「ストーリーもっと練り込むべきだったのでは?」劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE クイックさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーもっと練り込むべきだったのでは?
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映像はよかった。迫力のあるアクションシーンはかなり多い。
ただほぼ実弾での戦闘ばかりで、このアニメの特徴であるドミネーターの活躍が最後の方だけってのはどうなんでしょ。
音楽もいいが基本的には旧作アレンジ曲が多かった、専用曲にまで手が回らなかったのかな。
肝心のストーリーはというと、これがいまいち浅いし軽い。脚本家は自分の作った3への話の道筋はちゃんとつけてほしかった。
最大の謎であった3での常森朱収監の理由は最初の10分と最後5分だけ見れば十分。
じゃぁ、繋ぎとして他のキャラについて掘り下げているかというと、肝心の3で語られなかった雑賀譲二とアキラ・イグナトフと慎導篤志の扱いが雑すぎる。
ピースブレイカー(3でのパスファインダー)も要するにシナリオ上で悪役が必要だったから作っただけという感じで特にひねりもなく。
「退場早すぎない?まだ前半だけど」「ビフロスト関与の匂わせシーンとかもっと作らなくていいの?」「アキラと篤志もっとドロドロした濃厚なエピソード無かったの?」「六合塚さん、色相はこんな事件があったのに映画後に回復したの!?」「3であんなにパスファインダーに恨まれてた狡噛だけの話は?」とか逆にモヤモヤする感じ。
この後の話ももう1作つくって一儲けする気なんでしょうか・・・?
この映画で株を上げたというか、バックグラウンドを一番活かせた活躍をしていたのが須郷徹平。須郷のための映画と言ってもいいのではないでしょうか?
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