「大きな世界の中の小さな世界」少女は卒業しない Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
大きな世界の中の小さな世界
卒業後校舎の取り壊しが決まっている地方の高校を舞台に、4人の少女の「卒業」をみせる話。
卒業式前日から始まって、東京の大学に進学することで彼氏と揉めている女子バスケ部長、変わり者扱いされている同級生男子に惹かれる軽音部長、人と話すことが苦手でいつも図書室で過ごして来た女子、卒業式の答辞を読むことがみんなが知ると空気が変わった何かを抱えている少女をみせていく。
自分が高校生だったのはもう30年以上前だし、当時からかなりドライなタイプだったし、東京出身だから上京云々も良く解らないけれど、高校生らしいそれしか知らない子達のそれが全ての、でも大人からみたら他愛のないやりとりが何だか懐かしくもあり爽やかでもありむず痒くて良い感じ。
そんな中でも答辞の少女は過去に何が?は結構早くに察しがつくし、映画としては全体的に波が少ないし、10代や20代の人と自分の様な世代の人には見え方がだいぶ違うだろう作品だった。
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CBさんのコメント
2024年1月25日
ふふ、Bacchusさん、高校生時代からドライなタイプだったんですね。わかる気がするなあ〜。
俺は、地方から東京へ出てくるヤツ、だったので、その面も含めてめちゃハマりました!