「アンダープレッシャー」福田村事件 またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
アンダープレッシャー
我が国の近代史にて記憶されるべき恥ずかしい悲劇。この事実が映画化されること自身、日本文化の、日本映画の進歩だ。森達也監督初の劇映画との情報だけで見ていたが想像以上に幅広く絡み合ったドラマに驚くも脚本に荒井晴彦と佐伯俊道という名前を見つけなるほどと思った。
全体に大正時代の地方の生活が丹念に描かれ、同時代でも都会が舞台のリボルバー・リリーとの違いなんかも気になったわけである。そして田中麗奈と井浦新、コムアイと東出昌大、柄本明ら、永山瑛太らのグループが複層的に描かれ、水道橋博士や豊原功補や退役軍人たちまですべての登場人物が何らかのプレッシャーを感じている状況が事件の遠因として理解される。さらに外部情報のインプットが新聞などに限定されていることも。
役者では東出昌大はやっぱり色気あるなあと改めて。ただドラマ要素としては田中麗奈と東出はあそこまで描く必要はなかったのではと思う。
コメントありがとうございます。
性描写過多と考える人も多いようですね。
最近、荒井晴彦脚本はかなり濃厚なシーンが多く古臭いと感じられているようです。
自分なんか、お得感!なんですが。
イイねありがとうございました😊。おっしゃるとおりですね。新聞だけの情報、地方の生活、プレッシャー。
多分男女の絡みは 大正リアル【田舎の方は仕事が大変で娯楽もなく、性的には今より奔放 エロ動画 AVどころかエロの本もほぼ無い 遊郭とか貸し間は遠い ので 実戦のリアル
柄本明のおじいちゃんと息子との軋轢】
に徹したのかもですね。賛否両論でおっしゃるとおりですが、元々殺戮シーンで 学校上映 厳しかったのが、おっしゃるラブシーン背徳で多分無理となりました。【大学以上除く】
まあおっしゃるとおりラブシーンは不要かもですね。でも大正時代人間のリアル追求、人間の生々しさだと思うと 敢えてアリカモですね【個人的感想です】ありがとうございました😊。
共感ありがとうございます。
東出くんは序盤、主役なんでは?位でしたが終盤失速。私は舟のシーンはお気に入りで、4年も無けりゃあるよなあ位の感覚でした。カラミが多いのも今作が観やすい理由だとも思います。