劇場公開日 2022年10月28日

「"あの"デヴィッド・O・ラッセル帰還!とはならず…?」アムステルダム とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0"あの"デヴィッド・O・ラッセル帰還!とはならず…?

2022年12月28日
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久しぶりのデヴィッド・O・ラッセル監督による歴史コメディは、賢く興味深い題材かもしれないけど、超豪華キャストをうまく調理しきれず散らかった印象。嫌いじゃないけど、この異常に華やかなメンツからすると弱めな作品。
戦い抜こう、必ずなんとかなる。愛とは誰かを選ぶことであって必要とすることではない。2つの世界大戦の間に隠された独裁者誕生の陰謀に、愛と憎しみ。これもまた男2女1(あるいは逆パターンも)による不思議な"男女3人同居モノ"の類でやはりそこには恋愛と友情が絡み合うのが付き物。『ファイター』『アメリカン・ハッスル』デヴィッド・O・ラッセル作品といったらやっぱりこの人!!『マネー・ショート』に続き義眼のクリスチャン・ベイルに、『ブラッククランズマン』に続き白人どものヤバい陰謀に黒人としてジョン・デヴィッド・ワシントンの死線を共に乗り越えた復員兵コンビ、そして賞レース賑わせるような作品に出ることも多い脂ノリまくりなマーゴット・ロビーの主人公3人の固い絆。アムステルダムを去ると不吉なことが起きる…医者、弁護士、看護師。あと、デヴィッド・O・ラッセル作品の常連と言ったらロバート・デ・ニーロも。けど今回はそれ以上にやっぱりスター達が無駄遣い(?)されまくっている。

とぽとぽ