リトル・マーメイドのレビュー・感想・評価
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ラストの展開がアニメ版より断然好み!
私はアニメ版も好きなので、どうしてもアニメ版と比較するような見方、レビューになってしまうのだけど…
アニメ版アリエルは最後まで「親や彼氏に守られた少女」だったけど、実写版アリエルは自分で問題を解決する聡明な一面があったのが、賛否両論はあると思うけど私的には良かった!
ラスト、アニメ版は「なんやかんやあったけど海の世界と人間の世界みんなで仲良く暮らしてこうね〜チャンチャン」て感じで、
私は長年「2つの相反する世界で共生なんて、そんなに簡単なことじゃねぇよ」「アリエルとエリックは今は恋に盲目な状態だから楽しいだろうけど、1.2年したら絶対うまくいかなくなる」と常々思っていた。笑
実写版では、「海の住民と人間が一歩歩み寄る」「親や地元を離れて2人で新しい道へ」という感じで、より現実的でありながら前向きなラストだったのがめっちゃ良かった!!この2人は素直に応援できる!
トリトン王がヌッて海上に現れたのがシュールでちょっと笑いそうになったけど!
オリジナル曲の3曲については、エリックの葛藤の曲は「この曲いる…?」とか思っちゃったけど、三曲目の「スクープスクープ!」な曲はなかなか好きだった!
途中のダンスパートも、急にお転婆になるアリエルも良かった!笑 念願の足、念願のダンスに心躍らせるアリエルが可愛かったし、「念願のダンスができてよかったね〜☺️」と微笑ましかった!
エリックが航海をする理由や縛られることについての葛藤についてフォーカスが当たっていたのもよかった!
アリエルが「海の世界を飛び出して、いろんな世界を見てみたい」という思いと、エリックの「この国を飛び出して、いろんな世界を見てみたい」という思いが対比されていたのがよかったし、2人が地図をみながらさらに惹かれ合う…という展開も納得できた!
全体通して映像も音楽もめっちゃ良かったし、夢と冒険を見せてくれるディズニーらしい作品だった!
アニメ版はアニメ版で、実写版は実写版で、どちらも私は好き!
ただ一点だけ!!!!
フランダーとセバスチャンがまじでカニと魚!可愛くない!笑笑笑
賛否両論あるのは納得、ただ個人的には凄く良かった。
一足先に鑑賞してきた兄にオススメされて私も鑑賞。私は原作のリトルマーメイドが大好きで、予告を見た時は正直ものすごくガッカリした。大好きだった美女と野獣のベルはエマが演じたり、シンデレラやジャスミンはそのままだったのに…という気持ちが邪魔をして、観に行くのはやめておこうと思っていた。人種とか黒人だからとかそういうのはほんとにどうでも良いが、やっぱり実写化はそのままであって欲しいなと。見に行ったらそればっかり気になってしまいそうで怖かった。しかし、原作を知らない状態で一作品として観てきた兄の評価に影響され鑑賞を決意。結果、ものすごく良かった。日本語版の歌詞が好きだからという理由で最初は吹き替えを観に行くつもりだったが、字幕版を観てよかったと心から思う。アリエル、という視点で見ると確かに全然違う、声もキャラも顔も違う。ただ作品としては非常に良かった。王子に恋をするアリエルの姿はほんとに私も惚れそうなくらい可愛かったしなによりやっぱり歌が上手い。アリエルの声ではないが、心に刺さる歌声だった。演技もいい。他のキャストもいい。そして、お話もよかった。2時間全く飽きずに見ることが出来た。原作ファンの人が最悪だという気持ちもわかるが作品そのもののクオリティは否定できないと思う。あ、あとそういえばアースラが人間化した時の女の子が誰よりも可愛かった。
ネットの評価に騙されるな普通に面白い
公開初日から遅れてみたのでネットで実写酷いという偏見がありました。しかしみてみたら流石Disney作画が本当に綺麗、歌声も綺麗だった。エンドロールで歌流れるから普段エンドロール見ない人もこれは見るべきというか聞くべき‼︎小学生から見れる。
観たい度△鑑賞後の満足度◎ 今はポリコレ云々で批判的な意見もあるが、将来diversityを先取りした映画として評価されるかもしれない。これを観た子供達が大きくなる頃はそうなって欲しいものだ。
告白しよう(誰に?)
私がこの映画(欠点だらけなの実は分かってます)大好きで評価を高くしているのはただ一つ、Jonah- Hauer-King の歌う“Wild Uncharted Waters ”を聴く度に泣いてしまうからだ!…言っちゃった:P
私がこの映画が好きで高評価な理由は何せ「あばたもえくぼ」で。その理由は書きませんけど(初めて鑑賞した時に鳥肌が立ったシーンが一つだけ。それからは見続けてしまった)。と言うか誰も興味ないでしょうけけれど。
※2023.07.31. [TOHOシネマズ橿原]7回目の鑑賞。
台詞と歌詞殆んど覚えた(英語ですわ、勿論)。“セ・バ・ス・チャーン”がしばらく口癖になりそう。
※2023.07.20. [ユナイテッド・シネマ岸和田]6回目の鑑賞。
6回も観ているとアリエル(人魚姫)が黒人でも全く違和感は無い。
※2023.07.16.[TOHOシネマズ橿原] 5回目の鑑賞
5回鑑賞してアニメに忠実にする必要はなかったのではとは思う。ポリコレの問題よりも一人の女性が二つの世界を繋ぐ挑戦と勝利の面をもっと強調すべきと。でもまあ“お伽噺”ですから☺️
あとは“Wild Uncharted Waters”をカラオケで歌えるようにならないと。
原作の童話の設定とはいえ、エリックの人柄を見抜いて一目惚れしたアリエルの慧眼はなかなかなもの。
ジョナ・ハウアー=キングも、おとぎ話の王子様という一歩間違えばジョークになりそうなキャラクターを非常に魅力的に好演。ロブ・マーシャルの演出の助けも有ってだと思うけれど。今後が楽しみ。
ミュージカル・ナンバーでは“Kiss The Girl”が楽しくてお気にいり。
“Part of Your World (Reprise)”と“Wild Uncharted Waters” も、アリエルとエリックとの互いを求める想いが溢れていて切ない。(ディズニー風“相聞歌”というところかな)
※2023.07.03. [ユナイテッド・シネマ岸和田]4回目の鑑賞
4回観た後で評価変えてます(無節操な奴!)
※2023.07.02. [TOHOシネマズ難波]3回目の鑑賞。
3回観て好きになった(節操の無い奴!)
アンデルセンの「人魚姫」やディズニーのアニメ版と比べずに、これはこれとして観たら、“ロマンチックやわぁ、ロマンチックやのぉ”と素直に泣ける。
ただ、サメに襲われるシーンとスカットルがフランダーのいるところで小魚を食べるところはいただけない。
※2023.06.29. [シネマサンシャイン大和郡山 IMAX] 2回目の鑑賞
1回目より泣けた。二人の恋心がより良く分かって。
不思議なことに、前半はそうでも無かったが、後半はハル・ベリーが可愛く見えてきた。
ただ、歌唱力はともかく演技力では物足りなさが残る。共演陣(ジョナ・ハウアー=キング、メリッサ・マッカーシー、ハビエル・バルデムに助けて貰ったところ多いし)
CD買っちゃいました(日本語版が有るのには驚いたが)
【初回鑑賞後の感想】
アニメ版は未見で、馴染み親しんだ「人魚姫」の話と思っていたら後半から意外な展開でビックリ。ラストもウルッと来ちゃいました。そゆことで不満も色々有るけど点数は甘くしてます。
中盤までは退屈さと違和感が拭えず、海中の映像も『アバター/ウェイ・オブ・ウォーター』を観た後ではどうってこと無い。
②サメに襲われるシーンも“またかよ”もいう感じで興ざめ。『ジョーズ』の功罪だが、サメは脂身の多い生き物を主に食べるのであって、よっぽど腹を空かしてなければ何でもかでも襲う訳じゃない。
③純朴な子供の頃は人間の世界に憧れる人魚姫に何の疑いもなく共感していたけれども、人間世界がイヤというほど分かったこの歳になると、海の中の方が良いのに…お父さんの言う事を聞いときなさい…と言いたくなる。
④それにボーダーレスでないと悪く言われる昨今の風潮は分かるが、何でも人種をまぜこぜにしたら良い、というものではないとも思う。
⑤一番不満足だったのは、「小麦色のマーメイド」でも白人でもアフリカ系でもインド系でも中東系でもラテン系でもアジア系でも構わないけれども、平安時代であれば美人だったろう御面相の女優ではなく、王子様が一目惚れするくらいの可愛いか、別嬪さんをアリエルにキャスティングして欲しかったですね。
タコババアが化けた女の子の方が可愛かった。
基本的におとぎ話なんだから、オールドファッションかもしれないけれども最低線だけは守って欲しかったね。
おかけでロマンチック度が半減。
(若い頃のオードリー・ヘップバーンだったらどうだっただろうとか想像してしまう…)
⑥それと、アリエルは結局何をしたの?という点で物足りない。
王子様に会いたい、人間になりたいという思いをタコババアに悪用された挙句、人間になっても王子様が偶々好いてくれたから良かったものの自分から殆んど何もしていない。タコババアに騙されたと分かってやっとアクションをとるが、それもカニ・魚・海鳥のトリオ(コイツらウザかったわ)が暴いてくれたおかげ。
海中でタコババアと戦うところも、王子様が何故か突然現れて(しかも深い処まで潜って)槍?を投げるというご都合主義あり、あんなに海が荒れているうえデカイ渦巻きまで起こっているのに、人魚の細腕でタコババアに突っ込むように舵をとれるとは思えない。
女性の時代といわれる最近の映画にしては珍しい自発的ではなく受動的なヒロインで、『エバーアフター』のシンデレラのドリュー・バリモアくらい困難を自力で切り開いて欲しかったね。(最近のスウェーデン製のシンデレラ映画でも灰被り娘は自分の運命は自分で切り開いていたし)
娯楽映画の女性像は後退してる?
⑦タコババアの活躍は嬉しかったが、巨大化するのならいっそ『テンタクルズ』のように馬鹿でかいタコになってくれたら良かったのに。
それに船の舳先で突かれたくらいでくたばるなんて弱すぎ。
⑧と、結構不満点を並べましたが、ラストは、親子の和解と、地上人も海底人(『海のトリトン』を思い出しますね)も地底人(出てきませんが)も異民族・異文化・異人種でもみんな仲良くしましょうと云う童話らしい気持ち良い終わりでした。
パート・オブ・ユア・ワールドの歌唱シーンで、歌声に圧倒され鳥肌が立...
パート・オブ・ユア・ワールドの歌唱シーンで、歌声に圧倒され鳥肌が立ち、一気に作品の世界に取り込まれ、そして、アリエルが愛おしくなっていた。
トリトンかアニメより良く、父娘愛がよく描かれている。
舞台が中米なので、アリエルとエリックの人種に違和感はなかった。
残念な点を上げれば、アースラに美しさが、アリエルに若さが、セバスチャンに人間味が足らない。
悲しい結末の人魚姫ではない。
ハッピーエンドで終わると聞いていたので観に行った。画像が綺麗でストーリーも満足。カップルで観ると益々よいなぁ…。ディズニー系の映画はあまり観ないけど、ホントよかったです。お勧め。
原作クラッシュ
歌声も良かったし
映像も綺麗でした。
やっぱアリエルが変わりすぎてて入ってこなかった。
リトルマーメイドの派生タイトルだったら良かったのに。
違和感が拭いきれず楽しめませんでした。
アニメを観てないこれからの若い世代のの新しいリトルマーメイド。
とても素敵な歌声♪
只、歌を聞いているだけで心が和みます。
映像と歌声とそれだけで泣きそうに(笑)
ディズニーシーでもアリエルショーを最低3回は観ないと気がすまないので実写化されて本当に面白く感動しました♪
面白かった。
日本語吹き替え版で鑑賞。アニメ版はずっと昔見たが、ほとんど覚えてはいない。
ハリーベイリーのアリエルはとってもチャーミング。表情があどけなく、特に笑顔がとても可愛い。
エリック王子と街中をデートするシーンも微笑ましく、応援したくなる。今回の主役としては
はまり役だと思った。エリックも誠実さが滲み出ていてイメージ通りで、アースラはヴィラン
そのものという感じで圧巻でした。表情もすごくヴィランだった。
ストーリーもわかりやすく楽しめたが、ラストの展開だけよくわからない。
やっぱり今はお城で幸せに暮らしました、っていうのはハッピーエンドにならないのかな?
後、魚などのお付きがリアルすぎてちょっと気になった。実写映画だから仕方ない?特に
前半のアンダーザシーのダンスはリアルなヒトデや貝、ウミウシなんかが大勢
で舞い踊っていて、ちょっと気持ち悪かった。
日本語吹き替えなので噂のハリーベイリーの歌声は聞いていませんが、吹き替えの声優さんの声が
チャーミングなアリエルとイメージぴったりで、歌も素敵でした。エリックの歌も良かったなー。
全体としてはとても楽しめていい作品でした。
わたしは好き
久しくアニメのリトル・マーメイドをみてないこともあり、とてもかわいくて楽しい映画でした。
主人公役の方もかわいくて、歌もうまくて、みんな何がそんなに?と思いました☺️
確かに原作とは違うところは多々あり、完全再現とはなってなかったり、王子もっとかっこよくてもいいのに〜と思ったりしましたが、マイナス意見前提で観たせいか、好印象。あとフラウンダーはただの魚😂🧡
強いて言えばいっそのこと王子以外の人たちは島出身感でてたからちょっとだけ違和感はありました🤔
それこそアラジンとかも強い女性ジャスミンが出できて原作と違うのに今回はなんでこんなに評価が低いのだろうと思った。白人アリエルじゃないから?
アリエルが好きな人が多いから?
キスが一番エッチ
実写化に賛否両論あるみたいだけど、「ライオンキング」のCG化のときのような違和感はあまり感じず、純粋にディズニーの作品を楽しめたという感じ。
お金のかかった映像面白いし、ロマンティックなストーリーの盛り上げ方も単純にウットリ感あって良かった。
「ポリコレ批判」の滑稽さ
本作の「話題」は、主人公に黒人を配役したことと、それを「近年プロパガンダ、ポリコレ(ポリティカルコネクト)ゴリ押しが酷い」との批判だ。
こうしたコトを言い出す連中は、映画を見てない、映画の「メッセージ」に気づいていないんだろう。
ディズニー映画は(ジブリも)、「メッセージ」を織り込んでる。ありがちなのが「ジェンダー」「人種差別、人類の共生」「環境」などなど。
その流れ、方向性は、ディズニーに限らず、あらゆる映画、アニメに共通している。
そうした流れを無視(無関心)して、「近年酷い」というのは、映画のメッセージに気づかないんだろう。
それで「見た」と言えるのか?
実写化の良いとこ悪いとろ半々。
LGBT大肯定派だからこそ
元あった色を無理矢理変えては
逆に失礼では⁉︎
という想いは頭10分で消えた。
どっちでもいい可愛いのだ。
実写にして大成功な所といやいや!って
ツッコミ満載な(特にラスト)所と半々です。
まーとはいえ色々と細かい変更あり過ぎですよね(^_^;)
セバスチャンは本来表情あってナンボだが
リアルもちゃんと面白いとは思いました(^_^;)
それにしても、トリトン王……小さいよ(^_^;)
意外と楽しめた
アリエルやディズニーに思い入れが薄いタイプ(幼少期アニメのアリエルには親しみ有り)で、期待しないで吹き替え版で見ました。
長年ディズニーアニメのアリエルは見ていなかったのに、この歌!このセリフ!このシーン!とアニメで親しんだシーンが実写になっていることに感激しましたね〜。いつも洋画は字幕で見ていますが、吹き替え版で見て正解でした。しかも長年見ていないのに思い出すほど、アニメの昔の吹き替えを意識して、吹き替えした方々がそれを再現しているのがまた凄い。
アリエル役も色々言われていますが、最初はあんまり…だったけれど、セリフの無いシーンでの演技や笑顔がチャーミングで素直に可愛いな〜と思って見ていました。
セバスチャンなどの生き物も、実写版違和感半端ないと思っていましたが、話が進むに連れて映画の世界観に慣れたのか違和感を感じなくなっていきましたね。
アジアン含め、多人種使いすぎ問題については、小さい子が見る時に、色んな人種がいるんだよーって伝えるディズニーなりの考え方かなと。私達は黒人、白人、黄色、という目で見てしまって、多様性アピールしすぎと感じる瞬間もありますが。小さい子にはどのように見えるんでしょうね。多人種が居るこれが普通、なんの違和感も無いというこれからを見据えたグローバルさには憧れますね。
エンディングなどアニメと比べてウーンと思う所もありましたが、もはや別物と考えるのが正解かなと!!総じて、見てよかったと思える映画でした。
「分断の克服」というテーマが、理屈抜きにロマンチックに語られるのも本作の魅力でしょう。
今年創立100周年を迎えるディズニーによる、伝説的なアニメーションの実写化。奇策とも言える大胆な配役で、よく知られた物語から新たな価値を引き出しました。
監督は「シカゴ」のロブ・マーシャル、新曲はアニメ版も手がけたアラン・メンケンが作曲、「モアナと伝説の海」のリン・マニュエル・ミランダが作詞を担う盤石の布陣です。
●ストーリー
好奇心旺盛な人魚姫アリエル(ハリー・ヘイリー)は人間の世界に憧れていました。海の王トリトン(ハビエル・バルデム)はそんな末娘が心配でなりません。でも、嵐の夜にエリック王子(ジョナ・ハウアー=キング)を助けたアリエルは、エリックへの思いを強くするのです。人魚は人間との交流を禁じられていますが、アリエルは自分の心の声に従うのでした。
アリエルは、邪悪な海の魔女アースラ(メリッサ・マッカーシー)と契約し、「3日間だけ人間の姿になれる代わりに美しい声を差し出す」という取引をします。
人間の姿になったアリエルは、陸上での生活を経験する機会を得ますが、最終的には自分の人生と父親の王冠を危険にさらすことになるのでした。
●感想
おなじみの名曲に新曲を加えたミュージカルナンバーは多様性に富んでいて、特に前半のハイライトの一つ「アンダー・ザーシー」の心躍るシーンは期待を裏切りません。
1989年(国内は91年)公開のアニメ映画のアリエルは、声と歌を担当したジョディ・ペンソンの澄んだソプラノで、「箱入り娘」といった風情でしたが、ヘイリー版は野性味と無垢な魅力を感じました。グラミー賞にノミネートされた実力派の歌手だけに、エリック王子ヘの抑えがたい思いを託す「パート・オブ・ユア・ワールド」もパンチが利いてソウルフルです。長編映画初主演という演技経験の乏しさも、見聞きするもの全てが珍しいという初々しさにつながりました。
●海中のダンスシーンをどう実写化したか
CG技術を駆使した海中の描写も圧倒的で、海洋生物たちのリアルな質感や潮の流れで揺らめくような動きはアニメを超えています。
作品を象徴する楽曲の一つ「アンダー・ザ・シー」をどう実写化するか悩んだ監督が考えた方法は、実際のダンサーたちに海の生物の動きを表現してもらうことでした。
公開された映像は、カラフルな衣装を身にまとったダンサーたちが、アリエル役のハリー・ベイリーを中心に踊っている様子を収録したもの。世界的なダンスカンパニーや振付師にも協力を仰ぎ、ウミガメが行進しているシーンやカサガイのダンスなど、全てダンサーたちが実際に動きをつけることで、まるでパーティをしているような華やかな動きを再現し、新たな「アンダー・ザ・シー」の場面を作り上げたのです。
●黒人がアリエル役に賛否両論
本作は配役が発表されてから、ネット上で賛否が渦巻く異例の経緯をたどりました。主な批判は、黒人のヘイリーの外見的な特徴が、白い肌に青い瞳、赤い髪というアニメ版のアリエルと違うことによります。しかしヘイリーは好奇心いっぱいに輝く瞳と伸びやかでエモーショナルな歌声でアリエルを演じ切り、プリンセスにふさわしいことを証明してみせたのです。
そしてアリエルは国境のない海の王の娘で、種を超えるほどの情熱を秘めた革命的なヒロイン。ヘイリーの起用は、特定の人種に結びついた表層的イメージから、本来の姿を解き放ったといえます。
●現代的な課題としての「分断の克服」というテーマ
原作はアンデルセンの「人魚姫」ですが、内容はシェークスピアの 「ロミオとジュリエット」にも近く、先行世代の争いが築いてしまった世界の分断を、若い世代が乗り越えようとする物語です。
陸と海を隔てる種族の対立という図式は、「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」や「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」といった最近の話題作でも見られます。 「分断の克服」というテーマが現代的な課題として顕れていることの証左でしょう。姫と王子の恋物語というクラシックな枠組みを基盤としつつ、同様の主題を備えた「リトル・マーメイド」が目指すのは、すべてが愛と融和で満たされる理想郷のような世界像です。
アリエルを突き動かすのは、王子への恋心よりも分断された世界の境界線を飛び越えていきたいという願いにも感じられ、「分断の克服」というテーマが、理屈抜きにロマンチックに語られるのも本作の魅力でしょう。
実写とCGの合成でデザインされた豊かな色彩は、多様性を謳う作品のコンセプトを明快に楽しく伝くれます。
アリエル役を黒人女性が演じることへの批判が、「分断の克服」という主題を何よりも大切にした映画なのに皮肉な話ではあります。しかし、少なくとも古い偏見を固持する側より、その抑圧や不寛容を実力で突破しようとする者のほうが、いつだって圧倒的に美しいものではないでしょうか。
●ディズニーにしかできない挑戦
最後に、アンデルセンによる原作童話は人魚の悲恋で終わります。時代背景を映した自己犠牲と魂の物語はアニメ化にあたってハッピーエンドに脚色されました。
実写化は原作からさらに遠のいたかもしれなませんが、祝祭的な雰囲気とポジティブな感情は増しました。定着した既存のイメージを刷新し、現代的な意味を問う。いずれもディズニーにしかできない挑戦だったと思います。
王子はイギリス英語かつ多神教の世界だった
アリエルの姉妹はそれぞれの俳優の出身国?の訛りで、王子はイギリス英語(たぶん)で、王子の母は何度も「海の神」って言っていてまさかの多神教の国で、
この辺面白かったんですが誰か有識者...!
ディズニーの歌の力は素晴らしいが…
パート・オブ・ユア・ワールド、アンダー・ザ・シーのシーンはとてもわくわくする。歌が持ってる力と演者の力がうまく噛み合ってる。
ただそれ以外は特筆することはあまりない。
父親、セバスチャン、執事は魅力的だがアリエルはこの物語の中で何をしたのだろう?
アースラも(不当とは言え)契約を守っただけでは?と思わずにはいられない。
個人的には主演のハリーベイリーには歌唱力だけでお釣りが来ると感じた。
もうちょっと歌わせてあげたら評価変わったのに。
ただドレッドじゃなくてもいい気もする。もう少し赤髪に寄せてもよかったかも。
原作アレンジしすぎ!!!
ラストのトリトン王がアリエルを人間に戻して、エリックと再会するシーン、アレンジしすぎ!!!アニメのように再会してほしかった。
あとカメラワークと編集(繋げ方)がいまいちすぎて、あまり面白くなかった。
セバスチャンとスカットルの扱い方は面白かったけど、CGや音楽…特にアンダー・ザ・シーに力を入れすぎて他が雑になってて、非常に残念すぎる。
この監督はリトル・マーメイドを分かっていない。
他の監督でリトルマーメイドに対する思いが誰よりも深い人に、改めて原作をあまり壊していないリトルマーメイドを作り直してほしい。
リトルマーメイドを見ていない人にリトルマーメイドとして見せたくない
この作品を良いと言う人はきっと映画が好きな人だと思う。
ただ単に映画が好きで、ディズニーとして考えて見てないだろう。
この映画を受け入れられない人はきっとディズニーが好きな人だろう。
この映画は映画として見るかディズニーとして見るかの違いで評価が違うと思う。
そしてディズニーはいい顔をし過ぎた、八方美人になり過ぎた。
ドレッドヘアのアリエルなんてアリエルじゃない。
受け入れられない。
もう大失敗
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