劇場公開日 2023年12月15日

「願いは自分で叶えるものだ」ウィッシュ ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0願いは自分で叶えるものだ

2023年12月31日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

10年以上ぶりにディズニーアニメ映画を観ましたが、期待以上に見応えがありました。ゴールデングローブ賞のアニメ部門にノミネートされているので、結果が気になります。(日本のアニメ映画2作が優勢かな?)
まず、生田絵梨花さんの声がアーシャにピッタリで、のびやかな歌声が気持ちよかったです。
映像も夢の世界にいるような感覚で美しく、スターやバレンティノのきめ細やかなしぐさが上手く表現されていました。「屋根裏のラジャー」の映像が薄く感じたのも「ウィッシュ」の予告を見たせいかもしれません。
メッセージ性も感じ、王様は偽善者や独裁者を比喩していて、つい今起こっている戦争を思い出しました。
また、ルッキズム批判も感じとれて、アーシャのそばかすやドレッドヘアー、浅黒い肌も気にするなということでしょう。対照的に王様はハンサムでナルシズムを誇張しており、外見だけで人を判断してはいけないということでしょう。願いは他力本願ではなくて、自分の努力も必要だなというメッセージ性も感じました。
ストーリーは少し強引な展開もあり、悪く言えばワンパターンになっていると感じ、意外な展開も見たいところです。
全体的には、今までディズニー映画で感じていたタルさはなく、ワクワクする満足度の高い映画でした。

ゆきとう