「花は咲く、綺羅の如く」ベルサイユのばら uzさんの映画レビュー(感想・評価)
花は咲く、綺羅の如く
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今までまったく触れてこなかったので、2時間で収まらないのは承知の上で入門編として鑑賞。
ダイジェスト感は強いものの、流れは理解できた。
まず意外だったのが、オスカルが女性であることが隠されていなかったこと。
設定からバレたらマズい話だと思っていた。
また、尺に収めるためにある程度は有効にしても、あまりに挿入歌が多くて(15曲!)驚いた。
後半の新聞記者のところはミュージカルっぽかったが、それ以外はダイジェストですらないイメージ映像。
サスガにやり過ぎで逆に尺を食ったように感じる。
マリーの「王妃である前に人」というのは理解するが、貴女それなりに自由にやってましたよね。
後半空気だし、もっと端折ってよかったかも。
オスカルも113分で3回も「気付かなかった…」をやるので無能に見えてしまう。
マリーとハンスのような一目惚れがあまり好きでないので、やはり一番好きなのはアンドレ。
ルイ16世も情けないながらいい人でしたね。
ラストからもオスカルとアンドレが主で、そちらは感情移入できるくらいには描かれていた。
反面、アランやフローリアンは割を食ったのかな。
作画は概ねよかったが、市民の服が綺麗すぎて気になる。
くすんだ色を着せてはいるが汚れの表現はほぼなく、早見沙織キャラは明らかに浮いてたし。
原作はもっと深く複雑な心情や関係が描かれていることは想像に難くないが、いち作品としては平均点。
顔の縦線はまだしも、白目はパロを見すぎたこともありもはやギャグ。笑
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