「共感できませんでした」劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE さとさんの映画レビュー(感想・評価)
共感できませんでした
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主人公が最終的に選ぶ手段がテロ行為ってどうなんだという気持ちが消えません。
一期のころ、学業や適性検査では超優秀だけど新米監視官として最初は何もできなかったけれど、いろんな経験を積んで逞しく成長していったはずの主人公。
今作では信念を貫く姿を見せたかったのかもしれませんが、周辺の人への悪影響や迷惑を省みず自分の意地を貫いている人にしか見えなかった。
衆人環視のなか局長を殺し、ドミネーターで裁けないケースもあることを社会に見せて法律(刑法だけの話と思っていますがここも製作陣がどこまでの範囲を指しているのかわからなかった)の廃止を止めたと言いたいのでしょうが、サイコハザードが起こってもそれはやむを得ない犠牲だとでも思っていたのか?
自分の信念を通すためなら選ぶ手段はなんでもいいということではないと思う。
そのような手段をとっておいて収監されての慟哭シーンはしらけてしまった。
この先結局無罪放免されるのを知ってるだけに。
また、狡噛が誰かを殺そうとするとやたら殺させないと言うわりに慎導が人を殺すのは止めなかったりその手のことが度々あって常守の行動原理は一貫性がない。
二期以降、常守すごいなというエピソードは特にないのに周囲のキャラからやたらと賛美されるあたりから違和感あったけど、ちょっと説得力なさすぎではないでしょうか。
どうせ見るなら共感できて楽しかった、良かった、と言って終わりたいので説得力ある話にしてほしい。
一期だけで終わっていた方が良かったなと思いました。
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