少女は卒業しないのレビュー・感想・評価
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前半卒業あるあるだとおもっていたら
2023年劇場鑑賞45本目。
内容キャスト全く知らずに鑑賞。
知らない役者しかいないし(藤原季節は名前知ってるけど顔が一致せず)パッと見誰が主人公か分かりません。
卒業式前日から始まり、いくつかの物語が同時進行していきますが、どこの学校にもありそうな話が丁寧に語られていき、ドキュメンタリーでも見ている感覚になります。途中卒業式前日にしては違和感のある会話があり、当日になって色々動き始めます。後半結構泣きましたね〜。期待していませんでしたがめちゃくちゃいい作品でした。後味もいいですね。
卒業生代表の子は将来売れる女優さんになる気がします。
思ったとおりのこじんまりした世界だったけれど、喪がちゃんと描かれ...
思ったとおりのこじんまりした世界だったけれど、喪がちゃんと描かれているのは良かった。リョウ君は、高校時代に愛着があるんだろう。
図書館で先生が、本を交換してくれるのはよかった。
作品としては破綻なく秀逸。朝井リョウ原作らしさ。甘酸っぱい青春。だが【千輝くんが甘すぎる】と比して興行的に地味。
コレ、ある程度同年代の高校生、大学生専門学校高卒社会人の支持が欲しい興行。基本女性ね!むさ苦しい男子高校生はアテにできない。
しかし河合優実さんの健闘虚しく、非常に流れるような秀逸な作品なのに結果が追いついていない。高校生の小遣いではせいぜい月一回だろう、映画館に来れるのはねぇ
パンフレットは品がよく装丁も良い。
原作+脚本の妙で【わかる、わかる】的な快適作品。甘酸っぱい恋愛。喪失感。
しかし興行結果に結びついてないような・・
確かに駅から遠い映画館で金曜平日夕方だから仕方ない面もある
しかし、ワシも乗り出した船だ。来週の・・チギラ君 で ワシの爽やかレビュー【本人が思ってるだけという噂も】
で、文筆のみで敵、かたきは取ってやるぞ、本作の死に水も任せとけ・❗️
ペンは剣より✒️強しだ❗️【単に、おっさんジジイの私が「なのに、千輝くんが甘すぎる」単身でお金払って静かに鑑賞。パンフも購入して興行に貢献するだけです。誤解なきようお願いします🥺恥を忍んで・・】
つまり来週公開の【なのに、千輝ちぎら君が甘すぎる】
①イケメン、アイドル なにわ男子の高橋くん主演
②片思いごっこ、とか、【オレ専用のほっぺな❗️】とか現実離れした今風のウキウキ感
が、神々しく輝きすぎてて
対する本作が
①ジャニーズ系の今風イケメン・・有名なイケメン男子タレントを欠いている
②非常に現実的描写、オーソドックスすぎ
て今風の若い女子の心を鷲掴みまでは行っていない。
ワシも、映画館でお喋りに興じる、今風うるさい女子高生集団征伐にメラメラ燃えて🔥
本作に、万全の体制で、説教モードMAXで本作に臨んだのだが、完全に肩透かしであった。
ワシは堂々、定刻を過ぎて予告編後半に、胸を張って入場【虚勢とも言う】
したはずが、・・・なんと・・今年初の、観客ワシ1人だけ。180くらいの器に、ワシ1人
咳をしても独り・・・のリアル地獄・・マスクすらいらない、大声上げようと誰も反応するはずがない
スクリーンの責め苦、たった1人だけ地獄なのであった。
朝井リョウ原作の時系列を直線から平行線に変えて
若手新進気鋭の女優【なぜか主役レベル4人とも2000年生まれ】あっ❗️間違えた。
小宮山さんだけリアル世代2005年生まれ
必ず学園カースト、ヒエラルキーの上位に君臨する
バスケット部🏀、軽音楽部🎸🆚今はかえって希少価値で尊ばれる、図書館女子、料理女子
🆚というほどではないが
廃校寸前の学校の卒業式2日前
という状況ならば・・甘酸っぱい恋愛に💖決まってる。女子は間抜けな男子より優れてるから
恋愛、というか恋愛道も深いのだ❗️
群像劇だが流れるような快適な展開、同じ朝井リョウの【桐島、部活辞めるってよ】ほどの斬新さは無いが
オーソドックスナ快適作品。皆んな見て
森崎、最高だよ。
ここ数年「ここにも河合優実」と気づくほど、作品選びも良く、且つ本人が爪痕残す演技で最早「信頼」のおける彼女。初主演作品となれば観てみたいと思っていたら朝井リョウさん原作とのことで、これまた間違いないだろうと鑑賞を決めました。
ちなみに、中川駿監督は存じ上げなかったので過去作を確認すると、前作『カランコエの花』がAmazon Prime Videoにあり評価も高い。公開1週目のカリテは午前中回がなかったこともあり、公休だった本日、朝一にこの短編を前もって鑑賞しました。で、これが確かに良かった。特に終わり方が最高過ぎですが、うっかり「レコメンド」を有効にしたまま観るとこの演出が台無しなので、まだ観てない方は設定を無効にしてご覧ください(笑)。
話が脱線しましたが、、期待度をさらに上げつつ半年ぶりのシネマカリテへ。
鑑賞してみてまず言えるのは、河合さん主演とありますが「卒業式」という軸に対して、ある役割を担うまなみを演じることで「主演」という見方も出来ますが、基本的にはまなみ、由貴、杏子、詩織という4人の少女たちの群像劇です。「三者三様」(「四者四様」という言葉はありません)エピソードもいいしキャラクターにあった演技も素晴らしく、若者たちの真っすぐで感情の高まっていく様子にオジサンのバカになった涙腺が刺激されます(苦笑)。
勿論、男性陣のことだってちゃんと見てますよ(笑)。
まず、司書教諭・坂口役の藤原季節さん、いいですね。生徒に丁寧に「敬語」で接する感じがとても真摯で慈愛も感じる。詩織(呼称は「作田さん」)からの信頼も当然と思え、またちょっととぼけた感じもむしろ好感を覚えます。
そして、杏子が部長を務める軽音部の部員で杏子と同じ中学出身の森崎を演じる佐藤緋美さん。『ケイコ、目を澄ませて』でもケイコの弟役で存在感あり、とても素晴らしかったことが記憶に新しいですが、今作終盤におけるパフォーマンスは特に最高です。元々HIMI名義で音楽活動をしていますが、兎も角多くは語りません。まさに「映画を観てのお楽しみ」と言って過言のないシーンです。
と言うことで、中川駿監督、チェックインに入れて今後の作品をまた楽しみにしたいと思います。
卒業アルバムのあのひとは・・・・
卒業式の前日から始まり当日に終わる、
ごく短い期間の物語りは
邦画ではあまり描かれることのなかった題材との記憶。
海外には「プロム」との圧倒的なイベントがあり、
その分、扱い易いのだろう。
劇中でもふれられる〔キャリー (1976年)〕や、
結構好みの〔ウォールフラワー (2012年)〕。
とは言え本作を観れば、
どうしてなかなかドラマチックな展開を創れるものだな、との感慨。
実は自分は、高校の卒業式には出ていない。
大学受験のため上京し、
一ヶ月間、親戚の家にやっかいになっており
出席が叶わなかった。
今でこそ結果はWebでも確認できるし、
共通試験の結果を以っての受験も可能も、
往時はそんな便利なシステムにはなっておらず。
叔父叔母にそこまで迷惑を掛けるわけにも行かず、
大学生のアルバイトによる「合格電報」はあったものの、
信頼性には欠け、やはり自分の目で合否は確かめたいとの強い思い。
まぁ結果、全滅し、浪人となったのだが。
卒業証書とアルバムは重い気持ちを鼓舞しながら個人で高校に取りに行き、
担任からは「捲土重来」との有り難いお言葉を頂戴するオマケ付きで(笑)。
とは言え、その当時は、結構な人数が出席していなかった、とも漏れ聞く。
が、今回観たような、
わくわく
どきどき
もやもや
むふむふ
うるうる
のドラマが繰り広げられると知っていれば、
多少の無理をしてでも帰ったのにと、後悔しきり。
今となっては取り戻すことなどできはしないものの。
三年間、ほぼほぼ友達もできず
図書室で時間を過ごした『作田(中井友望)』。
自分は演奏はしないものの、
卒コンを仕切らねばならぬ『神田(小宮山莉渚)』。
式での答辞を読むことになった『山城(河合優実)』。
東京の大学への進学が決まったため、
地元に残る彼氏の『寺田』との仲が気まずくなってしまった『後藤(小野莉奈)』。
何れも男子の陰がチラつきながら、
四者四様の悲喜こもごもは、
実は三年間の集大成がぎゅっと濃縮された時間と言え。
自分達の学び舎が、今年を最後に取り壊され、
新しい校舎に移るとの設定も
エピソードを膨らませるスパイスとして上々に機能している。
技量的にはいまだしも、
後ろ髪を引かれつつ旅立とうとする少女たちを
四人の女優さんが瑞々しく好演。
葛藤と闘いながら、一段の成長を遂げる姿は
観ていて清々しい。
女性陣の皆さん全ての演技にメッチャ引き込まれた邦画。 本年度ベスト!
河合優実&中井友望さん目当て。
この二人の演技を観ているだけでも満足度は高め(笑)
高校の卒業式前日と当日の2日間の出来事を切り取った感じの作品。
家庭科室で自分が作ったお弁当を男子と二人で食べる山城。
友達との交流を避け図書室で先生に悩みを打ち明ける作田。
地元に残る彼氏を差し置いて東京の大学に行く後藤。
これらの女子学生の2日間をオムニバス的に進んで行くストーリー。
序盤は何も起こらずぶっちゃけ暇で退屈な感じ。
その後、?と思うシーンからの展開に意表を突かれた感じ(笑)
やっぱり山城を演じた河合優実さんが良かった。
卒業式で答辞を述べるシーン。
指名されてもなかなか立たなかったり、なかなか喋らないシーンが不思議。
答辞の場面は何故かカットされていたけどその後に答辞を述べるシーンに泣ける。
中井友望さん演じる作田。
図書室で先生に悩みを打ち明け、自分の殻を破ろうとする感じが良い。
軽音楽部の口パクバンド。
ヘブンズドアのヴォーカル。
彼を思う軽音の部長の卒業式後の演奏会での素敵な演出も良かった。
地元に残る彼と東京の大学に行く二人のやり取りも何だかリアル。
かなり期待していた作品だったけど、満足度はそれほどでも無かったのは残念。
卒アルにコメント書く儀式。
自分の世代にはありませんでした( ´∀`)
俺もまだ卒業してない
わが河合優実の初主演作と銘打たれ、東京国際映画祭でみのがしていた本作遂に鑑賞。確かに重い比率ではあるものの、緩やかなつながりを持った複数主人公の話であったことが個人的には残念だった。他の3人もしっかり演じられており好感がもてるが、とにかく河合優実をもっともっと見たいと思った。シュンの母親を見てしまい普通でいられなくなる、その先も見てしまいたかったのだ。映画全体でも最もエモーショナルなパート、俺ならここ7割であとの3話をも少し強めにここに絡めるかな(笑)。
軽音の話は、「あつい胸騒ぎ」のター坊、「ケイコ」の弟、佐藤緋美なかなかヤルな、なんだけど、もっと一般客を唸らせるほど歌と英語が巧かったらなあと。それと小宮山莉渚部長、道具や衣装全部隠すのは、小説はどうかわからないけど映像ではやり過ぎでしょ。
小野莉奈は日常生活の演技はうまいんだけどバスケ部部長には見えないんで役柄変えても良かったかと。
今までになく普通っぽい藤原季節は、なぜか「途中で変態教師にならないでくれ!」と拝んだ甲斐もあり?最後までいい先生で安心した。
なぜ、「しない」?
なぜ、題名を「少女は卒業【しない】」にしたのかがよくわからない。
もう一度見直して考えてみたいのですが・・・。
追記
今度は最初から4人の区別もつき、細かいところまで気にしながら見ていた・・・のだが、途中から、自分の高校時代や大学時代を思い出し、後はずっとその記憶にひたっていた。
つまり、そんな映画。
ただ、2回見ても、なぜ「しない」にしたのかはわからないまま。
でも、また見に行ってよかった。
なんか登場人物みんながまぶしい!
それぞれの卒業式
河合優実は、さすがの演技だけど、感動まではいたらず。
卒業式までの2日間にスコープした群像劇の割には、テンポが悪い。4人の物語が、卒業式で交差してクライマックスを迎えるのかと想像していたが、そうでもない。
答辞を読むことになった山城まなみのエピソードは、回想編も唐突だし、ファンタジーありで感情移入がしづらい。
あのトラウマがあるんだったら、山城まなみを主軸にしたストーリーでよかったんじゃない?
好き嫌いははっきり分かれるタイプかな…。
今年58本目(合計710本目/今月(2023年2月度)24本目)。
ここの紹介や公式ホームページ等にも紹介はあり、学校(高校)を卒業する(卒業式)の2日前からスタートし、卒業式の日やそのあと(少しだけ)に「高校でやり直したいこと」「後悔していること」に焦点をあてた内容です。
このため、主人公(誰を主人公にとるかはいろいろな立場があると思います)の移動範囲は実質的に高校以外のシーンはないので(高校以外のシーンが写る方が少ない?)、「何がなんだかわからない」ということはまず起きえないと思える一方、「そのために、映画のストーリーの範囲がどうしても読めてしまう」という考え方もあります。
私も(性別は違っても)同じような経験はしたし、人それぞれ少しずつ違っても同じようなことを考えている方は多いのではないか、あるいは、いるいないが半々くらいに分かれそうで、「そういう経験もあったなぁ」だと共感度は高いですが、そうでない場合、特定の俳優さん(出演者さん)の応援枠になりそうです。
一部、高校内で民法上怪しい行動(不法行為ほか)の描写がありますが、一部にとどまりますし、ストーリー上必要といいうるし法律を論じる映画でもないので減点なしの扱いにしています。
高校の(卒業の)とき「あのときこうしておけば…」という「悔い」がある方はぜひぜひ。
映画館という閉ざされた空間で感じて欲しい
原作と映画は別もの。
とはいうものの、いつもの癖で、監督(脚本)は原作をどう料理したのか、やはり気になります。
原作は『桐島、部活辞めるってよ』と同じように直接の絡みはない群像劇で、7つの掌編から出来ています。今回の映画は、このうちの4篇をベースに監督なりの改変を加えたものとなっていました。
私の場合、原作の中の『在校生代表』の送辞の再現を見たかったので、アレ?と思ったのは事実ですが、監督の憎いところは、ラストの方で河合優実さんにその役割をほんの一部とはいえ、転嫁したところです。
ちゃんと原作ファンにも配慮してるな⁈と単純な私などは納得してしまいました。
この映画の中では、河合優実さんの実力についてはもう別格❗️
ということで、個人的な萌えポイントをひとつだけ。
中学時代バレーボール部だった軽音部長‼️
こんな素敵な女子がいたら、私だったら一生着いていきます。
でも、男って本当にバカなんです。
神田さんがお膳立てしてくれたことには、きっと森崎は気が付かないんだろうなぁ。思い余って後輩の女子がそのことを伝えても、ふーん、とかしか反応しない。歌唱力をちやほやされて、気持ちがそっちに行ってしまったりする。そして、何年か経って、初めてその有り難さに気がつく…
みたいなことが、多いような気がします。
作田さんや後藤さんについても語りたくなりますが、やめておきます。余計な先入観なく映画からでも、原作からでも、是非感じて欲しい。そういう映画です。
大人になってしまうと、焦れったくてイライラするような時間が、どれほど宝石のように輝いていたのか、それを思い出す、とても愛おしい時間でした。
少女は「高校」を卒業するが、少女は「少女」を卒業しない。マル【追記】「カランコエの花」(2018、製作は2016)、今年最も衝撃を受けた作品。ぜひ鑑賞してほしい。【再追記】「桐島」再上映に感謝
【再追記】コレまた公開記念で、朝井リョウ原作「桐島」を上映してくれる立川シネマシティさんに感謝します。3/4(土)から1週間
【追記】「少女は卒業しない」は感動・共感したが、「カランコエの花」は感動ではなく問題提起の衝撃度がすごかった
LGBTに関する理解や社会の状況は変っていないように思える。だが「カランコエの花」を見ると製作された7年前(2016、公開2018)より確かに変化していることがわかる。
今なら生徒や先生も、もっと穏やかで落ち着いた対応になっただろう。7年前ならあれだけ浮き足だった対応だったかもしれない。LGBTが話題になることも今よりはるかに少なかった。だいたい私もLGBTという言葉を知っていたかどうかさえも怪しい
映画館と地上波でしか映画を見れない私としては、「少女は卒業しない」公開記念で上映してくれた立川シネマシティさんには非常に感謝している。(以上 追記)
名作あるいは傑作。
レビュータイトルは私の偏見に基づくバイアスのかかった見方だけど、思った通りの秀作だったので満足だ。
ひとりひとり見る人によって刺さるところが色々あると思われる。私も1つあげたかったけど、有りすぎて困ってしまったのでパス(ちょっと卑怯)
この後もう1本見るつもりだったが、いい映画を見た後の余韻にひたっていたかったので見るのをやめた。
「桐島」がつまんなかった人は絶対みない方がイイよ。人によってはヨク寝られる。zzz
ちなみに見るつもりだったもう1本は「湯道」か「逆転のトライアングル」。
2023/2/23(木) city1
祝、初主演河合優美!4人それぞれの卒業
とても後味の良い青春映画でした。
それでいて、ところどころ「なぜ?」「なんか今の変だな」という引っ掛かりがあるのですが、それが見事に回収されて、とても後味が良い。
また、セリフの無い微妙な表現や間、カット割りしないで手持ちカメラの等身大の目線が、2時間で4人の少女に感情移入させられて、それぞれの卒業に涙してしまった。
始まりは、ヤバい、たくさん人が出てくるけど、見分けがつかないかも、、、どの人が主役なのか迷いました。正確には、河合優美さんは知っていたので、残りの3人が分からなかったです。4人という数字くらいは知っていたほうが見やすいかと。
2時間でそれ4人、オムニバスのようで、それぞれが繋がっている。とても良いストーリーでした。さすが、直木賞作家です。
同時に、4人の卒業後を応援したくなる、感情移入させてくれた監督にも感謝です。
ここから、将来の「神木隆之介」や「橋本愛」のような名優が生まれるのだろうな、と。各俳優陣と応援したいです。4人の女優さんと、あの歌、、、
あらすじだけを文章に書くと、ありきたりなよくある話なのかもしれませんが、画面に食い入る映画であれば、絶妙な間とか心情が滲み出て泣けてきます。
やっぱり映画館で観る映画は良い!
そう思わせてくれた良い映画でした。
「桐島、部活やめるってよ」以来の高校映画の傑作
卒業間近の何とも言えない緊張感に包まれた高校生活が上手く切り取られている作品。
4人の少女が軸で進められる青春群像劇であるが、不自然に絡ませるようなことはなく、細かいところで繋がってるんだなと気づかせるところがとても上手いと思った。
4人の中でも、小野莉奈は等身大の役を演じるのが本当にうまい。
"普通"それがいいんだよと思わせるリアルな姿が引き立っていた。
作品全体を通して、教室に廊下や体育館など全てが繊細に描かれた世界観は、随所に懐かしさを感じさせ、あの頃の匂いまで思い出させる没入感で、家に帰ったら卒業アルバムを引っ張りだしてあの頃を思い出したくなった。
群像劇のセンスが良い
朝井リョウ原作でまたしても映画化成功と言える作品が出てきた。監督の前作を見ていたので、プロデューサーがこの監督を選んだセンスが光る。
経験の少ない若者ばかりを集めるとどうしても嘘くさく見えることがある教室シーンも違和感なく見ていられた。セリフ回しだけじゃなく、手癖や膝の曲げ方、姿勢など演出が行き届いているなと感心させられた。
4人の群像劇なんだけど、それぞれがまず面白いことが前提。全てを伏線回収のように集める作品もいいけど、この作品は安易に逃げず、4人に重なる部分と重ならない部分とを上手く提示している。4人を並行に描いているように見えるからこそ時系列操作にしばらく気付かなかったり。さすがにそれぞれのラストは交互に描かないほうが良かったかなーと思ったけど(図書室のシーンはストレートに見せたほうがもっと感動したと思う)。
河合優実の息遣い。答辞と言えば「ラストレターの広瀬すず」だったけど、また違った形での良い答辞だった(最初聴かせないのも憎くていい)。スローから手持ちカメラがスッと動き出す緩急と河合優実の熱演。何が彼をそうさせたのかは示さないのも良い余白。
贔屓の女優中井友望と藤原季節のやり取りも良かった。一番卒業したがっている中井友望が卒業までの2日で大きく成長した結果のラストシーン。大切なことはこの2人が多く言語化していた。
うーん😔評価がなぜ
取り壊しの決まった高校(59期とあったが、60年で取り壊し?)の卒業生複数人のシチュエーションを巧みに交差させながら進んでいく
時間の流れが長く(ダラダラしすぎ)最前の人々は何度も背伸びをして、苦情殺到…テンポは最悪
ただ内容はそれぞれのシチュエーション毎にテーマ的なものがあり、楽しめた
しかしここまで評価が高いのは…
試写会の評価が多く、下駄履きだと思う
こんなに可愛女子高生だけの高校は無いだろうし、ノスタルジックには浸れたが、不完全燃焼
卒業したけど
2023年1月29日
映画 #少女は卒業しない (2022年)鑑賞
高校の卒業式の前日と当日を迎えた4人の女子高生のそれぞれの2日間を描いた作品
進学、友情、恋愛・・・高校生の抱える悩みや希望が、主人公たちの素晴らしい演技によりみずみずしく描かれてます
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
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