「流水のように…」正欲 atsushiさんの映画レビュー(感想・評価)
流水のように…
両手ですくった水が隙間から溢れおちるように、今日も社会のなかで息苦しさを感じている人たちがいる。
「普通」の生活を生きられる人々には、彼らの生き方は逃げや言い訳にしか聞こえない。「私たちだって頑張っているのに、なぜあなたたちは…」と。
徹底した社会の効率化やデジタル化した、SNSのなかに入り込んだ「個」の世界の住民は、同質化できない異質なものを排除する。
一方で、SNSでしか繋がれない関係性もある。
社会からわかりあえないとはじかれた人が、わかりあえる人と一緒に生きていく。
もういなくならないから。
誰もひとりでいないでいいよ。
ps.やさぐれたガッキーが魅力的。
コメントする