「願いって何?」ウィッシュ odeoonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
願いって何?
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過去に盗賊に襲われ家族を失ったマグニフィコは、守りたいものを守るために魔法を学び、妻アマヤと共に皆が平和で安心して暮らせるロサス王国を地中海に浮かぶ島に建国する。どうみても見あげた国王でしょう。それが何故か途中から敵役に・・。
国王は国民の願いを吸い上げ私物化しているがそれが国王にとって何のメリットがあるのだろうか、確かに願った人々は国王が願いを叶えてくれるのを待ち望んでいるから従順、ただし、国王の本心は叶える気が乏しいことに気づいたお城で働く17歳アーシャは叶える気が無いなら本人に願いの魂を返すべきと対立。
アーシャがディズニー映画らしく星に願いをかけると星の聖、光るミッキーみたいなスターが舞い降りてきて島の動物たちに言葉を授けアーシャを助けます。ここからミュージカルの感じで進みます。
国王はスターや他の願いを全て吸収し、全ての国民を支配しようとする。それでも自分自身で願うことを諦めない主人公。呼応する国民。全ての国民の声が国王の力を凌駕する。国王は禁断の魔法の代償で杖に封じられてしまう一方、国民達に願いが返る。王妃が新しく国王と認められ、物語は幕を閉じる。
確かに権力を手にすると人は変わるものかもしれませんが、マグニフィコは根は悪い人でもなさそうなので残念、第一、魔法使いと言えど神ではないのだから全ての願いを叶えるなんて無理、国王を神格化した国民の方も甘いでしょ、アーシャの叶えられないなら本人に帰せという主張はもっともだが、返したところで本人の努力程度で叶う願いなら大騒ぎするほどでもないでしょう、ディズニーなんだから、もう少しまろやかな解決方法を考えて欲しかった。
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