「鑑賞というよりか傍聴」ヒトラーのための虐殺会議 asaさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞というよりか傍聴
した感覚。
それくらい映画的な情緒をなるべく廃していたように見受けられた。
やはり自国の恥部を描くのもあってか演出らしい演出をしないという演出なのか?
見世物としてとても抑制されてました。
その効果もあってか、じっと議題に耳を傾けることができる。
各部署?(地域?)でユダヤ人の処理に手を持て余していたこと
最終処分所の選定
ユダヤ人混血人種の線引き
断種
銃殺のコスパの悪さ
その携わった自国兵士の精神衛生の問題
ユダヤ人輸送の選定とその段取り
殺害法から能率的な遺体処理
その労働者、人足問題、
台本というよりか、多分まんま「議事録」どうりに描いているのだろうけど
まるごと忠実なのか、部分的な創作があるのか気になるところ。
開会前の役人の席順の組み換えのあれこれだったり、
軍の主導の出来レースで進んでいた議題が
混血種の定義と処遇で紛糾し長官が中座するところだったり、、とか
白眉な展開は数箇所ありました。
点数は低めだけど、1100万人の最終処分方の具体策を話し合ってんだから
非常に興味深いに決まっている。
そして総統に怒られないよう皆さん必死でした
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