「まだまだ理解した気になっているだけだった。」正欲 Octopusさんの映画レビュー(感想・評価)
まだまだ理解した気になっているだけだった。
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物語が進むにつれて、俺は一体どこの視点からこれを見ているんだよって感情がぐにゃぐにゃになりました。
割と序盤、ダンス部の部長が
女性的なダンスとか男らしい振り付けとか、女性が男性的な激しいダンスをするとか言っていて、
いやいやそれは多様性では無い。
どの性別の人が何をするかは関係なく、その人がしたいことをして、それを理解する(ある意味ではそれに関心を持たない)ことが多様性何じゃないかと私は理解していました。
しかし、それだけでは自分の範疇にのみの理解に収まっているだけだなと思わされました。
途中で、セックスの体位を真似てみるシーンがあるのですが、正直シュールで笑ってしまいました。え?分からないことある?!って
でも、そりゃそうなんですよね。私は中高生の時に異性に興味を持って、調べたりしましたけど、彼らはその時、"水"を調べていた訳ですから。
だから、そんなことある?!って思ってしまった自分に失望しました。、
例えば、ライオンやカエルが何に興奮してどうセックスするのか私は全く知りませんし、調べたこともありません。
彼らを人ではないと言っている訳ではありません。自分と違う感性を持つ生き物たちのことを知らないのは不思議なことでは無いということです。
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