ムーンインパクトのレビュー・感想・評価

メインの「ブラックホール」が出てくるまでが長かった（笑）

　B級パクリ映画のデパート、アサイラム社のSFパニック、おそらくアサイラムのことだから2019年に破壊王エメリッヒが1億4000万ドルの予算をかけて月が地球に衝突する「ムーンフォール(2022）」の制作発表を知って急遽製作したのでしょう。本命より先に世に出す作戦のせいかつくりは雑、殆どジムとポールの兄弟科学者しか出てきません、兄のジムは一年以上も前に惑星の月面衝突を予知していたという天才科学者、地球への衝突回避は反物質エンジンとか、人工ブラックホールとか突飛過ぎて理解を越えています。
まあ、お約束通り地球が助かって良かったですがヘリコプター墜落から宇宙船破壊まで作戦を阻む苦難の連続でハラハラドキドキ、宇宙船から宇宙に自動車で脱出とはハチャメチャですね。

　ストーリーはだいたい「ジオストーム」で勝手に「アルマゲドン」。

　ジャイアント・インパクト説曰はく、かつて１つだったものの現状近すぎず遠すぎずな適度な距離感を保っているが故に互いにあるいは一方的に恩恵を被っている地球と月の、小惑星によって破綻した関係性を修復すべく奮闘する、かつて同じところより出でししかし過去に起きたとある事件により確執が生じ疎遠だった兄弟が和解するヒューマンドラマを堪能せよ。

「アルマゲドン2007」(2006)...「アルマゲドン2012 マーキュリー・クライシス」(2011)...「ジオストーム」(2017)...

と兄弟愛　ジオストームに似てる　月に小惑星衝突によって軌道が狂ってしまい地球に衝突まっしぐらというディザスタームービー　低予算なのか途中の景色も荒涼としていて、登場人物も少い　小難しい理論を展開していて科学的に正しいのかは❓❓だったが妙に通信に偏っているような…AI宇宙船のみならず宇宙カー。そりゃスゴい　ニトロエンジンって？　迫力イマイチだけど中々個人的には好みのストーリーだった