ベルサイユのばらのレビュー・感想・評価
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昭和のキラキラ少女マンガ
恥ずかしながら、フランス革命あたりの時代のマンガ?くらいの知識しかなかった私。
今までマンガ本を目にした事は、何度もあったはずなのに手に取るまでに至らなかったんです。
そんな私でも駆け足ながら充分に楽しめました。
オスカル様の麗しさ、確かにこれは映画ならアニメしか無理だと思う。あの時代、本当にこんな恋愛秘話があったかもしれない。
折を見てデジタル漫画で復習しようと思います。
後半30分が圧巻すぎる……!
私、マーガレット連載時期からベルばらのリアルタイムファンです。
オスカルさまが誌上で亡くなった時には気分が喪に服してる状態になって、周囲を心配させたほどの熱狂的ファンでした(笑)
一方でその後の宝塚版ベルばらも一通り見に行きました。別ものとして面白かったし、その後、舞台が好きになってハマるキッカケにもなりました。
その私から見て、旧作のアニメはイマイチでした。
なんていうか、男から見たベルばらって感じで、革命の部分はわかりやすく詳しく描写されていたし、デュバリー伯爵夫人とかジャンヌとか、悪女と言われる人たちの描写は原作以上に良かったんですけど。それもオトコ視線ならではなのかと今では思います。
あのアニメを作った男の人達って、オスカルよりジャンヌのほうが好きだったんじゃないかな。いわゆる典型的な女としての魅力はジャンヌのほうがあるもんね。
前置きが長くなりましたが、今回の令和版ベルばら。
映像は全体的にさすがマッパ!という感じで、ベルサイユ宮殿といい、衣装のレースとかの細やかさといい、「すごい!」の一言です。
絵柄もほぼ原作に忠実で、前半と後半の絵柄の差まで忠実に再現されてる感じ。(笑)
前半の三分の二まではイマドキのミュージカル仕立てで、これはこれで面白かったです。楽曲も今風でとても良かった。映像も凝っていて、飽きさせなかった。ただ、尺の関係ではしょりすぎていて、原作を読んでない人にはわからない部分はあったかもだし、必要なエピソードがやむなくカットされている部分もありましたね。
なのである意味冷静に鑑賞してたんですが。
……後半に入ったら……。
「うわあ、オスカルさまだ………!」って思わせる、重要なセリフがほぼ原作どおりに入っていて。
アンドレとのラブシーンもそこまで原作どおりでなくても(笑)と思うくらいほぼ原作どおりで。
そこから先、ラストまではもう、本当に原作のオスカルさまが動いている感じでした。
ああ、オスカルさま………!
しか言えません。
宣伝用のイラストではそこまで原作の雰囲気どおりとは思いませんでしたが、これはもうアニメ化としては理想的というしかないです。
こんな古い作品なのに。雰囲気を損なわずにここまで原作どおりのキャラとして新しい映像の中で動かしてくれるなんて。
製作者のみなさんありがとう。
長生きしてよかった………!
細かいところでは(作画とか原作改変部分とか 笑)ツッコミどころもなくないけど、長年のオスカル様ファンとして、満点をつけずにいられませんでした。笑
まじでやばい!!!
ベルばら2回見て思った事
大好きなベルばら2回見ました。ベルばらミニ可愛いかったです。グッズが欲しかった。入場特典は宝物です。たくさんの方の感想を読みました。ここ分かるとかなるほどなど楽しかったです。自分も何か言いたい。感動した所。オープニング。初めて聞いた時から好きだったので。後、ルイ16世の器の大きさ。アントワネットのフェルゼンを愛しています、は陛下可哀想。言えただろうに愛しているという言葉をにはジーンときました。良かった所。G線を切ったオスカル。静かに切っていましたけど、アンドレに手当てしてもらえたかな?さらば諸々の古きくびきよ、の場面でジョゼフがちゃんといなかった事。天国に行ったのね。ニヤニヤした所。オスカルとアンドレのラブシーン。アンドレのシャツが漫画よりはだけすぎていて笑えましたが。怖くないからでオスカルの髪に手を入れる所がエロくていい。千の誓いがほしいかの台詞も好きですが、アニメのすべてを命ある限りも好き。だって本当にすべてだから。笑ってしまった所。キャー、オスカル助けての馬暴走。まぁこの後アンドレが俺はお前の為に命をかけよう、と言わないといけないし。後、アントワネットの白目と顔の縦線。アニメではちょっと。残念だった所。オスカルとフェルゼンのダンスシーン。踊るか踊らないかで逃げるオスカル。もう正体バレちゃった?アンドレの目をケガさせないといけないからドゲメネ、ピエール坊や、ロザリー登場。オスカルに名前を呼んでもらえなかったロザリー、さぞ無念だったでしょう。なので、オスカルの亡くなるシーンはなんとなく締まらない感が。アントワネットとフェルゼンが布に包まって空飛んだり、海の中のクラゲと戯れたり?でした。後、どなたかも書いていましたがオスカル血を吐いていませんでしたよね。前にアンドレが作り手じゃないか、という記事を書いた方がいてすごく面白かったのですが、その方の言葉を借りるならオスカルが病気になるのは可哀想そうだからカットなのかなと思いました。最後にオスカルとアンドレ声優さんから選んでもらえて良かった。そのへんの俳優では見なかったので。なんだかんだまだいいたい事はありますが、DVDがでたら買おうと思っています。疑問、オスカルはフェルゼンのどこが良かったのか。馬暴走の時に取った行動に惚れた?映画を見て、原作を読む人、アニメを見る人がたくさんいると思います。それも一つの狙いではと考えてしまいます。実際dアニメストアのお気に入り増えました。
こんなオスカルが見たかった
マリー・アントワネットとフェルゼンの話としては物足りなさもあった。ただ2時間弱にまとめようとすると切り捨てる部分は仕方ない。それでも歌とそのバックの映像に乗せて、変化と心情を説明するのは結構良いアイディアだったと思う。
フォーカスされたオスカルとアンドレについては、後半原作に忠実に映像化されていた。ジェローデルと3人がヌーベルエロイーズの感想を言い合うところは、それぞれの立場の違いをしっかり見せてくれた。革命に身を投じようとする娘を止めようとする父ジャルジェ将軍に、男として育ててくれたから社会を見ることができたと感謝する場面は、自律した女性として輝いていた。そして幸福を知り別れ、軍人としての活躍を見せてくれた。原作を読みふけっていて、セリフまでわかるのに涙が止まらなかった。
とても得難い時間だった。
10代の女の子にも観てほしい
宝塚のNHK中継を見て知り、中学校の図書室で愛蔵版を読み、自分の手元にほしいと単行本を少しずつ買って何度も繰り返し読んでいた中学生時代・・・
オスカルとアンドレのカップルが大好きで特に6巻から8巻をセリフを暗記するくらい読んでいました。ちなみに実写版もTVアニメ版も一応通ってきました。
それから何十年も離れて池田理代子先生が11巻以降を出されたことも知りませんでした。
ただ、予告編で新しい劇場版が作られると知り、美しく繊細な描写を見てこれは絶対見ると
決め、鑑賞しました。
原作を読み返していないのに、見覚えのあるあのシーン、このシーン、今でも言えるセリフたち・・・頭の中で動かしていた場面が、目の前のアニメで動いて言葉を紡いでくれる感動
が溢れました。
何より、苦しみながらも自らの人生を信念をもって選びとっていくオスカル、中学生のときにあこがれ、自分も自分で決めていける人間になりたいと願ったオスカルがそこにはいました。
昭和の少女と令和の少女では取り巻く環境は違うかもしれません。でも、ぜひ10代の女の子にも観てほしいと思いました。
映画尺にまとめるのは難しいよね…けどラストは泣
映画制作が決定してからずっと楽しみにしていた作品でした。
実際にアニメ映画に携わっている身としては、ベルサイユの薔薇という作品を112分にまとめられたのはすごいなあということと、エヴァみたいに思い切って180分とかにすれば…とも思いましたが、制作費が足りませんよね…
ミュージカル風なのは宝塚に寄せたのか、それしか方法がなかったのか。
大事な部分も省略せざるを得ないので原作勢じゃないと???となりそうです。
少し作画が氣になるところもありましたが、舞踊会のシーンの作画は特に良く、動きも素敵でした。
最後の30分ほどは原作にほぼ忠実に再現されていて、とっても感動したしほとんど皆さん泣いておられました。
最後の30分だけを観に行く価値はあります。
久しぶりに見た駄作
宝塚歌劇から入り、ベルばらはオスカル編とフェルゼン編両方好きで見ておりました。今回の映画は言うならばオスカルアンドレ編というところなんですかね。マリー・アントワネットとフェルゼンに対して余りにも軽すぎる。そして個人的にはめちゃくちゃ好きなアランが台詞の多いモブくらいの扱いを受けていたのが非常に残念でした。
また宝塚を観過ぎているせいがアンドレってこんなに細く弱い男だっけ?という、なんとも残念な気分になりました。同様にオスカルのアンドレに対する心の移り変わりも非常に雑に描かれていて、笑うしか無かったです。
あと劇中歌いりますかね?ベルばらって凄く気品ある作品だと思うんです。絵も薄っぺらいし、曲も歌詞も薄っぺらい。せめて生オケにして欲しかった…。ベルばらなんだから…と思いました。
よくこれでみんな泣くし、原作の許可おりたなって思いました。
あと個人的にオスカルのペガサスのくだり、急に出てきましたよね?自分的には死に際にそこ出す?!今まで触れられてなかったのに?!ってなって笑っちゃいました。
やっぱベルばら2時間は無理だよなぁ。もうちょっと長くて歌削ったらいいんじゃないかなぁと言う印象でした。
映画化して下さった事に感謝しています
中学生の時にコミックを読んだ原作ファンです。テレビアニメ、宝塚はYouTubeで大まかに観ています。今回の映画は2回観ました。1回目は同世代の友達3人(60〜65歳)と、2回目は娘(平成生まれ30代)と
原作ファンの方でも受け取り方が違うようですね。私は原作に忠実に作られたこの映画にシンプルに感動しました。そりゃ、時間の制約もあり、端折られ感はありますが、オスカルはスクリーンの中でコミックの中のオスカルそのままに生きていました。
中学生の時に見たオスカルよりカッコよかったです。
余韻に浸っていたら、娘が自分も観たいと言いました。
娘はほぼ何の情報も持ち合わせていません。
実は娘がどう受け取るか、ちょっとドキドキでしたが、一緒に観ました。
結果…
感動していました。
見終わった後、親子で会話が弾みました。
オスカルが民衆側につくのは予想外だったと言いました。彼女はオスカル推しになりました。
もう1人の推しはジェローデルだそうです。
アンドレの愛は重いとの事
ここは昭和世代の母とは違うところ、ちょっと残念(笑)
その後2人お金を出し合い、原作とエピソード編全14巻を購入、回し読みしています。
新しい世代にも受け入れられ、原作を読みたいと思わせたこの映画、
それだけで大成功ではないですか
親世代として感謝いたします。
ベルばらへの入口
2時間は確かに短いですが
賛否なら、私は賛の方
評判が賛否分かれているようで、しかも劇中、歌のシーンがあると聞いていたので、あまり期待していなかったが、
観て観ると、いい映画になってるな〜と思った。
賛否分かれるのも納得。
たった2時間で、あの壮大なお話をまとめるのはすごいな…なんて感心してしまった。
だから歌のシーンで人物の心象風景を描いているんだろうな。
時間が全く足りなくて各々キャラの深掘りは難しいから、駆け足で話が流れていくと言った感は拭えない。
この映画でよかったなーと思うのは、絵が綺麗だったし、何よりTVアニメ版の時より、効果音や環境音が格段に良くなってて、人物がよりリアルに感じられた事。
細かなシーン色々あるが、ドレスの衣ずれの音がする!なんてちょっと感動した。
革命シーンも音、映像共に迫力が増していて、そこもよかった。
TVアニメ版で原作完全版作って欲しいな。
アントワネットとデュバリーのシーンなんて、サラッと出て来たけど、アレってアントワネットの若いながらも気高さが表れていて、好きなシーンだから、歌のシーンじゃないところで出て来て欲しかったところ。
ロザリーはチラッとだけだったし…。
TV版作る伏線か?などと勝手に期待してしまう。
もう一回観たいな。あと歌の音源出たら買うかも。
ずばり ベルサイユのばら です。
1.導入部 一気に観衆を物語に引き込む壮大な演出。素晴らしかったです
2.最終盤の見せ場もガチぎまりに良かったです。涙でっぱなし。周囲でも鼻をすする方、嗚咽を漏らされる方、多数
私はこの2点で大満足です。
他に言うことはないのですが、少しばかり筆を続けさせていただくと(長いw)
まず作品の題名。ずばり「ベルサイユのばら」です。ジークアクスでもオリジンでもなく「ベルサイユのばら」です。この事実だけでも、原作漫画リアル世代(TVアニメリアル世代)にはぶっ刺さります。演出の違いはあれど、キャラクターのビジュアルもストーリーの骨子も原作をまんま引き継いでおり期待を裏切りません。それがラストの感動を生むのだと思います。特にオスカルは神々しいまでの御姿で描かれ、それはそれは美しく・強く・儚い、真にベルサイユのばらでした。
演出面では他の方のレビューに詳しいですがミュージカル要素を大胆に取り込んだ点は新味がありました。やや戸惑いましたが「ベルサイユのばら」は宝塚の長年の演目でもありますから「味付け」としてはあり、と思えました。ルイ16世王朝期の華美さを表す演出と捉えても良いかもしれません。その証拠に導入部と後半部に歌唱演出は用いておらず純粋にストーリーと映像美で勝負しています。特に最終盤のシークエンスは、ミュージカル調で蕩けたところを銀の銃弾で射抜くような見事な緩急だと感じました。あとやたらに花びらが飛び交います(推定12万枚)が、そもそも漫画原作も花びらの嵐ですから、この花びらも実のところ原作に忠実な演出なのです。
なお、ストーリー後半になってオスカルがアンドレに心を寄せていく流れは、視聴中はやや無理やりっぽい印象を受けました。衛兵隊に籍を移す頃から、モブっぽく描かれていたアンドレが男味を増し艶っぽくなるのも不自然といえば不自然。ですがそれは漫画原作でも同じで、この点でも本作品は原作に忠実であると言えるでしょう。原作/TVアニメ世代は少女少年期に味わったベルばらの感動を追体験できたと思います(少なくとも私は)。
かたや、ベルばらに馴染みのない方からするとどうでしょうか。スキップ気味にストーリーが進み大味な面があることは否めませんが、本作ではオスカルに集中的なスポットライトを当てて彼女の物語を強く描き出したことで、原作や歴史背景に無案内でも楽しめる構成だったと思われます。
初見でも面白いと思います!!
見れば見るほどに、世界観に埋没します
原作の凄さ再認識
原作を理解して制作したのか疑問に思う
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