね。
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