ベルサイユのばらのレビュー・感想・評価
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初見でも感動できる作品
ベルサイユのバラ、名作と聞いていて一度触れたいと思っていましたが、ハードルが高く、今回映画で初めてコンテンツに触れました。
最高に感動しました。
opの作画の美しさ、フランスを訪れたことがありますが、細部までこだわられた建物の作画。さすが劇場版だと思いました。
また、各キャラクターがとても魅力的でした。
どのキャラクターにもとても共感できて、時代に翻弄される登場人物たちの葛藤や、信念が伝わってきて感動しました。
特にマリアントワネットは史実上かなりマイナスイメージがありましたが、王宮内という狭い世界の中で、精一杯彼女なりに生きたのが伝わってきて、彼女なりの矜持が魅力的でした。
正義のためなら死ねるぞ
ここまで真っ直ぐに言えるのはかっこいいなと惚れました
ただのイケメンかと思いきや、エンドロールで、ヴァレンヌ事件でマリーを助けようとしたことを知り、本当にイケメンだと思いました。
主題歌とその映像が本当にかっこよかったです。
号泣しました
原作に忠実なのですが、あの曲が 頭の中をグルグルするのです
昔から、"ベルばら"のファンなので、とうぜん観に行きました。
元弟娘が、宝塚 宙組で、マリー=アントワネットを演じ、唄を出していたので、
もしかしから本作の中で、その歌声が聴けるかと期待したが、なく
また アニメの あの曲 もなく、残念
しかし今までの"ベルばら"のアニメ・映画の中で、1番漫画に忠実な世界観を出しており、本作の演出は稀に見る才能を発揮していました。
フランス軍は連隊毎に連隊の連帯感を持たせるために、軍服の色合いとデザイン等が連隊毎に違うのだが、きちんとそれを表現する等アニメとして考証レベルが高い。
この映画を観たら、もうひとつのフランス革命を「レ・ミゼラブル(2012年)」を観た方が良さそうだ。
オスカルとアンドレの人生を2時間で駆け抜ける
6回劇場でみました。
こんなにハマるなんて、思って無かったんです。
この映画、フランス革命を期待して行くとハズレです。しかし、「ベルサイユのばら」としては100点満点。
2時間で駆け抜ける、アンドレとオスカルの人生です。
そもそも、アントワネットの処刑で映画が終わったら、沈みきった気分で映画館をでることになってしまいますし。これで良いのです。
なにより、この映画は画面が常に綺麗。今の技術で描かれる背景、ドレス、ヌルヌル動くキャラクター達。少女漫画の世界観がスクリーンいっぱいに広がります。
澤野弘之さんの音楽も素晴らしい。(英語なのはちょっと気になるけど、そのうち気にならなくなりました。むしろ仏語だと字余りな歌詞になりそうな予感。)
これは、映画館で見なければ。家の小さい画面、ショボイ音響ではこの映画の良さが損なわれると思い足繁く映画館に通うことになりました。
何度がみて気づきましたが、最初の画面で映る光の演出と最後、アンドレとオスカルが天に召され光となる演出。これ、同じなんですね。
2時間のダイジェストベルばらと巷で話題ですが、これはダイジェストではありません。
オスカルとアンドレの2人の人生の走馬灯。
それに気づいた時、更に切なくなり、また映画館で2人の人生に浸りたくなるのです。
制作陣の小ネタもそこら中に散らばっていて何度みても新しい発見があります。
例を挙げるなら、アントワネットのソロ1曲目。在らぬ方向に飛んでいく宝石達。
実際にアントワネットが着用していた宝石達ですね。有名オークションに実際に出品されていた宝石達が曲に合わせて在らぬ方向に飛んでいってます。
そんな時代考察もしっかりされている映画。
令和の時代にこんな素晴らしい作品を映画館でみれて、非常に幸せな気持ちになりました。
革命前夜を駆け抜けるオスカル様たちの生きざまに感動
とにかくオスカル様がカッコいい!!
生き方、信条、力強さ、愛…
ベルサイユのばらやキャラクターたちの新たな魅力に気づける原作愛にあふれた作品です。
平成生まれのマンガの原作ファンなのですが
イントロから音楽で盛り上げてくるキャラ絵巻のオープニングで、わくわくしました。
オスカル様やアントワネット様が令和のきれいなアニメーションで再降臨です。
映像の華やかさ、音楽のわくわく感。
革命に向かう時代背景ですが、私はこの令和版の明るい雰囲気が好きです。
●作画
原作絵に最新のスタイリッシュさが上乗せされてて、作画がすごく良いです。
キリリと凛々しいオスカル様の繊細な表情変化がとくに後半になるにつれ顕著で引き込まれます。
アンドレも、初期の相棒ポジから後半の憂いある顔、苦悩のシーンなど色々魅せてくれていずれもカッコいい。
恋するキラキラしたアントワネット様の可愛さ、今時風なイケメンフェルゼンもいい。
●声優さん
皆さんぴったりだと思いますが、オスカル様がオスカル様すぎませんか!?
沢城さんオスカル様最高です。
兵士たちへの演説(?)シーンや指揮を取るところはリーダーたる威勢に満ちていながら温かみあふれるよく通る声で、まさにオスカル様。
でも歌は甘さもあって…!アンドレと会話するとことかもですが、なんかギャップがいいです。
そして、アントワネット様平野さんの声の使い分けがまた素晴らしい。声優さん若いときと後半で変わったかと思いました。子供の頃の無邪気な愛らしさ、恋する王妃時代、国家の母となった威厳のある声よ…
作画もさることながら、声優さんたちが命を吹き込んでくれるからこそ、激動の時代のキャラの生きざまを感じられる素晴らしい作品になっているのだなと思いました。
●歌
最初見たときは歌で、細かいシーンがすっ飛ばされてるなーとか失礼なこと思ったのですが、リピートして見たらミュージカル風な歌がほんとうに、いい。イメージ映像もキャラの心情をよく表していて分かりやすい。
歌えて、かつキャラにぴったりな声優さんを、よくぞここまで揃えたなと思います。
キャラたちのアツい感情がこもった歌にもハマり、サントラ聞きまくりです。
●ストーリー
二時間に収めるために原作と変わっているシーンがありますが、原作のシーンを最大限に組み合わせて作られています。
劇場版のアニオリシーンもよく練られていて、違和感なく馴染んでいます。
というか、セリフとかちょっと変わっていたのも全然気づかなかったくらいです。
このキャラならこう言うだろう、こういう行動を取るだろう…
製作陣の皆様が、原作キャラの性格、行動原理、心情を理解しているからこそなせる技ですね。
あと戦闘シーンの迫力がすごい。兵士たちがどう動いてどう戦かったのかわかりやすかった。昔の歩兵の戦法がわかる。
俯瞰など色んなアングルで映像が動いていくので、その場にいるような臨場感が味わえます。
歴史好きとしては、市民の生活や革命に対する機運が高まってくる様子の描写もいい。
きらびやかな貴族の生活との色彩の対比。
欲を言えば、オスカル様とアントワネット様が友情を重ねるシーンがもっと見たかったな
性格や立場の違う女性同士の関係性にグッと来るので…
令和のきれいな迫力あるアニメーション&ミュージカル風の楽曲でつづられたベルばら。
中毒性がすごいです。
こんなに何回も映画館に通ったアニメ映画はあとにも先にもありません。
まじで劇場版ベルばらだけです。
9年もの歳月をかけて製作してくださった製作陣の原作愛と作品を産み出して下さった池田先生に感謝です。
ほんとうに、ここまで労力をかけて作ってくださり、この上贅沢な望みだとは思いますが、劇場版の製作陣さまたちで、映画には描ききれなかった部分の長編アニメーション化希望です。
テレビか配信で…
オープニングはぜひ、劇場版のやつで!
原作は心情が丁寧に描かれているので、劇場版は尺の関係でどうしてもストーリーが駆け足ぎみになっているので、物足りなかったり、もっとキャラのこと知りたい!!と思った方は、原作を読み、劇中の挿入歌(声優さんたちの熱や感情がこもった素晴らしい作品)聞いてみるとキャラの心情がわかっていいと思います!
オスカルの引力、普遍的すぎる
女子高生の頃に原作を読んだ時ももちろん大名作だと思いましたが、大人になって改めて今作を観て、オスカルへの憧れで泣けました。そんなふうに生きてみたすぎる。オスカルというキャラクターが我々に示すもの、普遍的すぎる。偉大…
尺足りなく感じる問題は正直あったのですが、多くの方が言及されているように後半の展開がとても丁寧にオスカルの心境を追っていて、個人的にはここを映像で観られただけでも感無量です。
悲劇的ともいえる物語の顛末でありながら、オープニングやエンドロールのテーマ曲が力強く希望に溢れているのもぐっと来ました。決して悲壮感ばかりじゃない、それぞれ誇り高く輝かしく生きたのだという人生賛歌と感じられました。
先述のように2時間の尺の中でどうしても、かなり大胆にエピソードの取捨選択をされており、正直前半は駆け足に感じました。それにより特に原作未読の方が物語全体をどう捉えるかは、わからない部分です。
個人的にはまた観たいですし、今回は描かれなかった部分も含めて原作が読みた〜い!と、ベルばら再燃させていただき、観てよかったです。
原作への愛を随所に感じる映像化で、オスカルたちに再会させていただけたような、そんな気持ちになりました。
とても良かった
原作は高校生の頃ざっと読んだ位でしたが
物凄く楽しめました。
まずオープニングからの熱量が半端なく
ぜひ映画館で感じてほしいです……!
この映画を見て手放してしまった原作も
買い戻して再熱中ですしポップアップストアや
グッズも買い漁るくらい大好きになりました。
映画も大抵1回鑑賞すると満足してたけれど
この映画は何度も足を運び10回近く通ってます。
2時間であの長編を大事な要点は押さえ、
エピソードを繋げ違和感なくおさめた脚本家の
力量に拍手をお送りしたい……。
二部作、三部作にしろと言う人達もいましたが
大人の事情でそれを実現するには厳しいものも
あったのではないかな……。。
前半ダイジェスト感は感じてしまうものの
新規でファンになる方は逆に
『気になる!原作買おう!』と購買力効果に
繋がったと思いますし挿入される歌も
キャラソンの様に私は楽しめました。
原作ファンや『にわかだけど気になる』
『CMを見て興味を持ちました』という
方にはとてもおすすめです。
薔薇は薔薇は気高く咲〜いて〜♪薔薇は薔薇は美しく散る〜♪
鑑賞を決めてから、ずっと頭の中で流れていたオープニング曲「薔薇は美しく散る」。シティハンターでは、TM Networkの「Get Wild」がかかり、これこれ!と気分が最高に盛り上がったので今回もかかるとばかり思っていたら、一切かからず残念すぎる。
ミュージカル風の?声優さんによる歌で綴るダイジェストだったので、それならばなおのこと流して欲しかった!あまりに残念で帰路「薔薇は美しく散る」を聞き、これよ、正にオスカルはこれなのよ!と胸熱。続いてエンディング曲「愛の光と影」を聞き、そうだよ、アンドレの苦しい胸の内はこれなのよ!劇中これ欲しかった!と目頭が熱くなる思い。そして、アンドレは志垣太郎さんでお願いします!!オスカール!!
オスカルが私の人生とは?と悩むところはテレビアニメでなかったような?原作にはあるのかも知れず良い場面でした。全体的には見たいシーンは漏れなく入っていたけれど、ダイジェストの悲しさ、やはりぶつ切り感が半端なく、苦しみ抜きながらも、それぞれの愛と正義に生きる4人の心情が描ききれなかったのは寂しい。
ただ、作画がとても綺麗だったので、麗しいオスカルとカッコいいアンドレ、フェルゼン、ジェローデルを堪能しました♡
それにしても、フランス革命で男装の麗人を主人公にするという斬新さはやはり秀逸なアイデアです。
気軽に楽しむ令和のベルばら!
原作少女マンガの根幹の精神を、わずか2時間で見事に描いた
オスカルが帰ってきた!
少女の頃に憧れたヒーローヒロイン
美しく鮮烈なオスカルが、たしかにスクリーンに存在した
沢城みゆきさんの声と演技が、オスカルのアニメにとても良く合っている
池田理代子先生原作の少女マンガ「ベルサイユのばら」は、フランス革命期を舞台に
特異な運命の中で、自らの道を自身で選び歩んだ女性
オスカルの生きざまを描いた物語だ
この作品の根幹とも言えるテーマ
【女性の自立と自己決定権】が、過去の2次作品では主なスタッフが男性だったからだろうか、あまり大切にはされてこなかった
主人公オスカルをして、男性の後ろからついていく、全く別の人格になってしまっていたこともある
そのような過去と歴史があったので、
今回の映画のオスカルの人格・人物像が、原作少女マンガのオスカルとほとんど一致していることを、今とても喜んでいる
監督・脚本家・スタッフに女性を擁したことで、ようやく
原作者が女性である少女マンガの意義と世界観を、忠実に映像に再現出来た
ようやくベルばらが女性たちの元に戻ってきた
美しいMAPPAの映像
選りすぐりの声優陣
現代的でリズミカルな楽曲
原作少女マンガのみ、から書き起こされた脚本
原作マンガを愛し、その精神を理解しつくした監督
これ以上ない環境で作られた、久しぶりのベルサイユのばらメディアミックスの新作は、
短時間だが決してダイジェストではなく、
「物語の芯」を描ききった
映画の主題は【これが私の道】だろう
♪Blieve in my way の曲でも、映像の中で特に強調されている
映画から感じられた製作陣のポリシーは、以下の2点
1 可能な限り原作少女マンガの内容通りに、忠実に
2 原作少女マンガ・ベルサイユのばらを未来へ繋ぐこと・裾野を広げることに注力・若年層観客の存在を意識(全年齢対象・暴力的な場面を省略)
〈現代の叡智の結集〉
今風の顔のキャラクター・令和の映像技術・現代の優れた音楽・人気の実力派声優
これらは今の若者たちに訴えかけるに必須だ
大人の鑑賞にも十分耐えうる内容になっている
〈暴力的なシーンを極力排除〉
時間が足りないことも幸いしたか
原作マンガに数ヶ所は有る、男性キャラクターによる暴力的な場面が、映画ではほとんど見られず
女性や子どもが安全に安心して鑑賞できる内容になった
男性から主人公への加害場面が無くとも、物語の本質が描けていることには、とても驚いた
革命の戦闘場面はあるが、悲しい場面の大半を映画ラストの短い時間に集約させ、その分
少女マンガらしく、愛・夢と希望・美
を描く時間を充足させた
私は、原作少女マンガ・ベルサイユのばらの主人公は、オスカル(原作者池田理代子氏の思想信条をを体現するキャラクター)
ただ1人であると考えている
(アントワネットはオスカルの対比対象)
特筆すべきは、そのオスカルが
この映画では、身体的にも精神的にも、極めて自然な女性
「軍人の女性」として描かれていることだ
テレビアニメでも、もしかしたら原作マンガでも、これまでのオスカルは男性的あるいは中性的に描かれていたように思う
私自身も、彼女は男性的あるいは中性的に魅力的であれ、と願ってきた
だが今、それは間違っていたと感じている
女性キャラクターが、女性のままに羽ばたく
それが最も美しい姿なはず
男装の麗人ではなく、「軍人の女性」としてオスカルを描いたことも、劇場版ベルサイユのばらの功績だろう
そのことは、「女性は身体的にも精神的にも、なんら自分を変えることなく、自ら道を選んで生きていい」とのエールになり
このエールを受け取った私は、存分に自己を投影できた
これこそが映画鑑賞の喜び、醍醐味なのかもしれない
追記2025年4月
Netflix独占配信が発表された
セクハラ場面が無いこと、楽曲無料公開などは、世界進出への布石であったか
音楽と映像美に圧倒された
遠い昔に原作を読んだきりで、劇場版「ベルサイユのばら」はちょっと懐かしく軽い気持ちで観に行きました。
こんなに素晴らしいと想像もしていませんでした。もう4回観に行ってます。
原作漫画を買い直して読み返しました。
作者・池田理代子さんがおっしゃるとおり原作に忠実に作られているのがよくわかります。
特にラスト30分は見るたびに心を揺さぶられます。
ベルばらは旧作アニメ、宝塚の上演など思い入れのあるファンの方が多いのでレビューが辛口なのは仕方ないかも知れません。
私とは別に、ベルばらを全く知らず白目ギャグのイメージで観に行った娘(27歳)が
「すごく良かった感動した!ベルばらってあんなシリアスな話だったの?」と言って再度観に行ってます。
ストーリー、映像美、音楽が素晴らしいのは言うまでもなく、ベルばらは大河ドラマであり女性として人間としてどう生きるのかという現代に相応しいテーマが根底にあります。
若い層にこそ観てほしい作品です。
圧倒的なエンタメ性
これはスゴイわ。
「ベルばらには男装の麗人オスカルとオスカルを好きなアンドレがいる」ぐらいの知識で観たけどストーリーもちゃんと分かったよ。
ポイント、ポイントでミュージカル風にストーリー進めるんだけど、そこも見事なの。
宝塚歌劇団っぽいね。宝塚で演じられて人気に火がついた作品だから当然かも知れないけど。
登場人物もみんな芝居がかった台詞なのもいいね。舞台となるフランス革命時のパリと良く合ってる。
ストーリーは、フランスを愛するオスカルがその信念を貫くというので進んで、それに色んなラブストーリーが絡むね。
出てくる魅力的な男性はみんなオスカルのことが好き。フェルゼンだけが例外だね。
やはりアンドレを応援してしまう。
振り向いてあげてよオスカルって感じで。
「この者を裁くなら、まず主人である私から」のオスカルはカッコいいね。それを受けて「俺はいつかオスカルのために死ぬ」のアンドレもカッコいい。
そしてアンドレはひどい目にあうね。ここまで登場人物を追い込まなくていいだろう池田理代子って感じなんだけど、当時はこれくらい追い込むの普通だった。
それでも、最後、一晩だけオスカルはアンドレの妻となる。
ここ確か、子どものときも漫画で知ってて「一晩いっしょに寝たからって、なんだよ、それ」と思ったけど、そういう話じゃないね。寝るの意味が子どもと大人では違う。
このときのアンドレの台詞も情熱的でいい。性欲に狂ってるのかって感じもあるけど、違うよ。抑えてきた愛情がほとばしってんの。
そして出陣。「この戦いが終わったら結婚式だ」とオスカル言うんだけど、どうして言っちゃうかな。死亡フラグでしょ。そしてアンドレが去ってしまう。
翌日の出陣で「アンドレ、準備はいいか」ってオスカルが言うのは泣くね。オスカルの生涯を通じてアンドレは隣にいたから、いなくなったことが飲み込めないの。
歴史的な話では、衛兵隊は民衆側に寝返ったんだね。知らなかった。
ルイ16世はやっぱり「俺はイケてないから」と思ってたのかな。
ソフィア・コッポラが《マリー・アントワネット》で「イケてる女の子を陰キャの男と結婚させちゃ駄目でしょ」って感じで描いてたしね。
話は面白いし、演出はスゴイしで、あのエンタメ性をドバーッと浴びるために、もう一度、劇場で観てもいいなと思ったよ。
編集の妙
何度も観に行きたい
昭和のキラキラ少女マンガ
後半30分が圧巻すぎる……!
私、マーガレット連載時期からベルばらのリアルタイムファンです。
オスカルさまが誌上で亡くなった時には気分が喪に服してる状態になって、周囲を心配させたほどの熱狂的ファンでした(笑)
一方でその後の宝塚版ベルばらも一通り見に行きました。別ものとして面白かったし、その後、舞台が好きになってハマるキッカケにもなりました。
その私から見て、旧作のアニメはイマイチでした。
なんていうか、男から見たベルばらって感じで、革命の部分はわかりやすく詳しく描写されていたし、デュバリー伯爵夫人とかジャンヌとか、悪女と言われる人たちの描写は原作以上に良かったんですけど。それもオトコ視線ならではなのかと今では思います。
あのアニメを作った男の人達って、オスカルよりジャンヌのほうが好きだったんじゃないかな。いわゆる典型的な女としての魅力はジャンヌのほうがあるもんね。
前置きが長くなりましたが、今回の令和版ベルばら。
映像は全体的にさすがマッパ!という感じで、ベルサイユ宮殿といい、衣装のレースとかの細やかさといい、「すごい!」の一言です。
絵柄もほぼ原作に忠実で、前半と後半の絵柄の差まで忠実に再現されてる感じ。(笑)
前半の三分の二まではイマドキのミュージカル仕立てで、これはこれで面白かったです。楽曲も今風でとても良かった。映像も凝っていて、飽きさせなかった。ただ、尺の関係ではしょりすぎていて、原作を読んでない人にはわからない部分はあったかもだし、必要なエピソードがやむなくカットされている部分もありましたね。
なのである意味冷静に鑑賞してたんですが。
……後半に入ったら……。
「うわあ、オスカルさまだ………!」って思わせる、重要なセリフがほぼ原作どおりに入っていて。
アンドレとのラブシーンもそこまで原作どおりでなくても(笑)と思うくらいほぼ原作どおりで。
そこから先、ラストまではもう、本当に原作のオスカルさまが動いている感じでした。
ああ、オスカルさま………!
しか言えません。
宣伝用のイラストではそこまで原作の雰囲気どおりとは思いませんでしたが、これはもうアニメ化としては理想的というしかないです。
こんな古い作品なのに。雰囲気を損なわずにここまで原作どおりのキャラとして新しい映像の中で動かしてくれるなんて。
製作者のみなさんありがとう。
長生きしてよかった………!
細かいところでは(作画とか原作改変部分とか 笑)ツッコミどころもなくないけど、長年のオスカル様ファンとして、満点をつけずにいられませんでした。笑
ダイジェストで突き抜けろ
当然名前は知っていますし、名作の認識はありますが、今まで触れてこなかったベルばら。
金髪の人とマリーアントワネットのお話…という程度の知識。
それくらいの知識で観に行きました。
目がすっごいバッシバシだわ…と最初は驚きましたが、見慣れる不思議。マリー・アントワネット可愛いなぁと観てました。
オスカルは大丈夫でしたが、途中アンドレとフェルゼンを勘違いしてしまいました。好きな人には申し訳ない、一瞬こんがらがったんです…。
大作を2時間におさめるんだからそらダイジェストになるのは分かります。それはもう仕方がないことだと思います。強行突破がそもそも無茶。ミュージカル調で茶を濁しておりましたね、悪徳令嬢が出てきたっぽいけどすぐいなくなりました。なんだったんだあれは。
話がダイジェストだしいきなり馬だしこんがらがっておりました。フェルゼンが馬に乗せたんか?とここで思ったんですよ。
ていうか、
ここでアンドレに死刑を言い放つ王に向かって「アンドレの主人として」止めに入るオスカル←分かる
同じく止めに入るフェルゼン←なんで
「私が馬に乗りたいと我儘を言ったから!」と止めに入るマリー・アントワネット←それはそう
止めに入るフェルゼン←ほんとなんで
初見には色々ダイジェスト過ぎて半分蚊帳の外でした。
オスカルがフェルゼンに惚れた流れが分からなかったです。これもきっとダイジェストだからですよね…
色々と本格化してからは王妃として声から幼さの消えたマリー・アントワネットはよかったです。そこからもうオスカルのターン!でしたけども。
オスカルが格好良かったです。
正直、オスカルとマリー・アントワネットのお話だと思ってたので、大して二人は接してないな…?と思ってしまった。
この作品で言えば、キャラクターのみで見たら、ルイ16世が一番不憫だと思う。言えよ!愛してるって言えよ!!!
ミュージカルものは最近好きなので、作中で突然歌がながれることに抵抗はないのですが、フランスが舞台の作品にしては曲調が明るく近代的ね…?となりました。重厚感のある曲でザ・フランスなのでもよかったのよ…?
「ベルサイユのばら」のように気高く生きた人々のお話、と締めてて、タイトルについて考えたことなかったので、素敵な締め方だ…と思いました。確かに気高く生きた方々ですね。
今回はマリー・アントワネットとフェルゼンの愛の歌唱上映会ということで、本編後に生歌唱があって、平野綾さんのドレス姿が綺麗で可愛かったです。ただ、気分はオスカルとアンドレだったので、切り替えが…切り替えが出来ない…!ってなってました。
とりあえず帰りに本屋でベルばら探します。
原作愛に溢れ、丁寧に作られた傑作
50年前週刊マーガレット連載時にリアルタイムで、原作を愛読していました。
宝塚やTVアニメのベルばらも素晴らしいのですが、今回の映画ベルばらは、最も原作愛に溢れた作品だと思います。2時間という制約の中で音楽を効果的に使い、登場人物の感情を表現しています。映画の終盤、7月12日夜オスカルとアンドレが結ばれるシーンから14日にオスカルが亡くなるシーンまでは、台詞や動きなど原作そのままに丁寧に作られています。制約やしがらみがありながらも、自分の意思を貫いて気高く生きたオスカルの姿に、私は涙が溢れてとまりませんでした。
TVアニメが最高のベルばら作品と思っている方々には違和感を感じるかも知れませんが(TVアニメのストーリーやキャラが原作とかなり違うため)、原作好きな方や宝塚好きな方、TVアニメが好きで許容範囲の広い方、初見の方には、ぜひともおすすめしたい傑作です。
まじでやばい!!!
ベルばら2回見て思った事
大好きなベルばら2回見ました。ベルばらミニ可愛いかったです。グッズが欲しかった。入場特典は宝物です。たくさんの方の感想を読みました。ここ分かるとかなるほどなど楽しかったです。自分も何か言いたい。感動した所。オープニング。初めて聞いた時から好きだったので。後、ルイ16世の器の大きさ。アントワネットのフェルゼンを愛しています、は陛下可哀想。言えただろうに愛しているという言葉をにはジーンときました。良かった所。G線を切ったオスカル。静かに切っていましたけど、アンドレに手当てしてもらえたかな?さらば諸々の古きくびきよ、の場面でジョゼフがちゃんといなかった事。天国に行ったのね。ニヤニヤした所。オスカルとアンドレのラブシーン。アンドレのシャツが漫画よりはだけすぎていて笑えましたが。怖くないからでオスカルの髪に手を入れる所がエロくていい。千の誓いがほしいかの台詞も好きですが、アニメのすべてを命ある限りも好き。だって本当にすべてだから。笑ってしまった所。キャー、オスカル助けての馬暴走。まぁこの後アンドレが俺はお前の為に命をかけよう、と言わないといけないし。後、アントワネットの白目と顔の縦線。アニメではちょっと。残念だった所。オスカルとフェルゼンのダンスシーン。踊るか踊らないかで逃げるオスカル。もう正体バレちゃった?アンドレの目をケガさせないといけないからドゲメネ、ピエール坊や、ロザリー登場。オスカルに名前を呼んでもらえなかったロザリー、さぞ無念だったでしょう。なので、オスカルの亡くなるシーンはなんとなく締まらない感が。アントワネットとフェルゼンが布に包まって空飛んだり、海の中のクラゲと戯れたり?でした。後、どなたかも書いていましたがオスカル血を吐いていませんでしたよね。前にアンドレが作り手じゃないか、という記事を書いた方がいてすごく面白かったのですが、その方の言葉を借りるならオスカルが病気になるのは可哀想そうだからカットなのかなと思いました。最後にオスカルとアンドレ声優さんから選んでもらえて良かった。そのへんの俳優では見なかったので。なんだかんだまだいいたい事はありますが、DVDがでたら買おうと思っています。疑問、オスカルはフェルゼンのどこが良かったのか。馬暴走の時に取った行動に惚れた?映画を見て、原作を読む人、アニメを見る人がたくさんいると思います。それも一つの狙いではと考えてしまいます。実際dアニメストアのお気に入り増えました。
こんなオスカルが見たかった
マリー・アントワネットとフェルゼンの話としては物足りなさもあった。ただ2時間弱にまとめようとすると切り捨てる部分は仕方ない。それでも歌とそのバックの映像に乗せて、変化と心情を説明するのは結構良いアイディアだったと思う。
フォーカスされたオスカルとアンドレについては、後半原作に忠実に映像化されていた。ジェローデルと3人がヌーベルエロイーズの感想を言い合うところは、それぞれの立場の違いをしっかり見せてくれた。革命に身を投じようとする娘を止めようとする父ジャルジェ将軍に、男として育ててくれたから社会を見ることができたと感謝する場面は、自律した女性として輝いていた。そして幸福を知り別れ、軍人としての活躍を見せてくれた。原作を読みふけっていて、セリフまでわかるのに涙が止まらなかった。
とても得難い時間だった。
全303件中、81~100件目を表示