ベルサイユのばらのレビュー・感想・評価
全98件中、81~98件目を表示
時を経てもベルばらでした。
全く映画の内容はリサーチせずに行きました。
アニメーション制作をMAPPAを手がけたのでいったいどんなベルばらになるのかめっちゃ楽しみにしてました。
映像は映画のタイトルのようにきらびやかで眩しいものでした。登場人物の動きは一つ一つしなやかで綺麗なものでした。
2時間ちょいなのでストーリはまとめた感じでしたが、登場人物の心情を音楽で表現していたのが少しミュージカル風に思えて残念でした。そこは映像や声優の声で表現して欲しかった。
ようは音楽が多かったのが好みではなかったのが正直な感想。
でも、オスカルとアンドレのシーンはやはり胸熱でした。
楽曲のPVみたいなミュージカル
悪くない。
池田理代子の絵柄に寄せて、恋愛だけに絞って構成したバージョンの宝塚歌劇ミュージカル舞台を、音楽を現代的に作り直して、アニメーションに落とし込んだという印象。
映画というより、楽曲のPVみたいな仕上がりに。
音楽が好みに合えば、コレはコレでアリだなと(逆にこの作品の音楽は苦手、って人にはかなりキツいはず)。
世代的&個人的に、「荒木&姫野の絵柄じゃない『ベルばら』なんて」「前半長浜、後半出崎なアンバランスさが逆にハマって中毒性があったのに、コレじゃない」という拒否反応が最初に出ちゃうところを、根性でねじ伏せ「別物として楽しもう」と努力が必要ではありましたが、結構楽しめました。
あと、みゆきちのオスカル、よいよ。
声がカッコいい。
CGによりベルサイユ王宮の豪華さや、軍隊の人数・物量が描かれているのは、今の時代だからできたかな、という利点もあったように思いました。
ただ、この構成だと本作が『ベルばら』初体験な方々にはよくわからない可能性が大かもという気も。
原作、または歴史が頭に入っていれば、何故アントワネットが贅沢に傾倒し、フランス王朝が時代を見誤ったかがスルっと理解できるはずですが、歌でいろいろな説明をすっとばしちゃってて不親切設計。
そのあたりも宝塚の舞台っぽかったです。
歌詞で理解できる部分もあったから、歌だけ歌詞字幕が欲しかった。
余談ですが、ベッドシーンを芸術的なダンスシーンで表現したために「インド映画かよ」と心の中でツッコミを入れまくったことも付記しておきます。
MV?
MV?
宝塚?ミュージカル?
オープニングあるのなら「薔薇は美しく散る」がよかったなぁ
監督、脚本、キャラデ全員女性。
うんうん。
マリー・アントワネットとデュ・バリー夫人との確執とかはMVでサラっと説明。
原作を知ってる事が前提なのかな?
フェルゼン×マリー・アントワネット×オスカル
ジェローラモ×オスカル
オスカル×アンドレのいいとこどりエピソード。
ただ、MV部分の演出でパタリロとかウテナがちらついてしまった。
イクニが監督だったらどうなってたんだろう、、などと妄想したり。
すみません。
オスカルのアジテーターっぷりが凄かった。
自由平等友愛!オスカルがそこに至るまでのいきさつがこの映画でちょっと弱いかも。ロザリーいないし。
まぁ最後は泣いてしまいました。
やっぱりオスカル様は永遠です。
魂の継承はあったと思う
ベルばらミュージカル
ストーリーは大分端折っているのと尺を巻くシーンではミュージカルで説明する感じでした。かなりミュージカル色が強い映画だったので、賛否は分かれそうな気がします。
ただ背景の作画は圧巻だった。作画は旧作より繊細で細かい感じ。
今、連載するとすればきっとこんな感じの作画だったんだろうなと思いながら観ました。
ただ新声優陣は旧作のベルばらの声優陣と比べたら全体的に声が高い感じなので、そこの違和感は多少ありました。映画を観終わった後に旧作を見比べて確認しましたが…特にオスカルとアンドレはかなり声のイメージが違いましたね。
あとラストのマリーアントワネットの処刑までのくだりは尺の都合で紙芝居で巻いてしまったのがちょっと残念かな。
原作ではそこも面白かった部分だったので勿体なかったかな。
ミュージカル?
全巻揃えてました&劇場公開超楽しみにしてました 忘れもしない10巻はホラーな外伝、この間のジャンヌデュ・バリーは3巻あたり
ペガサスの如く展開が超速なのにはガッカリしましたが、すっかり忘れていたお目目キラキラ✨️少女マンガ王道を思い起こさせてくれました 途中の求婚者にはこんな登場人物いたっけ?、ロザリーの出番が一瞬だけであれれ~でしたが激動の仏を駆け抜けた麗しい🌹とても懐かしかった 自由と平等が強調されより現代風に 2人の女性の生き様を描いてるお話だったのね、改めてやっと気が付きました
今度はオルフェウスの窓も映画化してくれ〜
余談ですが佐賀とのコラボ企画でベルサイユのさがとかいうキャンペーンやってるみたいです
関連作と一緒に(VODで)見るのがおススメか
今年37本目(合計1,579本目/今月(2025年1月度)37本目)。
なかなか月の本数としても30本は超えても40本を超えるのは容易ではないですね…。
なお私は原作は知らず、高校世界史でこの点をしる程度です。
おそらく、原作コミック(小説?)等の何十巻とあるものを100分そこそこにまとめたためにかなりの飛びがあり、そこをどうとるか…といったところです。ただ、ストーリーとしては飛びは見られても、エンディングに至るまで時間軸の巻き戻し処理は一部を除いて存在せず、高校世界史レベルの知識で見ることができるのでそこは有利な点です。
翻って本作品を見ると、今の国民主権にあたるような思想を持っている登場人物が多く出てくるのは、映画内には表立って出てこないものの、当時の法学者や哲学者など(フィヒテが代表例か)の影響を受けていたものと思われるところ、そこを飛ばしたのが難しかったかなといったところです。ほか、おそらく原作に準拠したものと思いますが、唐突に星座の話をするなど(ふたご座。「兄」にあたるカストルは2等星、「弟」にあたるポルックスは1等星。2等星で固有名が知られるのは北極星(ポラリス)以外に基本的にないので、やや厳しいか)、やや混乱させる部分もあります(かつ、オスカルとアンドレは兄弟関係にはないため)。
本作品だけでも十分楽しめますが、「裏主人公」であろうところのマリー・アントワネットの「対立した人物」を描いた作品の「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」や、その後を描く「ナポレオン」など、関連作はすでにVODにあるようなので、それらと一緒に見ると理解度があがるのでは、と思います。
採点に関しては以下まで考慮しています。
----------------------------------------------
(減点0.3/マリー・アントワネットが悪人かどうかの描写に配慮が足りない)
この点、彼女は加害者でもあり被害者でもあります。高校世界史では加害者的な立場で描かれますが、被害者的な部分もあり(後述)、ここは関連する作品である本作では適宜説明が欲しかったです(後述)。
----------------------------------------------
(減点なし/参考/マリー・アントワネットとサリカ法)
もともと「サリカ法」という法律は、フランク王国ができた当時くらいからヨーロッパを支配していた法体系で、今の法体系で言えば刑法・刑事訴訟法にあたります(国によって法律名は異なるが、同趣旨の法律をまとめて「サリカ法」という)。とはいえ、当時はキリスト教文化が一般的でしたから、「神のお答えがすべて」であり、それは形式的なものではなく、このサリカ法に一部存在した、遺産相続に関する男女差別的な規定が問題となり(王位継承を事実上、男性のみに制限したり、土地の分割においても女性は不利な立場だった)、これは百年戦争(1339~1456)をもたらした一つの原因にもなります。
映画内でも描かれるように、彼女は20歳にも満たない間に結婚しましたが(それどころか、映画内の描写と歴史に照らせば、それこそ12歳とか15歳とかというレベル)、これも当然政略結婚であり、またそのような年齢で結婚しても宮廷内では「男児を生むこと」を暗黙に要請されていたため、そればかりを要求された(むしろ、彼女に当時のフランスの政治を任せても無駄だったし、そのことは宮廷内では常識だった)ため、彼女にストレスがたまりまくりの状況であり、そのストレスに対する「八つ当たり部分」は、「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」にも描かれています(VODで見られるはず)。
この点、余りにも早すぎる結婚であったこと、ルイ16世が「子作りが上手ではなかった」ため(表現は緩和しています)、彼女は難産も経た上で最終的には2男2女を出産しますが、その後に起きたフランス革命やナポレオン戦争他によってそれらの小さい子もそうした革命のもとに犠牲となり、最終的に天寿を全うできたといいうるのは、女性(女児)であったマリー・テレーズ・シャルロットだけであった、というのも皮肉なところです。
なお、こうした遺産相続における男女差を規定していたサリカ法は、ナポレオンによるナポレオン法典等で大半の規定が削除され(ナポレオンの一つの功績と言われる)、他国においても男女同権思想が当たり前になった時に削除され、今にいたります。
こうしたサリカ法の存在で「男の子を産むこと」のみを求められた彼女はその意味において明らかに被害者でもあり、この点については何らかの配慮が欲しかったところです。
(減点なし/参考/一部においてフランス語が表示される部分)
フランスはこの当時、話されていたフランス語が現在のフランス語とほぼ同じであった一方、フランス語は「子音を原則発音しない」「リエゾンが発生する」といった言語であるため、発音からスペルを推測したり、さらに性数一致を推測する必要があるなど文法的な要素があるため、フランス語をどれだけ読み書きできるかは、たとえ映画内でいうところの「一市民階級」であろうと重要なことであり、特に「聴いたことをそのまま書き取る」、「書き取り練習」は当時から存在し、当時からそれが伝統的に一市民階級でも常識扱いでした。
現在でもフランスでは高校(リセ)でもこれらは「ディクテ」(英語ではディクテーション)として行われるほか(日本では、最も有名なフランス語系の資格である仏検においても、初級から程度の差はあれこの科目は存在する)、同じようにリエゾンが存在するような韓国語でも同じような学習法が存在したり、発声方法が特殊な中国語でも行われることがあります(←日本語ではそのような学習は、(外国人の日本語学習を除けば)せいぜい小学1年か2年かでしか行われない(中学高校でそのようなことをやったという方はいないはず)ことと比べると違いがはっきりする)。
うっすら、ミュージカル仕立てなの?と思って行ったら、歌詞にキャラが口合わせてるほどのミュージカルだったし、ダイジェスト イメージMV集だった
初見の率直な感想。
TVシリーズが大好きで思い入れはあるけれど、リメイクなりをするのであれば、新しい作品としてどうか、の方が気になるタイプなので、
ミュージカルならそれならそれで、という心づもりで観たかったし(でも全編通してミュージカルってわけでも無いんだよね……)、
原作とか知らずに観に来たひとはどう感じるんだろうという面では疑問。
特に前半全く感情移入出来ない。
ミュージカルでもないんだよ、ミュージカル仕立てのMVなの。
先日たまたま劇場版オペラ座の怪人を観たばかりだったから、ごめんなさい、澤野さんの曲が悪いとかでは全くないのだけど、
奥行き華やかさ荘厳さのある楽曲たちに心震えた記憶が蘇ってしまい、なおさら違いを感じてしまった。
ベルばらには、それこそ、気高さや運命やそれに抗い生きる、情熱を感じたかったんだよ…。
キャラクターに歌詞を歌わせる必要あるんだろうか。そこでちょっとひいてしまった(ミュージカル仕立てだと知ってて見てれば…と思うのはそうゆうところ)。
形式に慣れないまま、感情移入出来ないままイメージ映像をずっと見てるのはツラかった。
やるならもっとちゃんとミュージカルにしてほしかったような。(ミュージカル好きな訳ではない)
二部作三部作もよくある中、2時間1本にまとめるのは不可能では?と思っていたし、
だから省かれるエピソードは仕方ないし、そこはMVシーンで見せた、それはわかる。
でも、恋愛を描きたいのなら、心情描写は丁寧に描いて欲しかった。心情変化が唐突過ぎてついていけない。
せっかく演技のうまい声優さんばかり集めて、ひと呼吸で感情を表せるような方たちなのに、歌ですすめるのむしろもったいないし時間使い過ぎではと思ってしまった。
(アントワネットはオスカルに対して時間経過つけ過ぎな感じもしたけど💦)
逆に、エンドロールの絢香の歌声の説得力……引き込まれた。
同じ列で観てらしたおじ様が、
銃を売ったエピソードからのシーンで泣いていらっしゃったけど、
あのあたりも、原作とかの、あのシーンという、意味や背景を知ってるうえで、そこでの役者の演技のおかげなのではと内心感じたりして。
私的には流れが唐突で、新作のつもりで見てたら泣けるとこまでいけなかった。
新たな試み的な作品、ではあるんだろうね。
自分は、ラストのあたりのような、演技や美しい絵柄で(オスカルは全編通していつも美しい!!それは最高!!!!)、
心情を見せてくれる物語の進め方の方がやはり好きだ。
(……ラストのアランのあのワンショットはもう少していねいに作画描いて欲しかったのが残念……アップのそれなりに長いシーンにするなら……好きなキャラなだけにw)
さすがにTVシリーズのオスカルのラストシーンが神過ぎるんだよな……と再認識してしまい、
家に帰って観たくなったのも確かだけど。
最終的に、
ラストはしかと感情もってかれて泣けてしまったので、星、増えましたw
ただ、こうゆう個人的なレビューに惑わされず、
観てはほしいです。
好みはそれぞれなので。
(私もレビュー見てて観る気失せたんですけど、でも自分の目でちゃんと見に行ってよかった)
それに、初見の感想はこうだったけど、ある意味2度3度観れば、気にならないことだらけかもしれない(……観れるかどうかは……w)。
星つけ直したくなるかも、って気がしてきたw
これを機にあの大作である原作に行ってもらえるならそれもいいわけだし……
なんて思い始めたら、
つけた星の数のわりには周りにめちゃめちゃ勧めてしまいそう(笑)
全体的に、来られてるのはおじ様おば様多かった印象。
まぁそうなるかw
どう転んでも、池田理代子先生がやはり偉大なのだということはわかるのだった。
特典が胸アツ過ぎた。
ベルばらファンの為の映画
原作とアニメのファンなので情報解禁した日から公開を待ちわびていた。
公開初日の初回に横浜市内の広い映画館で鑑賞。適度な人数の女性と僅かな男性の姿。期待感と熱気を感じ、改めて「ベルばらは愛されている!!」と思った。
感想は
エンディングで
端折りすぎ!!と思ったけれど
抗うことが出来ないと思っていた各々の宿命の中で
運命を作る若者たちの生き様に
涙腺崩壊し
この話しを作った
池田理代子先生の偉大さを改めて感じた。
美しく
煌びやかで
現在の日本と同じ現実を感じることが出来たり
フィクションと
ノンフィクションがある
壮大な世界だった。
マリーアントワネットが囚われ、
処刑される様子をもっと落ち着いて見たかった希望はあるが
よく2時間におさめたと思う。
情熱の2時間だった。
大画面で
オスカルや大好きなキャラクター達に
会うことが出来て
胸が高鳴った。
そして
来場者特典の第一弾が
私の心を鷲づかみにし
歓喜した。
見る人によって感想が様々だと思うが
私はミュージカルも好きなので
新しいベルばらに出会うことが出来た心境になり
見に行って本当に良かった。満足。
ベルばらという作品をこの映画で初めて見た人に
話しについていけたかを訊ねてみたい。
原作オタクのぼやき
当方30代ですが学生の頃から20年来の
池田理代子先生のファンで
ベルばらの台詞はほぼ覚えています。
台詞や作画など忠実な所もあり
アニメーションの美しさは感じられるものの
シーンの切り替え毎に入るミュージカル調に
私はどうしても耐えられず。
長い長いミュージックビデオを見ているかのような…
オスカルのドレスのシーンはかなりの重要パートだと思うが、
そちらも一瞬で音楽シーンに切り替わる。
読んでいない方には
なぜオスカルがドレスを着たのか分からないのでは?
また違和感を覚えたのがアンドレが左目を失明するシーン。
原作でアンドレの左目を失わせたのは黒い騎士。
今作では黒い騎士を出す時間が無かったのだと思うが
民衆に襲われた結果失明し、
なおかつ黒い騎士でもあったベルナールが
あの場を収めるというのはストーリーの改悪ではなかろうか。
オスカルとアンドレが乗る馬車が町で襲われ、
結果アンドレへの愛を確信する場面が原作ではあるが
そのシーンとごちゃ混ぜになっており大変残念だった。
重要人物であるロザリーも
一瞬しか出てこなかったのがとても寂しい。
また、オスカルがバイオリンの弦を切ってしまうシーン。
あのシーンでのアンドレとのやり取りが
切なくて辛いけれども好きなシーンなのだが
今作のシーンではアンドレは出てこず。
頭の中で「G線が…アンドレアンドレ」を勝手に反芻。
何よりも一番納得いかなかったのは
オスカルからアンドレへの告白もなく、
突然の「アンドレ•グランディエの妻に…」!!
革命の日が近づくにつれ、
オスカルがいつ想いを告げるのかハラハラしていたが
これにはかなりショックを覚えた。
そして進撃、2人が戦死し、
また音楽シーンに変わり映画は終了。
ベルばらの中で私が好きなカップルは、
なんと言ってもオスカルとアンドレだが、
ベルばらは2人が亡くなって終わりではない!と言いたかった…
エンドロールでその後のフランス革命について
画面両端に説明が流れるため映画の余韻も削がれ、
この点も大変残念だった。
池田先生の描くそれぞれのキャラクターには
共感や魅了される所があるが、
今作ではオスカル以外のキャラクターに魅力はあまり感じられなかった。
2時間の尺の中でベルばらのストーリーを魅せるのは
なかなか厳しいと感じた。
入場者特典として、
池田先生の複製原稿の「オスカル、人生で一度のドレス姿」を
いただけたのはとっても嬉しかった!
映画に対するレビューというよりは
ベルばらオタクのぼやきと思っていただければ幸いです。
…そう言えば映画でのオスカル様は結核になっていなかったな…
原作見たことなしい予告映像も見ずに鑑賞
ベルばらへの入口
原作は文庫版を持っており、アニメは小さい頃再放送で見ていた気がするくらいのそこまでベルばらオタクというわけではないが人生のうち何回か読み返している作品といった感じ。
予告編から最後まで描くことは分かっていたので大分端折られるんだろうな〜と分かっていたがそれを歌のシーンで補完してくれるのは、つい最近上映前に予習しようと原作を読み返したのにもう一度読みたくなってしまう。
音楽が澤野弘之と聞いていや合うんかベルばらにと思ったがそんな心配は無用だった。華やかな貴族たちの歌から力強い市民たちの歌までなんとも振り幅の広い作曲家だなと思った。
ただやはりボーカルのある曲を使うとキャラクターの台詞とどちらを聞けばいいのかとなってしまうし、そこらへんの音量調整がちょっとなぁとは思った。音響の良い映画館が近くにある方はそちらで鑑賞することをオススメしたい。
オスカルの人生は描かれたが原作でその後続くマリー・アントワネットの人生がエンドロールの文字と絵だけで済まされてしまったのが☆を一つ減らした理由。ダイジェストベルばらじゃなくてダイジェストオスカルの人生なのだ。この映画は。
原作を読んだことのない方にはぜひ読んでもらいたいと思う。オスカルも度々言っていたアントワネットの生まれながらの誇りの高さが良く分かると思う。
私の持っている文庫版には今も様々な業界で活躍する女性たちの解説が寄せられている。
オスカルというこれだけ長い間愛されるキャラクターの人生をこれだけ短い時間にかつ大切なところは取りこぼさずにまとめたこの作品は新しいベルばらへの入口になっていくと思う。
そしていつか彼女たちのように、ベルばらに心動かされた人たちの活躍を目にできるのかもしれないと思うと、なんだかわくわくしてしまう。
分かりやすくて面白かった!
面白おかしく楽しんで、最後泣く
幼い頃、超話題になっていて、アニメも放映されていたことは記憶しています。原作はちら見程度─。そもそもなんでこんなものが流行っているんだろうという疑問しかなくて、アニメも何度も何度も再放送・・・別のアニメにして!って思っていたものです。宝塚とかでも大ヒット、その道のプロなどにはその素晴らしさを得々と・・・もううんざりだったんですが─
時を経て、コンパクトに纏められたこの作品を観賞。正直、なんで今更という気持ちしかなくて、引いた目で眺めていました。
と言いつつ、原作を尊重したような画面づくりや演出にかなり笑ってしまって、キラキラ華やかな前半部分はニヤニヤしながら楽しんでおりました。声優が歌う音楽なんかもかなりよくて、結構引き込まれた気がします。
もつれた恋愛なんかも、以前だったら偏見の感情しか思い浮かばなかったけれど、今ならば「複雑~」っていう一言だけ─。なので、革新的な愛を描いていたことに今更ながら驚き─。
後半は史実と絡めた涙涙の怒濤の〆。このコンテンツは、まさに名作だ!と遅ればせながらの再認識。
映画としても、綿密な作画と素晴らしい楽曲群で、非常に楽しませてもらった印象です。
ビックリスルホドトンデモナイエイガデシタ
試写会当選@TOHOシネマズ日本橋🌟 フィガロワインクラブさんありがとう😊💕(映画の試写よりベルばらという映画にちなんで開催された「劇場アニメ『ベルサイユのばら』×シャンパーニュ・レア 特別試写会」のシャンパーニュ・レアの試飲への感謝✨✨✨)
◆映画の話◆
そもそも全10巻(かな?)からなる大作漫画をわずか2時間の映画におさめようってんだからきっとサラッとしたダイジェスト版になってしまうんだろうなーという一抹の不安はあって挑んだけど、不安的中😅
説明が必要な箇所はミュージカル仕立てにしており、曲の歌詞と画を照らし合わせれば何があったかわかるでしょ??という塩梅。原作読んでる人にはふんふんなるほど、かもしれないけど初見の人にはかなりアクロバティックな展開にぴょんぴょん飛び飛びする始末。
説明は歌でするとして、肝心の映画は何にフォーカスしてるのかというとそれぞれの登場人物の恋愛模様。いや、スポットスポットでの『好き』だの『もしやこれが愛!?』だのばかりを抽出してつなぎ合わせたもんだから狭い世界であっちこっちで湧き上がる恋愛感情スプラッターのオンパレード……見るに堪えない🙈
50年以上前の作品だから声優陣が様変わりするのは仕方ない。でも揃いも揃ってみんなマイルドで柔らかい声の人ばかりにするかな??オスカルの麗しさとか、マリー・アントワネットの柔らかさの中に感じる芯の強さとか何も無し……。アンドレに至ってはオスカルと結ばれるときになんだか腑抜けた声を出す始末。それぢゃーオスカルの気が変わったとしても仕方ないと思うレベル。
たった2時間、むしろ2時間もなかったはずなのにつまらなさを理由にこんなにも長く感じた2時間は初めてだった。まだ半分も終わってない……あと半分か……残り20分……と勝手なカウントダウンをしていたけれど、残り15分のところまできて『ん??残りの時間でベルバラの最大の見せ場てあるフランス革命終わるんかな??』と思っていたら映画でフランス革命を見せるつもりはなかった模様。え?こんなところで?という終わり方をしてしまい続きは紙芝居で〜という具合。
何よりもミュージカル調に仕立ててるにも関わらずオープニングから最後まで名曲『薔薇は美しく散る』がどこにも出てこなかったのが個人的には許すまじ。ソフトボイスの声優陣が歌う作中曲は全てポップな感じで(エンロ確認するまでAAAが歌ってるのかと思ってた)、オリジナルアニメの『薔薇は!薔薇は〜』の重厚な感じがなくてアタシの知ってるベルばらではなかった😭😭😭
◆トークショーで聞いた話◆
1/17〜YouTubeでオリジナルアニメが毎週5話ずつ公開されるとか!めちゃくちゃ貴重な情報💕(そっちでお口直しします……)
◆振る舞われたレア・シャンパーニュの話◆
レア・シャンパーニュの高貴な起源は1785年5月6日に、フローレンス=ルイ・エドシックが王妃マリー・アントワネットに献上した1本のキュヴェに遡ります。それは、『王妃にふさわしいシャンパーニュを』という強い思いをもって造られたキュヴェでした。その高貴な誕生にふさわしく、レアのファーストヴィンテージであるレア1976はヴァン クリーフ&アーペルによって、金、ダイヤモンド、ラピスラズリで贅沢に飾られ、ヴェルサイユ宮殿で発表されました。(引用終わり)
1976年のファーストヴィンテージ以来、『レア』の名を冠したキュヴェがリリースされたのは過去約50年で十数回。そんな貴重なヴィンテージ・シャンパーニュを飲む機会はとってもラッキー🍀
原作ファンではありませんが
全98件中、81~98件目を表示