「劇場版ベルサイユのばら」ベルサイユのばら こすみさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場版ベルサイユのばら
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本日8回目を鑑賞。
このまま10回目を目指すかな笑。
いろいろな意見はあるけど要所要所をほぼ原作に忠実に再現しており、2時間によくまとめてあると思う。
TVアニメ版との比較レビューが散見されるが、こちらは原作漫画を基にしている映画であって、そもそも全40話のアニメと2時間の劇場版を比べる必要はないと思う。
映画は全体として背景美術が手が込んでいて美しい。
ここ、という場面で花びらや花が差し込まれ、フワッと散る少女漫画ならではの演出が何とも可愛らしい。
ただ可愛らしいだけではない。
バスティーユ襲撃の場面。ドローンが牢獄に向かって下降していくかのようなシーンは何度観ても迫力があり、上空から俯瞰している気分にさせられる。
歌もポップス寄りで馴染みやすく、良いのでは。
ただ残念なのはアントワネットとフェルゼンのダンスシーン。あれは必要ないのでは、と思った。ヒラヒラの布衣装を纏って天に昇って踊るシーン。見ていて恥ずかしくなる。
それならばオスカルのドレスシーンをもっと丁寧に、セリフ付きで描いて欲しかった。
また、尺の関係で描ききれなかったのだと思うが、映画の初めの方で「この先、2輪のバラの花が…」とナレーションするならアントワネットの処刑までやって欲しかった。
これはアニメ化を期待したいところである。
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