「バーバリアン許すまじ!」バーバリアン ハルクマールさんの映画レビュー(感想・評価)
バーバリアン許すまじ!
序盤、中盤、最終盤にストーリーの趣きが大きく転換していく一粒で何度も美味しい地下室なんか居る系ホラー。
序盤は主人公の女性が泊まろうとしたレンタルハウスに既に男性がダブルブッキングで宿泊していて、その男性とのぎこちないやり取りからストーリーが始まる。
なるほど、この男がなんかしでかすんかなぁとか、いろいろ勘繰りながら観続けていくと、なんとこの家ホラー映画の惨劇の舞台としてすっかりお馴染みの地下室があるじゃないですか。
地下室に置いてあるトイレットペーパーを取りにうっかり地下室に入り、はい早速の閉じ込め案件です。やばい!スマホ置いてきた、鍵部屋の中に置いてあってしかも入り口のカギ閉めちゃったからダブルブッキング男子も入ってこれんやん!積んだやん!
となるものの、ここはさして重要では…と油断していると、地下室の奥には扉があり、更にその奥には…
この辺りまでは、完全にド定番のなんか居る系のホラーかと思うんだけど、まあそこからよせばいいのに主人公、ああもうそっちは!みたいな展開で、割とわかりやすいやつやなーと思いきや、一旦流れをぶった切って全く違う展開が始まり、また全然違う話が始まり、と幾重にも終盤につながっていくお話が展開してく、けど途中途中はなんやそれな展開。
繋がったところで、あーなるほどとなる感じ。
登場人物は比較的少ない、けど半分以上クセ強すぎる人々。バーバリアンという題名がなかなかしっくりこない展開の最後の最後に、なるほど、こらバーバリアンやわ、となる展開が来るまで、強引展開に振り回されていく。そこまでしばらく我慢が必要かも。
おおよその伏線は回収できるけど、少しイマジネーションが必要なところも多少あり。
話の持って生き方がかなり独自性が高いのと、ストーリーのテーマがまあ考えようによっては今どきっぽい、モダンホラーだったと思う。けど、ホラー要素は少し控えめ、かな。
ハルクマールさん、こんにちは!
いやぁー読んでて面白いレヴューでした(笑)!
「REC.」は未見です…。あの手の作品は頑張って観ることもあるのですが…(笑)。
今度観てみますね(…つまんないのかな???)。
本当に女性軽視、凄いですよね。Hollywoodも格差が凄いみたいですし…根底にそう言うのがあるんでしょうね(泣)。
それにしても おもしろ系レヴューで好みでした(笑)!