「セバスチャンの成長物語」リトル・マーメイド とうさんの映画レビュー(感想・評価)
セバスチャンの成長物語
疑問に思ったこと▼
・人魚と人間の橋渡しになるってエンディングだったけど、ならば人魚のままで愛せよ、と思ってしまった。足が必要な理由ないでしょ。陸を旅するならわかるけど、結局海に繰り出していくならなおさら人魚のままで良くない??
印象に残ったシーン▼
・トリトン王の「娘のために最善を尽くしてきた」と言う言葉に「それはどうでしょう?」とはじめてセバスチャンが反論するシーン
→今まで、トリトン王に物申すシーンがなかっただけに(ごますってた)衝撃だった。
・隣の海藻は青く見える
・罪悪感は顔に出る
・時が海岸線を変えてしまっても僕は変わらない
→お母さんと、陸は海に侵食され続けていると言う話をしたあとだったので沁みた。
感想▼
・この物語は、アリエルの成長ではなくセバスチャンの成長物語だと思う。父親が最初は娘を理解しないが、最後は理解を示す。その過程がセバスチャンを通して描かれているので、父親の葛藤が観客にもよく伝わった。
・アリエルのビジュアルは、アニメとは違っているが可愛らしく表情や仕草がチャーミングで魅力的。
・人生で初めてのIMAX体験。アリエルの歌声に心が震え、鳥肌が止まらなかった。この映画はIMAXで観てこそだと思った。
・最初の海の映像で画面酔いした。
・エリック王子についても掘り下げがあって、そんなにいろいろ抱えた王子だったとは知らなかった。
・アースラに、いくら魔法とはいえホイホイ騙される王子のちょろさよ。真実の愛とかディズニーが大好きそうなのに、そこは真実の愛でカバーできないのか。笑
・スカットルのポンコツっぷりは笑えた。たまにファインプレーかますので憎めない。
・陸を夢見るアリエルと海を夢見るエリック。ともにルールに縛られ自由を求めていると言う点でつながる。
・アースラが巨大化した時、世界観が壮大で違う映画始まったのかと思った。
・アースラが妖艶で魅力的。そして賢い。声があったら一発で王子を落としてしまうだろうという判断も的確。アリエルの能力をしっかりと認めている点ではトリトンよりも大人。幼い頃には気づかなかったヴィランの沼にハマりかける。
・アリエルの母も人間界に興味があった、と言う設定になっていたので、人間に好意的に接しようとした母が殺されたのだろうか?人魚は船を沈没させようとしてくるという迷信で殺されたのか?アニメでは海賊に虐殺されたと言う設定だったが、、、。
・地球の7割が海なのに、海は小さすぎると言うアリエルの無知さと傲慢さ。
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