「軍国主義」福田村事件 まこやんさんの映画レビュー(感想・評価)
軍国主義
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100年前関東大震災後、千葉県福田村での事件。震災後、人々は数少ない情報源の元、色々な不安や先が見えない中で生活をしていた。
香川県の行商団、薬売りの一行がこの村に訪れる。丁度その頃世の中では、朝鮮人が井戸に毒を
入れたとか暴動を起こしたとか嘘が飛び交いはじめた。
内務省から自警団を促されたが落ち着きはじめ、戒厳令も解かれたのに大正デモクラシーの最中の軍国主義。
行商の方々の方言もあり朝鮮人と間違われ村人と衝突。歴代天皇を言えとか15人を取り囲む卑劣な行為。
誰かが正論を唱えても一人一人の感情が私から、我々に膨れ上がると無力になってしまう。
集団心理は恐ろしい。事件後、犯人達は特別赦免
され、謝罪は一切無し。
根本は戦争から始まった。
国と国との争いお国の為、お神の為、命を差し出す忠誠心。洗脳的になり集団だったら、何をしても良いと。国家の為と言うが自分の為ではなかろかと思う。今のネット社会も同様。
現在も何が起きるか分からない時代。
脳裏に焼き付け胆にも命じておく。
差別が暴力を生み、私が我々になって行く時の群衆が恐ろしいという事を。
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