「小難しい会話劇が延々と繰り広げられる」ヒトラーのための虐殺会議 あささんの映画レビュー(感想・評価)
小難しい会話劇が延々と繰り広げられる
挿入歌も、エンドロールも音楽なし!エンタメ性もなし!!
これほど“会議”に特化した映画は珍しいし、むしろ世界史の勉強のさらに深掘りする時間として、知識を深める作品かと。
それにしてもホロコーストのことを淡々と語る役者たちの凄さ。彼らは台詞を覚えて、演じながら、何を思ったのだろうか。それが一番気になった。
鬼畜のような言動・行動をする彼らにも家庭はあって、もうすぐ子どもが生まれようとしている…そんな場面も映し出されるが。
押し黙るしか無いというか、なんというか。
もう、二度とこんなこと起きてほしく無い、それしか言えない。
あの年長者の牧師が一番まともだったな…
結局彼はあの後どうなったのだろう?
決して面白くも無いし、感動もしない。
だけど、やっぱり見るべき作品だと思う。
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talismanさんのコメント
2023年1月24日
あささん、コメントありがとうございます。殺すとか物騒な言葉は一切使わず「最終的解決」「最終的否定」みたいな抽象的な言葉をあえて使ってるのが怖いところですよね。オーストリアはよくわかりませんが、ドイツの高校に通った俳優ならナチスのことを勉強してない訳がないですよね。俳優といえども辛い、でも頑張った(素晴らしい、というのもなんかそぐわないです)