「最低のクリスマス映画」サイレント・ナイト odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
最低のクリスマス映画
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タイトルから楽しいクリスマス・ファンタジーなどを連想するかもしれませんが正直、観たのを後悔する最低なプロットのクリスマス映画。
クリスマス・パーティに集まる友人たち家族の群像劇、許せないのは聖なる夜に謎の毒ガス蔓延、なんとお手上げの政府は救命どころか安楽死のピルを配布というとんでもない悪魔の聖夜。冒頭、流れる曲はサイレント・ナイトではなくクリスマスにはダサいセーターを着て楽しもうというマイケル・ブーブレのクリスマスセーター、こんな歌クリスマスには不向きと劇中でも言っていたが、これから起こる出来事の暗示にも思えます。12人のパーティは最後の晩餐をなぞったのかしら、理不尽な終幕にサイレント・ナイトが流れます。
監督・脚本のカミラ・グリフィンの実の息子3人が出演し熱演、ギャラの都合だと言っていましたがこんな人殺しパンデミック映画に良くも出したものです、コロナ禍の最中でもあり動揺もあったのかもしれませんが楽しいクリスマスを汚す想定は最低で全く好感が持てません。ただ、帰郷して家族でお正月を迎えようとしてとしていた元旦に起きた能登地震のことを顧みると実社会には理不尽なことが稀にあるので複雑な思いです・・。
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