くまじろう！ちきゅうをすくえ！　熊出没のレビュー・感想・評価

ブシロードムーブ、面白映画配給
ほぼイオンシネマのみ、吹替のみの上映　フル3DCG
宇宙から謎のキューブが降ってきて、くまじろうがそのマスターキーを得てしまう。
J20らしき戦闘機のとの空戦が序盤を盛り上げる。
キョウさん、くまたろう（福山潤イケボ）などレギュラーキャラは序盤で分離され、ゲストの宇宙猫とくまじろうで進行していく。

猫は家族の手がかりを探しに地球にやってきてくまじろうは協力することに、技術を狙う悪の組織が猫を追う。
6耳の猫は黒いスーツをまとって高速で戦い、ブラックパンサーかソニックのようだ。

オリジナリティは薄いが、ファミリー向けに手堅いだろう。シリーズの知名度が低く、字幕版の上映で国内の中国系観客向けとしても良かった気もする。

2025年劇場鑑賞337本目。
エンドロール後映像無し。
パンフレット無し、吹き替えしかないのでマイナス1点。

原題は熊出没という今の日本では不謹慎すぎるタイトルの中国アニメですが、劇場版8作目で、全国公開はこれが初めてらしいです。一応2021年に7作目が日本の一部地域で公開されたのまでは検索できました。
観た時は8作目とは知らなかったので、えらいSFの映画だけど、これが通常状態なのか、今回だけなのか分かりませんでしたが、クレヨンしんちゃんみたいな毎回それっきりの設定で大冒険するのがフォーマットみたいですね。じゃ9作目だとあのキャラいなかったことになるのか。

中国のアニメでくまじろうという名前なわけがなく、エンドロールで見ると熊ニという名前でした。吹替だからって人（熊だけど）の名前変えるの気持ち悪いなぁ。竈門炭治郎がアメリカでストーブ・チャコールみたいに名前変えられてたら嫌でしょう。話自体は悪党が力を求めて宇宙の技術を狙うのにくまじろう達が巻き込まれるという話なんですが、個人であれだけの軍事力持ってる奴が今更いいだろ、としか思えませんでした。くまじろうの性格もこれ単独ならいいけど、8作も作ってこんな感じだと今までもずっとこんなうじうじしてたのかなと思うときっついなと思いました。

大勝利。

ファミリー向けアニメ映画が好きなので、事前に情報を入れずに鑑賞。冒頭に出てくる中国語の文字で中華系アニメであることを知る。

中国の映画・テレビ番組の続き物なので、知らない人は最初は人間関係（熊？）が分からない。少しずつキャラクターの性格や関係性が分かると楽しくなってくる。

キャラクターの動きはコミカルで、アクションシーンは迫力があり心理描写も丁寧。子供も大人同士でも楽しめる良作。

ただ劇場に私と同行者以外に観客がおらず、貸切状態。とても良い映画なので知名度が無いことがもったいない。