ベルサイユのばらのレビュー・感想・評価
全222件中、141~160件目を表示
もはや古典
ベルサイユのばら、初めて全部見ました。
原作漫画も宝塚版も見た事はありません。
テレビアニメはリアルタイム放送時に妹がよく見ていてそれをちょっと見た事があるくらい。
映画だし時間の関係で圧縮した内容だろうけど、
名作と言われる物語を最後まで見たかったのが動機として大きい。
登場人物もオスカルとアンドレ、マリーアントワネットとルイ16世位は知っています。フェルゼン伯爵は知りません。
その程度の知識ですが、楽しめました。
内容については今更語る必要も無いでしょう。
マリーアントワネットが后として迎えられた時からバスティーユ監獄が制圧されるまでのお話し。
前述の登場人物の絡みや恋愛、フランス革命前の動乱の時代を生きた人々の一途な愛、一途な恋、一途な情熱をミュージカル風にアニメ化した映画。
映像はとても素晴らしくまるでカラーで描かれた動く少女漫画の様。だけど動きは滑らかで良いかんじ。
バラが一杯でてきたり少女漫画的な表現も多いのは良いのか悪いのか微妙ではあったが。
映画館で見るとゴージャスに見えてもテレビで見るとちょっと微妙かも?
お星様キラキラの目とか凝りすぎ位のドレスとか。
やはり映画向きの映像。
可憐だけどちょっと困ったアントワネット様、
可憐だけどどこまでも漢気あふれるオスカル様。
なんかいいわあ❤️
【演出酷評】安っすいミュージカルさえなければ…
上映直前に薄ら寒いミニキャラ劇場が始まった時点でなんとなく嫌な予感はしていたが、安さに安さを極めた演出と中途半端にディズニー感を醸してくる謎ミュージカルを浴びせられたときには渇いた笑いを堪えることに必死になり、開始 10 分程度で席を立つべきかどうか本気で迷い始めた。
フランスの物語なのになぜ歌詞に英語が入るのか。
登場人物のセリフに被せるとは何事か。
ニコニコ動画で上映すればツッコミコメントの嵐で画面が埋め尽くされていたことだろう。
舞い散るバラの花びらはまるでプラスチックのようだったし、そもそも空から垂直かつ大量に降ってくるのはどういうわけなのか。
そういう笑いを誘っていたのだろうか。
物語が深刻さを極めていくにつれて不愉快なミュージカルが挟まる余地はなくなっていったので、ストレスは徐々に軽減されていった。
作画も原作に寄せようとしすぎて顔の影にさらに縦線を入れたりして不自然な表現になっていたが、そこはアニメお得意の描写でどうとでもなったろうと思う。
映画として良かった点はオスカル様が麗しかったことと、ベルサイユ宮殿の作画が素晴らしかったことくらいか。
星 2.0 にしようかどうか迷ったが、原作ファンとしてはストーリーが捻じ曲げられることがなかったことを評価し 3.0 にしておく。
個人的にアランがオスカルを想うシーンも入れてほしかったが、時間の都合で入れられなかったのであろうことは納得できた。
3部作長編にしても全然良いのでは?
昭和の少女マンガの代表格で宝塚歌劇団の代名詞とも呼べる「ベルサイユのばら」見てきました。
そもそもそんなに興味も無かったジャンルでしたが、あの「キラッキラッ」の目が令和に蘇る事に一気に興味湧いちゃいました。
有名なこの話、フランス革命時代を舞台に男として育てられたオスカルのフランス祖国のためその身を捧げる女としてのお話。
タイトルは知ってても内容もあまり知らない、名シーンでオスカルが銃弾の雨に晒されるくらいしか知らなかったボクは昔のアニメ全40話を履修しましたよ。見てみるとこれはメッチャ面白かったです。
さて映画内容はと言うと、キャラもそうだが、背景や演出も昭和少女マンガをリファインされてます。
キラキラキラ〜〜、お花ぶわぁ!って感じです。
そして全編ミュージカル調に作られてるので、挿入歌入りまくりです。キャラの心情が歌詞になって歌ってます。なんなら市民達が怒りを歌に歌ってます。
しかし、この20年余の話を2時間というのはやはり厳しいかな。アニメを事前予習してたから色々感慨深く見れたけど、予習がらなければ話がサクサク進みすぎてキャラの心情やら置いていかれるやもしれません。オスカル、アンドレー、マリーアントワネット、フェルゼン以外のキャラがホント顔出し程度しか無かったのが残念です。革命に至るまでの「首飾事件」「テニスコートの誓い」など割愛されてるし、三部会もサラッと終わっちゃってるしで、3部作にしてもいいくらいの内容かと思いますね。
それでもオスカルはカッコイイし、クライマックスのバスチーユ牢獄戦は泣いちゃいます。
悪くはなかったけど
テレビアニメを子どもの頃に観ていた私には
超えられない余計なアレンジに感じる部分が
どうにも受け入れがたくもあった
オープニングソングも「薔薇は美しく散る」を
超えなかったし、作中にもミュージカルのように音楽が多用されていたが、なんとなく軽い感じが多くて私の抱くベルばらのイメージではなかった
でも、子どもの頃には分からなかった
登場人物たちの想いや市民の苦しみや
時代の流れなどが沁みたところは良かった
もし、アントワネットに「国とは民である」
といったことを教育する人がいたのなら…
あの無邪気な女の子は間違わなかっただろうか
ルイ16世がフェルゼンよりイケメンだったら
そんなことを考えながら楽しい時間を過ごしました
それと入場者プレゼントにビックリ!
これはファンは嬉しいでしょうね
みんながバラを持っている
感動
観て損は無し!!ずっと涙が止まらなかった。
美麗なキャラ・背景・人間模様。
格調高く奥ゆかしい言葉・会話のやりとり。
芸術的で心理を突いた場面描写。
どこを切り取っても名作。
原作コミックを未読だと『?』な部分は、確かに沢山
ありますが、映画をきっかけにコミックが広まったら
嬉しい。
ただ一つ残念なのは、ミュージカル部分の音楽。
ミュージカルといっても、キャラがガッツリ踊るディズニー
ほど踊り踊りはしていませんでしたが、それでも
ちょっと曲風が作品と会わないな~。と感じました。
良く言えば、合わないと感じる程度で、不快感や嫌悪感までは
行かないので、まあ、聞き流せるかな・と。
絵は間違いなくキレイなので、曲の間は絵画鑑賞にしてもイイかな。
めっちゃ泣ける!ベルバラ知らない人にもオススメ
ベルバラ好きなメンズです。原作からアニメから全部見てきてオスカルが大好きです。原作好きな人はボロカスに言ってますが、私は初めてベルバラに触れる人にも、ベルバラ好きにも満足できる内容と思いました。
途中のミュージカル調なシーンは、宝塚要素でもあり宝塚から入ったベルバラファンにも親しみやすいかと。
それぞれのキャラに推しがいると思いますが、
私はアンドレになった気持ちで感情移入してオスカルを見てました。
原作の大事なシーンは全て凝縮されており、
是非絵だけみて少女マンガと拒否反応しめすメンズには観て欲しい作品です。
ちなみに、あまり映画観て泣かないのですが、
5回くらい泣けるシーンがありました。
休みにいっぱい泣いてデトックスできました。
いい作品です!
残念だった(泣)
あの「ベルサイユのばら」が映画になる!と一瞬歓喜したけど‥あれ、あの長いストーリーどうやって2時間にするの?と不安になった。
往年の名作をリメイクする場合、画面を最新技術でよりリアルにつくるのが昨今のトレンド。でも本作見たら、樹木とかパリの街並みとか、宮殿の内外、あまり元のTVアニメと変わらない。人物もマンガ調そのまま(ばあやなど)。
最悪なのは音楽。18世紀フランスの情景に現代のPOPS全然合わない、耳にうるさく感じた。当時のバロックやロココの音楽を流してほしかった。
ひとつだけよかったのは声優さん。子供時代から若年・成人までをちゃんと声のトーンを変えてます。
みなさん言うように、二部制にするか、思い切って長尺にするか(「涼宮ハルヒの消失」は3時間ちかくあった)すべきだった。
美しかった
殿方ですが楽しめました
原作未読、アニメ放送時世代ではありますが当時は未視聴。現在YouTubeで公開されているのを視聴中、10話あたりまで視聴した段階で劇場で鑑賞。
映像がとても美しく、一部の人々の豪華な暮らしを感じました。
どの声優さんも見事で物語に引き込まれました。特に声色を変えて年齢を重ねたことを表現されているのが見事でした。
この2点だけでも満足だったと言えるほど素晴らしかったです。
ミュージカル的部分は、曲も歌も良い上に見事な手法とも思いますが、いくつか少なくして代わりにナレーションでの説明でも自分はよかったと思いました。黒木さんのナレーションも素晴らしかったので。
ダイジェスト的という側面もあると思いますが、少ないセリフが逆に心にズシンと響く場面もありました。
ダイジェスト過ぎてちょっとびっくりだったけど、 やっぱりあれだけの...
ダイジェスト過ぎてちょっとびっくりだったけど、
やっぱりあれだけの大作を映画一本でやるには仕方がないですね
ミュージカル仕立てにしなければもう少し時間が取れたと思うけど、
それはそれで良かった
せめて二部作くらいに作り直してくれたらな〜
真剣に生きてる人たちばかりで、
重厚感があった
良かったです
声優陣の豪華さ、若手も人気者が!
あえてストーリーは触れません。
昔の宝塚版は正直苦手で、あまり期待はしてなかったんですが、最後は在庫切れのパンフをサンプル品で良いからと買って帰るくらいハマりました。
歌はちょっと大げさ感ありますが、声優陣の実力に感動です。
豊永さんカッコよすぎです。歌声もおおらかな表現とアンドレの病んでる愛情部分とがとても素敵に表現されてます!
沢城さんの男前な部分と乙女な部分と揺れる感じがキュンです。
江口さんの男前力。紳士だー!
武内さんカメレオンボイスのええ声!今回は低めの感じでした。
それよりも何よりも重要なのは兵士達ですよ!
田丸篤志さん、山下大輝さん、鈴木裕斗さん、寺島惇太さん、TVアニメでは大人気の方々が、こんなところで!
兵士のシーンで田丸さんの声に気がついたときはヒャーっとなりました!
エンドロールでは確認しきれず、そのためにパンフ買いました!
が、パンフにも最後の小さいとこにしか書いてなくて。写メで拡大して確認しました(笑)
ベテラン勢と若手のバランス絶妙ですね。
声フェチとしては大満足。
ベルばら!
瞼が腫れるほど泣かされた!
その昔、一世を風靡した池田理代子さんの名作漫画「ベルサイユのばら」。テレビアニメ化され大ヒットしましたが、実は未視聴だったため、いつかは観たいと思っていました。それが、まさか令和の時代になって新たな劇場アニメ化作品として出会えるとは思ってもみませんでした。
ストーリーは、将軍家の娘でありながら家督を継ぐため男として育てられ、文武に優れた男装の麗人・オスカルが、フランス国王・ルイ15世の孫のもとにオーストリアから嫁いできたマリー・アントワネットを護衛する近衛士官を務め、彼女に終生仕える覚悟でいたものの、やがてフランス王妃となったアントワネットの浪費ぶり、スウェーデン貴族・フェルゼンとの不倫、国家の財政難への無関心、苦しむ国民への無理解などに加え、オスカル自身のフェルゼンへの想いもあり、オスカルは近衛隊を辞してアントワネットのもとを去り、衛兵隊を志願し、貧困に苦しむ国民の姿を目の当たりにして、幼い頃より自分に付き従ってくれたアンドレと共に反旗を翻し、民衆のために国王軍との戦いに挑むというもの。
率直に言って、めちゃくちゃよかったです。なんでもっと早く原作やテレビアニメを観なかったんだと、これまで先送りにしてきたことを激しく後悔するほどです。そりゃあ長編原作の内容がたかだか2時間の尺に全て収まるはずもなく、原作の魅力が十分に生かされているとは言いません。しかし、徹底的なスリム化を図り、舞台背景は冒頭でさらりと説明し、途中は歌とテロップで端折り、事後はエンドロールにかぷせ、力づくで完走させた脚本に拍手喝采です!
もちろん原作ファンには物足りない部分は山ほどあったと思いますが、自分のような”ベルばら”初心者には作品の魅力が伝わる十分すぎる内容です。なんと言っても全ての登場人物の心情に共感できるほど、人としての自然な感情が繊細に描かれていることが、本当にすばらしいです。中でもオスカルが、その生い立ちゆえに、自身を厳しく律し、秘めた想いに胸を痛める姿は、切なすぎて苦しくなります。一方で、己の使命に忠実に生き、アントワネットへの諫言も届かず、やがて民衆側に立つ姿は、激しく胸を打ちます。己の信念に基づいて激動の時代を駆け抜けたオスカルに、心を鷲掴みにされます。
そんな主人公オスカルにフォーカスしながらも、アントワネット、フェルゼン、アンドレ、の心情も丁寧に描き、さらにはルイ16世、ジェローデル、レニエらもわずかな登場シーンながらも十分に心情を察することができ、それぞれの思いが痛いほど伝わってきす。身分と立場ゆえの実らぬ恋の切なさや苦しさ、時代に翻弄されながらも命を燃やし尽くした生き様が、激しく心を揺さぶります。後半は溢れる涙を止められず、席を立つ頃には瞼が腫れあがっていたと思います。これで「薔薇は美しく散る」が聴けたら完璧だったのに、そこだけは残念でした。
いささか駆け足ではあったものの、本作を通して原作のもつ魅力はびんびん伝わってきたので、これを機に原作にも改めて触れてみたいし、往年のテレビアニメも観てみたいと思います。きっとさらに深い”ベルばら”の真の魅力が味わえるのではないかと思います。
キャストは、沢城みゆきさん、平野綾さん、豊永利行さん、加藤和樹さん、武内駿輔さん、江口拓也さん、入野自由さんら。本職声優陣のおかげで、安心して作品世界に没入できます。
全222件中、141~160件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。