「寝室のドアを開けたのは誰?」バーバリアン 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
寝室のドアを開けたのは誰?
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とにかく予想できない展開をブチ込もうとした監督のチャレンジ精神は買う。ただ、序盤の「女性が警戒すべき男性あるある」満載の真理スリラーパートがオモシロすぎて、後半の仕掛けが明かされると、あれ『ドント○○○○』じゃね?となってしまうのはもったいない。ネタかぶりというのももちろんだが、やはり日常のリアルの方が怖い、ということを図らずも証明しているのではないか。とはいえ後半パートのジャスティン・ロングの扱いを観る限り、ろくでもない男に安易な救済を与えない姿勢は買いたい。
これは良い悪いではなくひとつの謎なのだが、主人公が寝ていた寝室の扉を開けたのは誰だったのか? 地下の人は鍵かかかっているので上階には上がれず、外には出られるらしいが表玄関は鍵がかかっている。ということはやはりキースか。怪しいなりに一生懸命がんばったアイツって思っていたけど、やっぱキースも信用ならねえ輩ってことなのか。キースに聞いてみたいけど、もはや物言わぬ人になってしまったので、真相は藪の中でありますな。
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