「NHKの「映像の世紀」で放送された20世紀初頭の「狂乱の時代」そのもの」バビロン M.Ooiさんの映画レビュー(感想・評価)
NHKの「映像の世紀」で放送された20世紀初頭の「狂乱の時代」そのもの
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まるでおもちゃ箱をひっくり返したような内容だった。
前半は、NHKの「映像の世紀」で放送された20世紀初頭の「狂乱の時代」そのもの。エロ・グロてんこ盛り。長回しワンカットによるシーンが多いのも、チャゼル監督らしいといえばらしいか。
主演のマーゴット・ロビーは、DC映画の「バットマン」シリーズに出てくる悪役「ハーレ・クイン」のぶっとんだ役柄が固定化されてしまったように感じられる。この作品でも頭のねじがどこかに行ってしまった女優を演じている。ロビーもいい加減、このイメージから脱却させても良いのじゃないか。
サイレントからトーキーに映る頃の米映画業界の闇の部分を、忖度するところなく描いている。えげつなかったり、汚らしい場面も沢山でてくるが、それを耐えて、後半まで見てくると、今度は映画好きなら誰もが見たことのあるようなシーンの連続。「エンドロールの後で」にもちょっと似ているかも。★3.5
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