「ルイは良いヤツ」ファミリア uzさんの映画レビュー(感想・評価)
ルイは良いヤツ
生きようと必死だとはいえ、マルコスを擁護できないため、のめり込めなかった。
序盤のみならず、終盤にも相談にきた(?)側なのにいきなり暴言吐くし。
また、半グレとはいえお金を盗んだマノエルがきっかけを与えたのは事実。
リーマンショックでの雇い止めも、平気で切り捨てた人ばかりではないハズで。
何でもかんでも「日本人が悪い」と被害者面する描き方をされていて印象がよくない。
日本人を恨む姿勢も、ブラジル人に憎しみをぶつける海斗と何も変わらない。
(もちろん一番悪いのは海斗たちだが)
演技面では初挑戦の多いブラジル人たち含めて良かった。
難があるとすれば、役所広司が学のない人間に見えないことくらい。笑
終盤の神谷家に降りかかる悲劇には、心が重くなった。
従順だったルイが殺され、牙を剥いたマルコスが生きてるのは違和感アリ。
あんな録音じゃ証拠にならないし、誠治の危険すぎる行動を隆が許すのも不自然。
半グレとの部分はそういった穴も多く、だったら労働環境の軋轢とかの方が、地味ではあるが好みだったかも。
(ワケドファジレさんは某TV番組で拝見してたので、「これ親父さん激怒するだろ」と気が気でありませんでした)
uzさん、お返事ありがとうございます。
宗教上の背景があったのですね。なら、尚更、反抗のための反抗のように脱ぐかも?単にギャラがいいとかっていう理由かもしんないけど。
私も、生家の願い寺が天台宗という理由だけで比叡山延暦寺に初詣に行ってましたけど、天台宗でも瀬戸内寂聴は認めないとか言い出す人もいて(私も好きじゃないけど)、面倒なので(^_^)v、宗教の三大要素「教祖、教典、戒律」がない、神道すなわち、神社への初詣に切り替えました。めちゃくちゃ気持ちのいい神社でしょっちゅう行ってます。
ご先祖様(親含む)に感謝しながら、バージョンアップ、ニューリアルを更新していってます。
余談
誠治がマルコスに言った「死ぬな、生きろ」というような台詞を、隆も誠治にかけています。
なので、作品としても誠治を肯定しているわけではないのかと思っています。
cocoloさん
誠治に関しては、その奥さんへの後悔もあってか自己犠牲を省みなさすぎる面があったかと。
そういった意味で、劇中善人には見えるが共感や尊敬はできませんでした。
こちらは僕自身の感覚です。
cocoloさん
僕自身ではなく、親父さん目線での話ですね。
イスラム教徒のため、肌を晒してモデルをするファジレさんと絶縁していた、という内容だったので。
勿論、番組を鵜呑みにはしませんが、頭にチラついてしまったのです。
追記のコメントです。
私は、セイジさんの息子が陶芸継ぐのを反対する予告を見て、なんでかな?と気になって映画を観に行きましたけど、私は、個人的にセイジさんみたいなタイプは嫌ですね(^_^)。結局、働き者の奥さんに甘えて、自分は陶芸道楽してきたわけでしょう?いいとか悪いの問題ではなく、このテの男性が好きな女性もいますし、セイジさんみたいな人の部下はマルコスみたいなのがお似合いというか、合うと思います。それだけ、かな。
エリカのラブシーンに過敏に反応していらっしゃる方少なくないですねぇ(^_^;)))私は、若い子の、ギリギリの余裕のない感情……ベッドに行くまで待てない!って形で上手い演出&表現だなって思いましたが、男性にはそれ程、エリカさんのラブシーンが理性ふっ飛ぶ程衝撃的だったってことでしょうか。だったら、演出家の成功で、製作サイドの勝ちかな。
AVに出たとかじゃないですし、そもそも、子離れ出来ない父親を持つ娘はテレビなんか絶対に出ないですね(⌒‐⌒)