「性欲に正しいはあるのか。それを決めつける権利を持っている者は居るのか。」正欲 ちゃんごらさんの映画レビュー(感想・評価)
性欲に正しいはあるのか。それを決めつける権利を持っている者は居るのか。
これまで多様性という言葉は沢山聞いてきたが、多様性とはどうゆうことか。この映画を観るまで自分の中での答えが定まっていなかった。今はマジョリティが全ての様な世界に自分は感じるが、それで息苦しくなっている人も居るはずだ。この映画はそのような「マジョリティ」から自分の身を守る「マイノリティ」の人間を描写した映画だと思う。性的嗜好は人それぞれなのに、そこに生じる多数派と少数派の意見の食い違いで苦しくなる主人公。その方の葛藤は壮大のようにも感じる。見方も増えれば、敵も増えるような比例の環境下で葛藤する彼らの姿を見て欲しい。僕のように、そこに多様性の自分の中の答えがあるかもしれない。
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