「面白かったけど原作知ってる人向け」ベルサイユのばら 鹿の子さんの映画レビュー(感想・評価)
面白かったけど原作知ってる人向け
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一番大事なところは「皆ちゃんと美人」
オスカルもアントワネット様もお綺麗です。それだけで満足してしまいました。
本編はアントワネットの輿入れオスカルが死ぬまでのところまで駆け抜ける&ところどころ改変しているので原作しっかり知ってないと話にならないと思われる。まぁそういう人向けだし知ってれば楽しめる。名前はでてこないけど見ればわかる重要人物も走馬灯のようにたくさん出てるので目を皿にしましょう。
浮気を凛々しく正当化するアントワネット様はある意味すごい。
ロザリーが端折られてるのは仕方ない、アンドレの怪我も話の尺ではあれが精一杯と思う。ただ、オスカルがフェルゼンを諦めるところ、歌入れるよりもう少し尺を長くとってほしかった。オスカルがなぜ女装したのかもわからないし振られたようにしか見えないのです。
ドレスなどの描写は非常に綺麗で、手袋の刺繍なども細かく描いてあるところに気合いを感じる。オスカルのドレスが動いてるのは(アニメで見たとはいえ)結構感動です。少しだけ今風に寄せた昭和の少女漫画という感じで、ベルばらのちょっと自己陶酔している雰囲気は壊れてなくて私は好きです。
何歳になって見てもオスカルの在り方は憧れますし、凛々しい、けど感情も持ち合わせた女性としてちゃんと描かれていて結論的には見てよかったです。
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