「食べるガッキーは必見!」正欲 らま+たんさんの映画レビュー(感想・評価)
食べるガッキーは必見!
重い。
とにかく重い。
観終わったあとの率直な感想としては4.0点くらい。でもこの作品は後を引きそうな予感が既にしてる。ホアキンの『ジョーカー』を観た後に感じた“スルメ”感に近いもの。重くて息苦しくて嫌だなーと思いながらも何度も何度も頭の中で思い返してしまいそうな。だからそれを見越して+0.3点。
前半の舞台は広島弁で展開される。その方言の柔らかさが重くて、後ろめたい(と本人は感じてる?)、仄暗い趣向を若干和らげてくれる。場面が横浜に移ってからはキレキレ感が出てきてコントラストとしては良いけど、より息苦しさを増す。
情報量が多過ぎてまとまらないや。
だからこそ、何度も反芻して楽しみたい。
『いろんな人が居る。それでいいんだよ』って軽々しく言えなくなる。
原作未読だけど、あの水の“躍動感”にフェチズムを感じる様子を小説ではどのように表現しているのかが気になるから読んでみようかな。
ガッキーがとにかくよく食べます。
食べる姿フェチな人にはオススメの映画です。
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