「ウイッシュを見ましたが、つまらなかったです。アメリカでヒットしなかった理由がわかりました。」ウィッシュ Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
ウイッシュを見ましたが、つまらなかったです。アメリカでヒットしなかった理由がわかりました。
ウイッシュを見ましたが、つまらなかったです。
アメリカでヒットしなかった理由がわかりました。
ストーリーは始まったとたんに終わりまで予測できるような単純な設定で、何の捻りもありませんでした。
登場人物もディズニーのステレオタイプのキャラで、こちらも何の特徴もなく、キャラが立っていませんでした。
特に主人公は酷いです。おそらく黒人系でしょうが、外見だけでどうということもない普通のキャラでした。
何か他に特徴があると良かったし、できれば特殊能力的なものが欲しかったです。
ディズニーの100周年記念作品らしく、始まる前のオマケアニメみたいなもので、今までのキャラクターが全員揃って記念撮影をするような場面がありましたが、それが前振りだったのかもしれません。
その後に続く本編は、ディズニーは100年間こんな感じのアニメ映画を作り続けてきたということを伝えたかったのかもしれません。
この感じが基礎中の基礎で、基礎トレーニングは地味でつまらないですが、プレイする上で重要な基礎となりますので、我慢してついてきてくださいといった趣旨だったのかもしれません。
もしくは、この映画を基にしてディズニーランドに新しいアトラクションを作るかもしれないので、よろしくお願いします、といった予告編的な映画だったのかもしれません。
吹き替え版で見ましたが、主人公の吹き替えが元乃木坂46の生田絵梨花だったのが面白かったです。
生田さんも立派な声優さんというか、ミュージカル俳優さんになって、ちょっと感激しました。
アイドルデビューの時から見てきて、IHコンロに卵を直接ぶちまけて卵焼きを作ろうとするような子だったのに、ここまで成長したことに驚きました。
でもデビュー当時から才能はあったみたいで、当時の乃木坂メンバーの中でオーディションをして、『ハンガーゲーム1』のルー役の声優をやっていたのを覚えています。
この映画のテーマ的には全体主義はだめで、自由主義が良いということなのでしょうが、やはりこれも中途半端でよくありません。
子供が見るからかもしれませんが、オブラートに包まれ過ぎてよくわかりません。
はっきりと人々を支配してこき使うために願いを取り上げているような設定にしてくれないと弱いです。
見ている間に、なぜ人々の願いを取り上げているのかよく理解できませんでした。
ディズニー映画だからそんなネガティブな設定はできないということかもしれませんが、結局人民は騙されているので、もう一歩踏み込んでもたいして変わらないと思います。
今までの映画と変わらないと書きましたが、絵的にはちょっと変わっていました。
最近は完全な3DCGで人形が動いているような感じだったのに、微妙ですが手描きの線が入っていました。
『ザ・ファースト・スラムダンク』みたいに大量に書き込んで修正しているという感じではありませんでしたが、簡単な輪郭みたいな線は手描きで入れていました。
『スパイダーマン・アクロス・ザ・ユニバース』もそうだったので、これからは3DCGに手描きの線を入れていくのが主流になっていくのかもしれません。